アマリア・ロドリゲス生誕100周年の今年、
(一社)日本ポルトガル協会主催・制作の配信レクチャーコンサート
「ファドの女王はあったかいお母さん」に
司会進行・演奏で出演させていただきました。
公開となりましたので、どうぞご覧下さい。
歌姫アマリアの才能と知られざる素顔を
マウロ・ネーヴェス先生(上智大学ポルトガル語学科教授/ファド歌手)にうかがいながら、
アマリアがこれほどに愛された訳を追います。
この世界的パンデミックで、ポルトガルでも記念イベントがなかなか行えず、
私も日本で何も出来ず、気持ちは沈んでおりました。
そんな中、長年お世話になっている日本ポルトガル協会からお声をかけていただき、
オンラインコンサートという形でアマリアを見つめることが出来ました。
協会の皆様、素晴らしい機会をありがとうございました。
17年前の歌い出しの頃から、私に歌詞やファドのことを惜しみなく教えてくれた、
友人でもあるマウロ、出演を快諾してくれてMuito obrigada!
ポルトガルギターの渡辺隆哉さん、ギターの田中匡典さん、
心ある演奏をありがとうございました。
そして、撮影・録音・編集を手がけて下さった蓮見昭夫さん、
ありがとうございました。
ファドの弾き手でもある蓮見さんにサポートしていただいたので、
撮影や編集でもご配慮いただき、
皆様にとても見やすい動画になっています。
どうぞお楽しみ下さいませ。
Até logo!!
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落ち葉遊びが楽しい季節、
娘はだいぶ上手に歩けるようになり、
葉っぱを拾って喜んでいます。
私はライブはもう年内はないのですが、
カルチャーセンターや個人レッスンの譜面作り、
進行中のプロジェクトのチェックや資料作成、
てんやわんやしております。
ファド歌手であり、
妻であり母の私。
娘ちゃんが起きているときはちゃんとみてあげたいし、
彼女がやることに時間がかかっても、
付き合ってあげたい。
でも、仕事もしなきゃ、
こんなせめぎあい。
親御さん皆さんが直面することですよね。
彼女が寝て家事が済んだときだけ仕事。
だからと言って、
ただ「こなす作業」になってはいけない。
こだわりをもってやらなければ、
と、娘が何か新しいことを覚える姿に
母も誓う今日この頃です。
すみません、なかなか人にあって話もできず
ここで話してしまいました。
聞いてくださってありがとうございます、
ちょっとガス抜きできました。
では、よみうりカルチャー講座へ行ってきます!
Até logo!
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今日11月11日はポルトガルは聖マルティーニョの夏。
秋ですが、ポルトガルも小春日和のように
日中は半袖でもいいくらいあったかい日が多いこの時期、
「夏」に納得した留学時代を思い出します。
街では名物「焼き栗」のワゴンが出て、白い煙が街を包みます。
今日、聖マルティーニョの日は焼き栗を食べる日でもあるんですよ。
そうそう、先月末の四ッ谷マヌエルFADOライブでは、
ディナーライブで栗のお料理が出ました。
中屋シェフから当日のお料理の写真が届いたので、メニューと共にご紹介しますね。
【ランチコース】
前菜3種盛り合わせ
ハムとサラミの盛り合わせ・バカリャウのコロッケ・豆アジのエスカベッシュ
お米料理 タコのポルトガル風リゾット
お肉料理 マカオ風アフリカンチキン
デザート 半熟カステラ パォン・デ・ロー
お店のロゴ 幸せの雄鶏「ガロ」があしらわれています
続きまして【ディナーコース】
前菜盛り合わせ
バカリャウのコロッケ・タコと玉葱とパプリカのサラダ・豆アジのエスカベッシュ
お魚料理 鰆の香草パン粉焼き マッシュルームのクリームソース
お肉料理 豚肉と栗とサツマイモの白ワイン煮込み”ロジョインス”
デザート ポルトガルプリン
歌い出すとき、お客様皆様がお料理で幸せになったお顔がよく見えます。
時間を作ってきて下さった皆様、
お迎えするスタッフさんのおもてなし、
心と体を癒やしてくれる美味しいお料理、
そこにファドが加わって、
このマヌエル四ッ谷さんでのライブは完成します。
ありがとうございます。
お店さんとずっとやり続けてきた信頼関係があったから
今回のコロナ禍でも開催ができました。
次はどんなお料理で、どんなプログラムでやろうか、
楽しい反省会も終演後に少しやりました。
次の開催は早くとも春くらいと見込んでいます。
どんな曲と食材が出てくるか、お楽しみに。
Até logo!
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10月31日(土)無事に帰ってきました、東京のホームグラウンド
ポルトガル料理店「マヌエル・カーザ・デ・ファド」(マヌエル四ッ谷)。
「やっぱりライブ、生演奏がいい!」
この言葉が口々にお客様から飛び出したことが心から嬉しかった昼夜公演。
ファドの間合い、息づかい、
お客様と共に生み出す喜び。
ファドは歌、ギター、そして聴き手がそろって完成します。
皆様、本当にありがとうございました!
水谷和大(ギター) & 渡辺隆哉(ポルトガルギター)
◆プログラム
- Sentir em Português ポルトガルを感じて(インストルメンタル)
- Solidão 孤独
- Amor de Mel, Amor de Fel 蜜の愛 苦い愛
- Barco Negro 暗いはしけ
- Havemos ir a Viana ヴィアナへ行こう
- Com que Voz どんな声で
- O Pastor 羊飼い(海と旋律)
- Lágrima 涙
- Estranha Forma de Vida このおかしな人生
- Foi Deus 神様
- Trago Fado nos Sentidos ファドと共に(アンコール)
「こうやってライブが叶い、本当に嬉しいです」
想い溢れて、まるで最後の挨拶のようになってしまった冒頭。
お客様も同じお気持ちを持ってくださっていた方が多く、
昼公演、夜公演共に笑いと、優しさに包まれて始まりました。
おかげさまで落ち着いて、ありのまま裸の声で、心で歌えました。
いつもどこか焦りがちなステージングや歌になる傾向が私はあるのですが、
今回はそれを乗り越えることを自分に課しました。
日常の生活の中から、
物事に対しての立ち会い方を変えるよう務めました。
足りない部分があったとしても、自分を否定しないこと。
私が私を受け止めること。
考え方、生き方がそのまま歌になるからです。
コロナ禍で演奏が長らくできなかった期間、
この課題に取り組んでこれたのは、
また歌えることを信じてきたから。
信じることができたのは、たくさんの方々が一緒だったおかげです。
レギュラーライブ再開へ向けて取り組んでくださった店長、
当日あたたかく皆様をもてなしてくださったスタッフの皆様、
照れながら美味しいお料理を出してくださるシェフ、
一緒にライブを作り上げてくださってありがとうございました。
改めてまして、足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。
お心を寄せてくださった皆様にも、感謝いたします。
Até logo!
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