新ミュージックビデオ「私の人生は空っぽをやめた」を公開しました。
私の人生を変えたオリジナル作品です、どうぞご覧ください。
原題” O Fado Vive Comigo “(私と生きるファド)
作詞は我がポルトガルの母こと、修業していた店のオーナーRosalina Caeiro。
私を長い間見つめ書いてくれました。
後半は私の日本語訳詞で歌っています。
~私と一緒に来て 言ってくれたのファドが 私の人生は空っぽをやめた~
これまでも何度が書いていますが、これをすぐに歌うことが出来ませんでした。
10周年を迎えた2014年1月にポルトガルで母から贈られ、
冒頭の「私の人生は空っぽをやめた」という詩に胸打たれます。
でも、歌える勇気がなかった。
私はいつも誰かの視線を気にして、
本当に自分がやりたいことを我慢することを癖にしているところがありました。
その方が楽な部分がどこかにあり、自分から逃げていた気がします。
覚悟しなければいけない、自分が変わらなければ、
人に想いを届けるファドも歌えない。
そう覚悟が決まって、歌うまで3年がかかりましたが、
その間に些細なことも、あらゆることも自分の気持ちに正直に選択するようになりました。
そうすると色々なことが良い方に変わっていきました。
自分に偽りなく生きること、ファドが一緒なら出来るようになってきました。
母Rosalinaはファドを歌いますが、正直うまいとは言えません。
しかし、本当に心底幸せそうに歌います。ファドが大好きなんです。
お店の準備中に鼻歌を歌いながら花を飾り、拭き掃除をし、
家族や私の頬に嬉しそうにキスをする。
あの鼻歌もとっても好きでした。
彼女が自分に正直に、愉しんで人生を歩んでいる証拠です。
曲はFado Menor do Portoに乗せて。
美しく仕上げて下さったギタリストさんたちの演奏にもご注目ください。
ありがとう、mãe(お母さん)。
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昨日より「よみうりカルチャー」のグループレッスン講座4月期がスタート!
横浜校の課題曲は「このおかしな人生 Estranha Forma de Vida」
ファドの女王アマリアの自伝タイトルにもなっている名作に挑戦です。
難易度がこれまでの曲から少し上がるので大変ですが、
詩の内容を理解しながら、皆さん丁寧に歌と向き合って下さっています。
荻窪校の課題曲は「Avé Maria アヴェ・マリア」
ファドのアヴェ・マリアです。
作詞は日本でも人気の高いポルトガルの詩人フェルナンド・ペソア、
8分の6拍子のモダンファドです。
講座ではただ歌うだけではなく、詩人のことや、文化の解説もしながら、
詩を理解し、歌を深めていきます。
どんな祈りのファドになるでしょうか、楽しみです。
今日は、緊急事態宣言や体調などで暫くお休みだった方々のご復帰もあり、
お顔を見て思わず目頭が熱くなる嬉しい日でもありました。
「おかえりなさい」が言えて心から嬉しかった!!
また、継続して通って下さる皆様の熱意に改めて力をいただく開講初日でした。
今期もよろしくお願いします!
よみうりカルチャーのファド講座「ありのままファドを歌う」は
各校共に毎月第2・第4火曜日に行っています。
時間は10:15-11:35(横浜校)、13:30-14:50(荻窪校)
体験や見学も随時受付中ですので、各校までお問い合わせ下さい。
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子供の頃、50代の自分なんて想像もできなかった。
大人になってからもでした。
人生100年、さぁ、どうなりますやら。
やっと描くことが出来る気がしてきた50代の私。
そのためにも、学びは続く。
「ミュージシャンののための高音質カメラ」導入!
