絵本作家うささんの新刊の
ポルトガル語翻訳協力をさせていただきました。
絵本「それ ちょーだい」(作・絵 うさ)
出版社 東本願寺出版
定価 1200円(税別) 12月20日発売
娘に読み聞かせる絵本をほんの一部でも
自分が作ることができて、
素敵なご縁に感謝しています。
早速娘に読み聞かせましたら
喜んで笑って聴いてくれました。
繋いでくれたアユちゃん、
アドバイスをくれたラケル、
ありがとうございました。
以下、うささんのホームページより抜粋
『一匹のグレーのうさぎが、
出会った動物たちの一部と
自分の一部をどんどん交換していきます。
元の姿から程遠くなったうさぎさん。
うさぎの行き着く先は…』
年齢制限なく、
大人にも子供にも読んでほしい絵本です。
日本語、英語、韓国語、中国語、
ポルトガル語の5カ国語になっていますが、
文字の少ない絵本です。
(以上抜粋終わり)
詳しくはこちらへ→うさ公式ホームページ
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母となり
ファドも歌い続けられるのは
夫あってのことです
本当にありがとう
いい夫婦の日
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先週末のレッスンは「おんぶのファド」。
さすがに抱っこでは弾けないので、おんぶをしてみたら大成功。
このあと背中でぐっすり寝てくれた娘ちゃん。
こちらが歌っていても気にならないようでした。
初めてのおんぶがギターを弾きながらになるとは(笑)
ちなみに、日本語の「おんぶ」は
ポルトガル語で「肩」をさすombro(オンブロ)に由来すると言われています。
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12月7日(土)のマヌエル四ツ谷さんでのライブへ向けて
ギターの田中匡典さんと初合わせでした。
ポルトガルギターは渡辺隆哉さん。
初めての緊張感ってとても良いのです。
ファドの特徴のひとつである歌の止めが、
どこで入るかわからない状態にあえてしてリハーサルをするので、
私の歌の力も試されます。
音でのやりとりがファドの醍醐味でもあります。
娘ちゃん同行でしたが、ファドに日本一慣れた赤ちゃんですので、
全く泣かずにリラックスして側にいてくれました。
なので、没頭しました歌に。
むしろ娘が側にいてくれる事で、私らしく居られるのです。
もっともっと裸の心で歌いたい。
12/7(土)はマヌエル四ッ谷さんでこの3人で演奏です!
台風19号で泣く泣く中止となった10月産休復帰ライブの振替でもあります。
ギタリストさんはかわりますが、想いはさらに高まっております。
心の片隅に光をあてるファドを・・・。
どうぞ聴いて下さい。
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松山から戻った翌日は、
「よみうりカルチャー荻窪校」講座へ。
アマリアが自身の生き方を綴った詩
「Estranha Forma de Vida」
邦題は「このおかしな人生」。
曲は古典ファド「Fado Bailado」、これにこの詩を乗せます。
語るような冒頭と最後の間合いも聴かせどころ。
どんな間合いが生まれるでしょうか。
じっくり時間をかけて今期皆さんと取り組みます。
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11月10日(日)愛媛県松山市民会館小ホールにて、
ファド歌手ミゲル・カモンイスを迎えての「ファド・ノ・ジャパン2019」松山公演を
満席近いお客様と共に過ごすことが出来ました。
足をお運びくださったお客様、
主催の松山ファドクラブの皆様、
関係者の皆様、ありがとうございました。
松が美しい能舞台で歌わせていただきました。
ミゲル・カモンイス(ファディスタ)
津森久美子(ファディスタ・ギター・通訳)
上川保(ポルトガルギター)
山本真也(ポルトガルギター・ギター)
松の廊下から舞台にあがります。
私は演劇時代に狂言を学び、
能楽堂に上がらせていただいたことがあるので、
この厳かな美しい舞台で演奏が出来ることは
個人的に嬉しい経験でした。
今回の主役、素晴らしい歌声と人柄のミゲル・カモンイス。
愛の歌、リスボンの日々の歌、お祭りの歌、
サウダーデの歌、涙の歌、
様々なファドを聴かせてくれました。
数年前にリスボンで共演した時には、
こうやって一緒に日本でコンサートが出来るなんて
二人とも想像していませんでした。
彼がヨーロッパ外で国外公演を行うのは
今回の日本ツアーが初めてだそうで、
特別な思いでポルトガルから来たそうですよ。Parabéns!!
前日のリハーサルからアイデアがたくさん生まれ、
本番では様々な編成スタイルでお届けしました。
カーザ・デ・ファドでの伝統的なスタイル、
ファドの女王 故アマリア・ロドリゲスの伴奏隊の立ち弾きのスタイル(マイク無し)、
2人のファディスタでお客様との掛け合いのスタイル。
そして、アンコールでは
ミゲルが故郷アレンテージョの歌をアカペラで1人で歌ったりも。
本番前の楽屋にて
15年前に出会い、私の人生をかえてくれたファド。
さらに背中を押してくれた特別な1曲を
ポルトガル語と日本語で歌いました。
ミゲルはお客様に想いを伝えることも好きだと終演後に教えてくれました。
何故目を閉じて歌うのか、
自分にとってファドとは何か、
お客様の心に寄り添いながら語り、
ファドの世界にいざなってくれました。
お話のまとめ方が上手なステージングも
彼の素晴らしいところ。
どんどんお客様が心を開いてゆくのを感じました。
言葉が的確なので、通訳が非常にしやすかったのも、
ミゲルのこれまでの心ある仕事の経験からだと感じました。
コンサートの終盤、ミゲルが嬉しい言葉をくれました。
「日本のファド演奏家がこんなに素晴らしい演奏をすることを、
ポルトガル人として誇りに思う」と。
通訳しながら泣いてしまいました。
ミゲルももらい泣きしていたような・・・。
この「ファド・ノ・ジャパン」は、
ポルトガルから若手ファディスタを招き、
日本のファド演奏家と各地で共演するツアープロジェクトです。
今回松山での私たちとの共演にあたり、
ミゲルは現地アーティストとの演奏と変わらず
リハーサルから全て本気で応えてくれました。
そのことにも心から感謝します。
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ポルトガル国営テレビRTPの番組に、
先日ポルトガル人クルーが撮影してくれた私の演奏の模様が流れました。
◇視聴はこちらから↓
「Filhos da Nação」エピソード第33
撮影をしてくれた映像作家ティアゴ・ペレイラのインタビュー内で
日本での撮影に触れ、
私が「自分の場所をファドに見つけた」と話した事も
素敵なことだと紹介してくれています。
(↑こんな感じです。スマートフォンの画面から切り取ったので、
再生マークを押しても動きません。あしからず)
私が4か月の娘を抱っこして歌う「Para ti (君へ)」は
番組の終盤25:10から流れますが、
「感動させられる」とティアゴとナビゲーターが
言ってくれているのが心から嬉しかったです。
生き方と歌が一致する事は、とても難しいことですが、
それをこの曲が繋げてくれました。
こうやって形になり、たくさんの方の目に触れることを
非常に嬉しく思います。
私の他、ポルトガルギター奏者 山本真也さん、
POM(ポルトガルギター ヤノフトシ&アコーディオン中村メイ)さんたちの演奏も冒頭で流れています。
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