先日18日のよみうりカルチャー荻窪センター講座、
名曲「Com que Voz(どんな声で)」始まりました!
アマリア生誕100周年にぴったりの曲です。
詩はポルトガルの偉大な詩人ルイス・デ・カモンイスのものです。
アマリアは詩をとても大切にする人でした、
素晴らしい詩をファドにとりあげることで、
大衆歌謡を芸術として高めていったのは彼女の功績のひとつです。
当時反発もあったようですが、
「一流の歌い手には一流の詩が似合う」、
そういった声も多く、素晴らしい作品が生まれていきました。
「ファドの女王」とアマリアを呼ぶことが多いですが、
「ファドの母」というあたたかなイメージの方が似合う
と言うポルトガル人もいます。
私もそう共感します。
よみうりカルチャー荻窪センターの講座は、
毎月第2・4火曜の13:30-14:50にグループレッスンで行っています。
ご参加をお待ちしております。
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1月25日は関西演奏出張2本目の演奏。
昨年5月にオープンした三宮のポルトガル料理店「イザラ」さんで、
ポルトガルワインと料理で楽しむ新春ファドの会でした。
昨年のオープニングレセプションでも演奏を担当させていただきました。
そのときは大きなお腹で、今回はぺったんこのお腹で。
そんなことも嬉しい新年のファド。
共演は若き実力者 山本晋也さん、このデュオも回を重ねて定番となってきました。
写真はアンコールのもの、6月のリスボン祭り名物イワシ帽で楽しく締めくくりました。
とても丁寧で優しい、滋味に富むお料理。
ソムリエの小河オーナーが選ぶ美味しいポルトガルワインとぴったりで
皆様幸せの花がお顔に咲いていました。
私は授乳中のためノンアルコールでしたが、
顔には花が咲いておりました(*^_^*)
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新年最初のコンサートを1月24日(金)に満員御礼で無事終えることができました。
ポルトガルからリコーダー奏者アントニオ・カリーリョさんを迎えて、
名古屋のチェンバロ奏者 小原道雄さんと3人のポルトガル音楽プログラム!
実現まで3年間、やっと叶ったコンサートでした。
普段のギターチューニング442Hzではなく、チェンバロに合わせて417Hzの設定、
3人の会話はポルトガル語、ジャンルも様々、全力で臨みました。
「今宵、愛の歌を~ポルトガルのラブソングたち~」と題して、
演奏したのはファド、フォルクローレ、バロック、子守歌。
伝承曲の「Alecrim(ローズマリー)」をモダンアレンジしたり、
ファドをリコーダーがひっぱってくれたり、
ポルトガルの様々な光景を見ていただきたくて用意しました。
小柄なチェンバロがやってきました、綺麗で可愛いでしょう?
演奏中に小原さんが後ろ向きなのは、
顔を見せるのが恥ずかしいから・・・ではなく、
音がよく響くようにチェンバロの向きを決めた為です。
曲や楽器解説は前を向いてしていただきました、
時々聞こえる名古屋言葉にお客さまもほっこり。
さて、このコンサートはいつものファドライブとは違うアプローチがいっぱいで、
譜面を用意する準備期間から私の不安は大きく、
実はとても緊張しながら大阪入りしていました。
でも、再会を果たしてリハーサルをやってみれば
その不安はあっという間に遙か彼方へ飛んで行きました。
アントニオさんは、しっかりと準備してきてくれて、
小原さんも瞬時に受け止めて音を作り出していきます。
二人のメロディーがポルトガルの風や空、カモメの声、
花の香りを運びます。
だから、思いっきり歌いたくなりました、詩に込められた愛を。
また、娘の同行も大歓迎してくれて、かわいがってくれました。
最初は彫りの深いお顔のアントニオさんに泣いてしまった娘でしたが、
最後はすっかりお友達に。
そんなことも手伝ってか(?)本当にタイトル通り、
愛に溢れたコンサートになっていきました。
アントニオさんのお茶目さとリミッターが外れた表現に、
ステージ上も裏も、笑いが止まらない、
止まらなくなればなるほど、演奏は冴え渡る。
世界で活躍する演奏者の側で過ごせることは、本当に貴重な経験です。
どんな立ち位置で、心のリミッター設定で向き合うのか、
一緒にステージを作り上げる事が一番の学びです。
新年早々、私の心のリミッター設定は
嬉しい変更をたくさんすることが出来ました。
アンコールのお客様との合唱、アントニオさんは今回のポルトガル音楽だらけの
日本ツアー初日公演がとっても嬉しかったようで、
私も小原さんもびっくりの熱唱。
お客様の歌声もリミッター設定変更されてしまい、最高でした。
指揮者でもあるアントニオさん、さすがです。
コンサート中は、私が日本語の曲タイトルを言って、
アントニオさんがポルトガル語で曲タイトルを言うスタイルで進行。
一気にポルトガルの風が吹きました。
アントニオさん、すべてにおいて素敵なアイデアをありがとう!
お越しくださった皆様、ティナレンテさん、
ありがとうございました。
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