新ミュージックビデオ第3弾は「Para ti(君へ)」日本語バージョン。
娘をお腹に授かった際、
どうしても歌いたくて日本語歌詞をつけた大切な一曲です。
作詞作曲:Luísa Sobral
歌・日本語歌詞:津森久美子
ポルトガルギター:上川保
ギター:水谷和大
撮影・編集:山本真也
シンガーソングライターのルイーザ・ソブラル自身が
妊娠した際に作ったポルトガルポップスをファド編成で演奏しました。
あの時感じていた愛しい胎動、
そして産んでくれた母への思い・・・
原詩を基本にしつつ、
自分の実感を訳詞にする作業はとても心躍るものでした。
どうぞご覧下さい。
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時々ポルトガルの記事翻訳をすることがありますので、ご紹介します。
A MAIS ANTIGA GARRAFA DE VINHO DO MUNDO É DA MADEIRA (2016,3,7)
「世界最古のワインはマデイラ島のワインだった」
考古学チームが世界で最も古いワイン瓶を発見した。
それはマデイラ島からやってきたもの。良い状態で中身が密閉されたまま保存されていた。
年代はおよそ1679年で、考古学チームがロンドン塔の発掘の際、17世紀のイギリス軍のワインセラーを発見した。
新たに発見されたこの17世紀のボトルは、1600年の初期または70年代半ばに収穫されたブドウで作られ、その後カリブ海の英国コロニーにマデイラ島から出荷されて、大西洋、イングランドを渡って、あとで返された可能性が高い。
17世紀の「マデイラ島のワイン」は今日のように酒精強化されていなかった(ブランデーを加えない)。
おそらく所有者がボトルを味見したが、味が気に入らず脇に置いたのであろう。
何故これがわかるかというと、中身がほぼ入った同じブドウのオープンボトルが、密閉されたボトルの横にもう一本あったからだ。
ワインはイングランドの主要砲台の所蔵だった、王室のロンドン塔の砲台だ。
17世紀の70年代に取り壊され、次の十年に再建された。
取り壊しの間、セラーは使用禁止で土に埋もれた。二本のボトルはここに放置され、今日まで残ったのだ。
もともとこのマデイラ島のワインは、およそ10または12パーセントのアルコールと非常に低い糖度だったと思われる。
しかし320年後、アルコール濃度は6%に下がった、それでもその味わいは変わっていないように見える。
*訳注
現在の「マデイラワイン」という言葉は、1700年代中盤以降に酒精強化された製法のマデイラ島のワインを指す。
もともと火山島であるマデイラ島の地質や気候条件でできたブドウで作るワインは、酒精強化をしなくても熱や揺れにかなり耐えられるものであった。
1679年当時は酒精強化されていない「マデイラ島のワイン」で酒精強化をする「マデイラワイン」とは決定的な違いがある。
そのため、文中では「マデイラ島のワイン」として区別している。
訳:津森久美子
マデイラワイン知識監修:鈴木勝宏(マデイラワイン専門店「レアンドロ」オーナー)
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マスターが熱く熱く話してくださいます。もちろん美味しいマデイラワインもお手頃価格で楽しめます。
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