本日は歌姫アマリア・ロドリゲスの命日です。
16年前の今日、1999年10月6日に旅立ったアマリア・ロドリゲス、
ポルトガルは3日間喪に服しました。
Portal de Fado Amália Rodrigues – 16 anos de saudade
↑ こちらのサイトにアマリアを惜しみ見送る人々の様子と、
カルロス・ゴンサルヴェス(ポルトガルギター奏者)など、アマリアに縁のある人々のインタビューが
ポルトガル語ですが動画にまとめられています。
そして今日もアマリアへの想いがファド歌手をはじめ、たくさんの人たちから伝えられています。
彼女の歌は、誰かの人生の一部になっているのですから。
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FADOが生まれるより前の、18世紀のポルトガル音楽の資料に興奮しながら、チェンバロ奏者の小原道雄さんと会合。
ファドの片鱗を感じる楽曲がとても興味深い!小原さんから教えてもらいました。
ポルトガル国立図書館がデータ化してダウンロード出来るようにしてあります。手書きの楽譜でとても美しいの!
そんな曲ばかりあつめたCDがイギリスのレーベルから出ていて、イギリス在住の古楽器奏者・竹内太郎さんも参加されています。
「18世紀ポルトガルのラブソング」と題した美しいアルバム、今も昔も恋なのね。
一曲目がまるでファド・カスティーソ!?と思えるものでびっくり。
小原さんとのチェンバロ企画、いつになるかは未定ですが、あたためております。
ご期待ください。
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11月にピアニストのジュリオ・レゼンデさんとコンサート「アマリア」を開催するにあたり、
ここ何か月間は世界屈指の歌姫、故アマリア・ロドリゲスを追っています。
どんな人だったのか、何を憂い、何を愛し、どう生きて、そして歌ったのか。
私がファドを歌い始めて12年が経とうとしていますが、偉大なるファドの女王はあまりに遠い存在です。
また素晴らし過ぎる歌唱力が故に、2003年から歌うにあたり、私は「アマリアは参考音源にしない」という決め事をしました。
ポルトガル語初心者が参考にするとファドとして成立しない超上級音源だったからです。
それ故、ある一定の時期までアマリアを参考にすることを自分では禁じていました。
決して嫌いと言うわけではありません、逆です。
それでも自然と彼女の歌は耳に入ってきますし、ポルトガルに住んでいれば、ラジオから、お店から、
ポルトガル国民が愛するディーヴァの声が聴こえて、私の中にも住みつくのです。
アマリアの悲しみが、喜びが、戸惑いが、生きることへの想いが。
ポルトガルの師匠はアマリアの伴奏もしていましたから、当時の話を聞いたり、アマリアの家にも足を運び、
また、ファドに生きる人たちから、ポルトガル国民からアマリアをどう思うかについても聞いていました。
そして、遠ざけたにも関わらず、私のレパートリーはアマリアの代表曲にあふれ始めました。
これは現地ポルトガルの歌手たちが愛し歌っていた曲を、私も愛し取り入れた結果でした。
これに気が付いた頃、ポルトガル語も多少話せるようになっていましたし、アマリアを参考にすることを解禁しました。
基本的には1曲に対し、様々な歌手の音源を聴きます。
現地の修業先のお店で何度も聴いて身体に入れることが殆どでしたが、次のステップでアマリアを聴くと、
唸るばかりでした。最終的にはそれを経て自分の歌い方に落とし込みます。
自由なようで伝統と型があるのがファド、先駆者たちの歌は宝です。
10周年の区切りを迎えた後、アマリアにとことん向き合ってみたいと考えだしました。
すると今回のコンサートの機会に恵まれました。
6月の天草ではアマリアが笑う写真が待っていました。
「これは呼んでもらえたんだ」
と、おこがましくもそうとらえることにしました。
人生において「縁」というのはそういうものだと私は思うのです。
私が歌い始めた2003年、アマリアはもう亡くなっていました。
会ったことはありません。
でも、それだからでしょうか。
余計に「アマリア」という存在が人々の心に生き続けていることを発見するばかりでした。
ジュリオのマネージャーから、ある本を教えてもらいました。
アマリアがまるで語っているように書かれた本
「AMÁLIA UMA BIOGRAFIA POR VÍTOR PAVÃO DOS SANTOS」です。
日本語版もあるので、読み進めています。
この本は前に見たことがあったのですが、その時は手にとれませんでした。
ポルトガルの文化もファドの歴史もまだわからないままだったので。
今、手にとって良かったとページを開きながら感じています。
冒頭にアマリアが言っていたことが、かつて自分も思った人生への疑問と重なったことにちょっと身震いしながら、
アマリアに会っているような気持ちで読み進めています。
アマリアを歌う、でも歌うのは私の人生、人の普遍的な感情。
FADOは今を生き、蘇り、また紡がれていくのです。
アマリアはこう言っています。
「誰かの人生の一部に、私の歌がなっている。」
なんて素敵なのでしょう。
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ありがとうございます!
10月19日(月)の四ツ谷マヌエル・カーザ・デ・ファドのライブも残席が少なくなってまいりました。
素晴らしいファド仲間との共演です。
リスボンでファドに生きる人々との交流し、帰国したばかりのアーティスト
男性歌手・ギター奏者の高柳卓也さんとポルトガルギター奏者の飯泉昌宏さんとご一緒します。
生きること、愛すること、すべてを歌にのせて。
今後は・・・・
10月29日(木)大阪・岸和田Cafe のだて「山本真也帰国凱旋ライブ」ゲスト出演
10月31日(土)15:30大阪・茨木市民会館ドリームホール「Casa do Fado OSAKA4º」*チケット残り少な目
11月4日(水)19:00東京・新大久保スタジオ・ヴィルトゥオージ
ジュリオ・レゼンデ来日ジョイントコンサート「アマリア」 *チケット残りわずか
11月8日(日)東京・恵比寿Bar ジャージャン
「寺子屋ポルトガル第2回」ポルトガルじゅうたん刺繍ワークショップ&ミニライブ
お待ちしております!
