読売新聞夕刊エッセイ「ファドの流儀」第2回目
- 2021.03.02
先週2月24日(水)は読売新聞夕刊エッセイ連載の第2回目でした。
長期リスボン修業の日々を書きました。
私が心揺さぶられた歌い手たち、ファドの基本など。
次回は明日3月3日(水)です。
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先週2月24日(水)は読売新聞夕刊エッセイ連載の第2回目でした。
長期リスボン修業の日々を書きました。
私が心揺さぶられた歌い手たち、ファドの基本など。
次回は明日3月3日(水)です。
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新ミュージックビデオ第3弾は「Para ti(君へ)」日本語バージョン。
娘をお腹に授かった際、
どうしても歌いたくて日本語歌詞をつけた大切な一曲です。
作詞作曲:Luísa Sobral
歌・日本語歌詞:津森久美子
ポルトガルギター:上川保
ギター:水谷和大
撮影・編集:山本真也
シンガーソングライターのルイーザ・ソブラル自身が
妊娠した際に作ったポルトガルポップスをファド編成で演奏しました。
あの時感じていた愛しい胎動、
そして産んでくれた母への思い・・・
原詩を基本にしつつ、
自分の実感を訳詞にする作業はとても心躍るものでした。
どうぞご覧下さい。
また、「津森久美子You Tubeチャンネル」の登録もよろしくお願いします。
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新たなミュージックビデオは「Lágrima」(涙)。
私が初めて覚えたファドで、ずっと大切に歌ってきました。
作詞はファドの女王 故アマリア・ロドリゲス、
作詞は名ポルトガルギター奏者 故カルロス・ゴンサルヴェスです。
ファディスタ:津森久美子 ポルトガルギター:上川保 ギター:水谷和大
撮影編集:山本真也
あなたへの想いに胸溢れて 寝ても辛さが増すばかり
あなたに会わないと言って あなたを夢に見てしまう私の罪
このまま一人いるなら ショールに身を包み横になろう
私が死ぬときがわかったら あなたがその時一粒の涙を流してくれたら
私はどんなに幸せに逝くことができるだろうか
愛する人への想いを歌ったアマリアの美しい詩です、
関係がうまくいっていなかった母親への想いを綴ったとも言われています。
どうぞご覧下さい。
またYou Tubeチャンネル登録もよろしくお願いいたします。
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レコーディング・撮影を進めてきたミュージックビデオの第1弾が完成しました!
ポルトガルギターの巨匠 故カルロス・パレーデス作曲の「Verdes Anos」。
タイトル訳は「緑の時」と言ったらいいでしょうか。
若い青さを、ポルトガルでは「緑」で表現します。
若き2人の悲しく苦しい愛を描いた作品です。
~誰にも言えない愛だった 死に神が二人を笑っている 緑の時~
ポルトガルギターはパレーデス作品を得意とする若き実力派、山本真也さん。
ギターは、本場リスボンで日本人として初めて本格的にファドのギター伴奏を学び、
長年私のギター伴奏も務めて下さっている水谷和大さんです。
想いを込めて作りました、ご覧いただけたら嬉しいです。
ミュージックビデオは他にも編集中で、今後も完成次第公開します。
ご期待ください!
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昨日、読売新聞夕刊にエッセイ「ファドの流儀」の第一回目が掲載されました。
思っていたより大きく紙面に載っていて、
開くときからドキドキが止まりませんでした。
第一回目は私の思うファドの「神髄」や、ファドとの出会いを書きました。
実際に手に取って読んでいくと、
演奏もなかなか叶わないコロナ禍で、
こうやって書かせていただけたことがとても嬉しくてなりませんでした。
第2回目は来週2月24日(水)です。
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本日2月17日(水)から全4回(毎週水曜日)で、
執筆しましたエッセイ「ファドの流儀」が掲載されます。
どうぞご一読ください。
第1回目:2月17日(水)
第2回目:2月24日(水)
第3回目:3月3日(水)
第4回目:3月10日(水)
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癖で、ファドを説明するときに「悲しみや喜びを歌う」というように
「悲しみ」を先にしてしまう。
昨日、ある企画説明文をこんな風に書いたら、
担当者さんが「喜びが先だとどうでしょうか」と言ってくださった。
ファドは人生を歌うから、悲しいだけじゃなく喜びもある。
私は日頃そう言っているのに、
この無意識の癖・・・!!
些細なことなんだけど驚いた。
人によって好みもあるので、
どちらを先にしたらいいという話ではなく、
ただただ自分に驚いたという話です。
当事者の無意識による偏りを防ごうと、
第三者の意見も聞くようにしているんですが、
久々にこれは大きな気づきでした。
この企画も近々発表予定です。
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次回の「よみうりカルチャー」課題曲用楽譜、最終確認中。
明日のオンラインによる訳詞確認にも出席予定の娘さん。
ポルトガル語の先生と久々の再会に向けて、
カタカタと(壊れて動かないパソコンの)キーボードをたたいています。
お母さんとおんなじことがしたい1歳さん
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日本人がファドを歌うにあたり、おさえておくといいポイントのひとつ、
MとNの付く単語は「ンー」と鳴らしてから言う!
日本語の「ん」は飲み込んでしまって、自分には聞こえても相手には聞こえていないことが多いです。
ポルトガル語の「ン」は喉の奥で飲み込まず、はっきり音にして前に出すイメージで歌うと、
ぐっとファドっぽくなります。
フワフワの動物を「もふもふ」と言う際に、ものすごくもふもふなイメージで
「んもふ んもふ」と強調する感じです。
響きに深みや厚みがでてきます。
「ン」の音でメロディーをつないでいくことも多いので、やってみてくださいね。
1月末の「よみうりカルチャー荻窪」の課題曲は「É Noite na Mouraria」(モウラリーアは夜)、
NやMの単語が多く出る詩だったので、「ンーンー」いっぱい鳴らしました。
ファドは韻を踏んで、同じような音が続くように書かれている詩も多いので、
うまく活かしていくと素敵なファドになりますよ。
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