ポルトガル語は難しい・・・
自分の血肉の言葉として歌うために、
原語を習得し、人と交流し、文化を学び、
現地の音、風、香りを肌で感じる。
これは表現者として重要です。
そして、歌いたい人のためには
日本語で歌えることも非常に大事な問題。
原語と日本語、どちらが良い、悪いではなく。
自分の日本語歌詞作品は多くないのですが、
納得できたものだけを歌っています。
ずっとずっと悩み挑戦しているテーマです。
カルチャー教室などで、半分日本語で歌うものを用意したいと思うのですが、
単純に訳して歌えばいいわけではないので、
日本語歌詞作品が出来上がるまで、ものすごく時間がかかります。
時間をかけたからといって良いとも限りません。
韻やアクセントなど、原詩に近い日本語を選んだり、
日本語としても美しいものを求めたり、
試行錯誤の日々です。
今日は結論も何もないのですが、
地道に書いているというお話でした。
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キャスティングリレー「つるかめ企画の月一おめでタイム」電話ゲスト出演しました。
2016年にポルトガル関連舞台作品で共演した素敵な女優さんお二人と
ファドやポルトガル、私自身のことなどをお話しております。
↑動画中盤【1:08:15】あたりから津森登場
(YouTube配信では曲は流れません、ご了承下さい)
パーソナリティ:宮崎優里(つるかめ企画)
アシスタント:桑原なお
ゲスト:津森久美子
楽しかった~、皆さま、ありがとうございました!
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8日は、グループレッスン講座「ありのままファドを歌う」
よみうりカルチャーの横浜校(午前)と荻窪校(午後)でした。
感染対策で両校とも、ダンスレッスン用の広い教室を使用し、
受講者さんの間隔もしっかりとって講座を続けています。
朝、横浜校に着いて廊下を歩くと和室の教室から
三味線と笛に合わせた歌が聞こえてきます。
これがもう、なんて心を豊かにしてくれることか・・・!!
和室前で少々立ち止まって深呼吸して、
心を潤わせてから自分の講座教室へ向かっています。
三味線教室の皆さま、ありがとうございます!!!
さて、1月期最初の課題曲は
「Vielas de Alfama(アルファマの路地)」。
ファドの三大聖地のひとつ「アルファーマ」に心奪われる歌です。
~月明かりに照らされた街アルファーマ
ここにファドと共に住むことが出来たなら~
と歌います。
マイナー調で暗くなりがちなので、
「あの石畳がいいのよねぇ・・・」
「また行きたいわぁ」
「ファドを聴きに行ってみたいなぁ」
そんな憧れのため息をつくように歌ってみましょう、
とご提案したところ、歌に艶が出て、
とても素敵になっていきました。
次回からの課題曲は「Senhora da Nazaré(ナザレのマリア)」です。
漁師町ナザレで人生の波と、漁での海の波を重ね、
街のシンボルである教会「ナザレのマリア」に祈る美しい歌です。
参考音源は、私が一番好きな男性ファド歌手ジョゼ・マヌエル・バレットさん。
リスボン修業時代にたくさんのことを教えてくれました。
さりげない振る舞いから分かる伴奏者への敬意、
引き算の歌い方、
ファドの粋な部分を、間近で魅せて、時に解説してくださいました。
譜面を作りながらバレットさんの音源を聴いていますが、
聴けば聴くほど胸にこみあげるものがあります。
私も皆さんと改めて学び取りたいと思います。
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今年の節分は小さな鬼さんも遊びに来ました。
豆は投げずに仲良くなってしまいました。
ポルトガル語で「鬼は外 福は内」はこう言います。
Diabretes fora, Fortuna dentro!
鬼は外:ディアブレーテシュ フォーラ!
福は内:フォルトゥーラ デーントロ!