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この日曜日に、谷中の「ぎゃらりぃ81」で開催された豊田康次郎さんのガラス展へ行ってきました。
ポルトガル仲間のガラス作家、豊田康次郎さん。
ポルトガル留学中、同時期に豊田さんも滞在されていて、
2008年のアヴェイロでのイベントや、2010年にリスボンで行われた日本展示会イベントでご一緒しました。
今回一目ぼれした一輪挿し。早速ベランダの黄花コスモスを生けました。
こちらは2010年の展示会に出展されていた作品で、これまた一目ぼれした鶴の箸置きとおちょこ。
康次郎さんの作品は物語を感じさせてくれます。
また、お料理の腕も素晴らしく、ポルトガルのレストランで勉強した経験もお持ちです。
現在、有馬温泉で「茶房 堂加亭」を経営されています。
美味しいスーツやお料理、飲み物はもちろん康次郎さんのガラス食器で楽しめます。
私も堪能したポルトガル代表スイーツの一つ「Arroz Doce」(アローシュ・ドース:お米のミルクプディング)
有馬温泉へお出かけの際はどうぞお立ち寄りください。
「茶房 堂加亭」兵庫県神戸市北区有馬町1176
078-904-0105
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連休中にポルトガルへ行った友人から写真をいただきましたのでご紹介!
あぁ、なんて美しい青空!街歩きが最高のリスボアです。
ファドを聴くお店を探しているとのことだったので、私の修業していたお店を紹介しました。
我がポルトガルの家「ヴェーリョ・パテオ・デ・サンタアナ」、通称パテオ。
ポルトガルギターは私の師匠アントニオ・パレイラ、ギターはギリェルメ・カルヴァリャイシュ。
この日はレギュラー伴奏2人に加えてギター奏者がもう一人確認できます。
これは見て真似て弾く場をもらっているのです。こうやってファドは継承されていきます。
私もその中に入らせてもらえた一人です、本当に感謝でいっぱいのお店。
ファド歌手Carina (カリーナ)。のびやかで美しい声、抜群の音程とリズム感。
団体のお客様でもあっと言う間に惹きこんでしまう私も憧れる人です。
前に会ったときは出産前の大きなお腹で歌っていました。
産休後復帰の2児の母、素敵!
全員揃っての合唱ファドも楽しいです。この時はお祭りの歌を取り上げることが多いかな。
入口を入るとパテオ(庭)をお店にした広い空間につながります。
古い貴重なアズレージョもあり、お料理も美味しいですよ☆
鴨肉だったそうですよ。
H.Cさん、お写真とご報告をありがとうございました~~~!
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シルバーウィークはいかがでしたか?
お天気に恵まれて良かったですね!!私は近場でゆっくりと満喫しました☆
さて連休中もはりきって「畳」ファドレッスンでした。(レッスン中は正座ではございません^m^)
この日は長く歌っている生徒さんと、いかにポルトガル語の良さと特徴を出して歌うかについて。
子音の使い方を特に入念にピックアップ。
n や m の前に「ン」と唇を閉じる、f と v は少し唇をかんで発音すると素敵になります。
他にもいろいろあるんですが、これをしっかりやるとポルトガル語の美しさも際立って歌に厚みもでてきます。
そして意味をとらえて、自分の等身大の心と触れ合う部分をさがしたら、あとはもう大丈夫。
その方の心を聴かせてもらえる瞬間が醍醐味です。
この日もいいファドを聴かせてもらいました。
Fadista!!!
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6月の九州ツアー「好きっちゃポルトガル」の旅の続きです。
本日9/18発売の雑誌「TRUNK」九州特集号に天草LOVERとして紹介コメントを掲載していただきました。
59ページにちっちゃく登場しています。
天草に6月のツアーで訪れた際に今回のご縁をいただきました。
温かい人と豊かな自然に好きになってしまいました。
今注目の九州を楽しめる1冊、レイアウトも可愛くって、見ているだけでワクワクしちゃいます!
これを持って九州へお出掛けくださいませ!!
詳しくはこちらもご覧ください(#^.^#)
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11月4日のコンサート「アマリア」、チケット発送作業が事務所で進んでおります。
折り返しのお知らせからわずか半月、おかげさまで残り少なくなってきました。
9月にこんなお知らせをすることが出来るなんて、本当に嬉しいです。
皆様ありがとうございます!
このコンサート、とてもドキドキしています。
そして、ジュリオのピアノの音が聴けることにワクワクも。
繰り返しのご案内になりますが、お考え中の方はどうぞお早めにお申し込みください。
Até logo!!
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今月から東京でも定期ファドレッスンがスタートしました。
本日も生徒さんと国民的名曲に向き合い、作詞家の切り口を考察、
ポルトガルの歴史や文化背景を踏まえて話し、熱く歌う素敵な時間になりました。
施設の空き状況により「畳ファド」(^o^)
でも、ここは丘だらけで、窓の外は路面じゃないけど電車が走る。
部屋の中はサウダーデに満ちています!
FADOが好き、それさえあればいいのです☆
Até logo!!
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