©office-flor
さぁ、やりたいことはたくさん。
あれもこれも楽しんじゃいましょう。
これでいいのだ。
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©office-flor
昨日はチェンバロ奏者の小原道雄さんと打ち合わせ。
感染対策しながら、ポルトガルの古い民謡やファドの曲、
ポルトガル話に花が咲く。
あぁ、心が生き返った。
やっぱり人に会うことは大切。
かなり制限をかけて生活しているので、
皆さんもそうだと思いますが、
気付けば心が枯渇してしまいます。
レッスンや動画制作、執筆などで活動は継続していますが、
半年間ライブもコンサートも出来ていないので気持ちはもう限界・・・。
共演者は宝、
「魔王さま」と呼びたくなるチェンバロに兄さんに甦らせてもらいました。
47都道府県方言シリーズを目指しているあの曲も動き出します。
詳細はまた後日に。
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おかげさまで無事に連載を終えることができました。
読んで下さった皆様、ありがとうございました。
随分日が経ってしまったのですが、3月10日に最終回が掲載されました。
最終回は今後の夢と、これまで歌って下さった生徒さん皆さんに愛をこめて。
これからもよろしくお願いします。
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荻窪教室でパチリ!
昨日は「よみうりカルチャー」(横浜&荻窪)のファド講座でした。
1月-3月期の最終日だったので、
両教室とも一人一人歌っていくプチ発表会。
素敵なショールで気分を上げて来て下さった方も。
グループレッスンですが、
声も間合いも、歌のアプローチも
それぞれの輝きがあり、
最終日はその違いを存分に楽しむ時間です。
一人一人へ心からの拍手が鳴る教室の光景、
私はこれがとても嬉しいのです。
ポルトガル語経験不要、楽譜が読めなくてもOK、
一緒に歌いませんか?
4月期講座受付中です!
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先日のこと
思い切って娘に「お母さんのお仕事の練習をここで(リビングで)していい?」
と頼んでみたら、前向きに受け入れてくれた。
意欲的に楽譜を出してくれたり、鍵盤を出してきたり、
音源と一緒に歌う練習も「もう一回!」とリクエストしてくれたり・・・
気持ちが楽になりました。
彼女の昼寝中や、自分の睡眠時間を削っての準備や練習だったので、
精神的にも肉体的にもきつかったけど、
だんだんシフトしていけそう。
このブログも遊ぶ娘の横で書けるようになりました。
先輩パパママさんたちが言っていたとおり、
子供は親のやっていることを分かっていってくれるんだなぁ。
ということで、練習・準備をすすめます!
◆4月24日(土)13:00-14:00 オンラインセミナー
(NHK文化センター神戸教室主催 Zoomでの講座 全国からご参加可能)
◆4月23日(火)より ファドグループレッスン講座 4月ー7月期
(よみうりカルチャー横浜、荻窪 毎月第2・4火曜日)
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3月3日ひなまつり、エッセイの第3回目が掲載されました。
この回が自分では一番難しくて時間がかかりました。
10周年に迎えた転機、歌えなくなってしまった変化、
ポルトガルの「母」がくれた詩と覚悟。
担当者さんが最後に手直しを入れて下さると
まるで魔法のようにまとまり、
プロの仕事の凄さに脱帽でした。
毎回タイトルは別の編集者さんが客観的な視点で付けて下さるのですが、
私にはとても大切な気づきを与えてくれます。
次回の最終回は3月10日(水)です。
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先週2月24日(水)は読売新聞夕刊エッセイ連載の第2回目でした。
長期リスボン修業の日々を書きました。
私が心揺さぶられた歌い手たち、ファドの基本など。
次回は明日3月3日(水)です。
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昨日、読売新聞夕刊にエッセイ「ファドの流儀」の第一回目が掲載されました。
思っていたより大きく紙面に載っていて、
開くときからドキドキが止まりませんでした。
第一回目は私の思うファドの「神髄」や、ファドとの出会いを書きました。
実際に手に取って読んでいくと、
演奏もなかなか叶わないコロナ禍で、
こうやって書かせていただけたことがとても嬉しくてなりませんでした。
第2回目は来週2月24日(水)です。
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