ポルトガルでもらって来た縁起物マンジェリコ(バジルの一種)のかぶり物が
鬼さんのアフロにも大活躍な我が家でした。
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12月26日、ツアーもいよいよ最終公演。
早朝、羽田空港から鹿児島空港へとびました。
そこからバスで人吉までの旅路、いろいろ楽しいことがありました。
(雪が舞う鹿児島空港、足湯で生き返る)
そうそう、飛行機でお隣になった方が人吉に縁ある方で、
とても親切にしてくださり、コンサートにまで足をお運びくださいました。
旅は道連れです。
ポルトガルから伝わったカード遊びウンスンカルタの保存会も手掛ける
お茶の名店「立山商店」さんをはじめとした
鍛冶屋町通りの街並み保存と活性化を計る会、
人吉国際交流協会(人吉市役所内)のご協力のもと、
公演を行うことができました。
会場はかつての酒蔵をイベント会場にした「街蔵」。
リスボンの古い一角を訪れたような雰囲気でした。
こちらは2年前の水害後に、復興の場となることを目指して
様々なイベントを行っている場所だそうです。
人吉球磨三日月とポルトガルカラーを照明さんが演出してくださいました。
この日は人吉も雪が舞う寒さでしたが、
たくさんのお客様が足を運んで下さいました。
また小さなお子さんの姿も多くあり、
音や詩に耳を傾けてくださったことが、
とても愛しく、力になりました。
再び人吉へ来られて良かった!!!
コロナ禍の2年間、どうしようもない息苦しさで無意識に毎日辛かった。
それをこのツアーが吹き飛ばしました。
仲間と各地で演奏し、深めて行けたことが糧となります。
これを書いている2月はまた感染者の増大で
イベントキャンセルが続いていますが、
このツアーがくれた力、お客様、関係者の言葉や笑顔が
心を支えていると実感しています。
最後に、企画者で全伴奏とブッキング、
諸々手続きを奮闘してくれたギタリストの水谷和大さん、
本当にありがとう、お疲れ様でした!
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2月なのに、クリスマスケーキ!?ってな話ですが、
12月ファド模様レポートの一つです。
クリスマス直前に遠征があったため、
クリスマスの準備も終えて旅にでるという、
歌う以外の大仕事もありまして、自分でもよくやったと褒めたい(笑)
事前にイチゴなどを買い出しし、鶏の唐揚げも味を付けて仕込んで冷凍、
そして飛行機に乗って、松山・長崎をまわり、
24日の昼に東京に戻って、娘を迎えに行ったらクリスマスパーティー!
という大ツアーでした。
イチゴをのせて、娘はとっても嬉しかったようです。
よかったわぁ。
そして、また娘と夫の食事を作って冷凍し、
26日早朝、熊本県人吉市「ファド模様」最終公演に飛んだのでした。
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昨年12月23日、お昼の「史跡 出島」演奏を終えて、
カステラの老舗「松翁軒」(しょうおうけん)さん本店での夜公演へ。
異国情緒あふれる2階の喫茶室セヴィリアで演奏です。
たくさんのお客様にお越しいただきました。
ポルトガルギター山本真也(左) ギター水谷和大(右)
ファドのショールを飾るとまさにリスボンのよう。
向かって右手の通りから聞こえる路面電車の音が
デュオでは高柳卓也さんと「このおかしな人生」を披露。
ファドを歌うことで、自分が想像もしなかった道を歩み、
とまどいつつも、歌う覚悟をしてゆく心の葛藤を描いています。
(今回長崎公演を共催してくださったナガサキポルトガルシルシル塾の山口さんと)
私たちはファドを奏でることで、旅をし、たくさんの人と出会い、
想像しなかった景色を見ることが叶っています。
まさにこの歌のようなのです。ありがとうございました。
演奏会場を提供してくださり、篤いサポートをしてくださった
松翁軒11代目山口喜三社長ファミリーとお疲れ様会でパチリ。
私もこちらのカステラが大好き、
結婚で夫家族と初めて会うときの手土産は
迷わずこちらのカステラにした思い出も。
手作りにこだわる1681年創業の老舗中の老舗。
味はもちろんのこと、お菓子作りの背景にある文化、
お客様へのおもてなし、創業三百余年の伝統と誠意が素晴しいお店。
そんな場所で演奏させていただることは喜びです。
また来られるようにカステラをたくさん食べて練習を重ねてきます!
ということで、たくさん買って帰りました。
娘も大好物♪
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