月の美しかった昨夜、神奈川県藤が丘の「カフェ ギャラリー リンデン」さんで心抱きしめるようなファドライブでした。
写真家 安森智子さんの写真展「奇跡のポルトガル」期間中の特別イベントとして開催されたファドライブ「哀愁のポルトガル」。
安森さんが惹かれたポルトガルの光景、かけがえのない瞬間を切り取った写真に囲まれて、
満席のお客様と至近距離で想いを通わせるファドの時間に。
悲しみや辛さで立ち止まってしまうそんな時、ファドが抱きしめてくれる、
足を止めて自分の心に寄り添うのはネガティヴなことではない。
また明日も一歩を踏み出せる支えとなる、そんな思いをお話ししながら聞いていただきました。
気持ちを寄り添わせてくれるヤノさんのポルトガルギターが皆さんの人生への想いを包んでいったように感じました。
ご来場の皆様、優しい想いを胸にイベントを企画してくださったリンデンの近藤さん、安森さん、本当にありがとうございました。
ポルトガルワインの店「播磨屋」さんの美味しいワイン、「ナタ・デ・クリスチアノ」さんのとびきりのナタ(エッグタルト)もふるまわれて、体も心もポルトガルなイベントでした。
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10月30日は大阪日本ポルトガル協会第91回例会「Fado no Japão 2017」来日コンサートで歌わせていただきました。
駐日ポルトガル大使ご夫妻もお越しになり、ポルトガル愛に溢れた時間をご一緒できて光栄でした。
今年は男性ファド歌手アンドレー・ヴァシュが来日。
9歳からファドを歌い、ミュージカル「アマリア」や数多くのファドの舞台に立って活躍しています。
私は会うのは2013年以来、かわらない力強さと甘い歌声、
そして情熱は高まるばかり、さらに素晴らしいファドになっていました。
アンドレーはポルトガルギターも弾きます。私が歌う時には弦で心を渡してくれました。
【大阪日本ポルトガル協会第91回例会 ホテルニューオータニ大阪】
アンドレー・ヴァシュ(ファド歌手)
津森久美子(ファド歌手)
月本一史(ポルトガルギター)
田中真二(ギター)
さて、来日コンサートプロジェクトは今日から群馬3公演、そして東京3公演へ移動します。
アンドレーのファドの魂をどうぞお楽しみくださいね。
私も東京公演を聴きに行きます。
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10月28日(土)に津森久美子ファド大阪教室第6回発表会を開催しました。
現地式で、プロのポルトガルギターとギターの伴奏で合わせます。
ポルトガルギター:上川保 ヤノフトシ
ギター:水谷和大
ファドの曲の解釈は、生徒さんそれぞれ。
今回は歌詞の説明も出来る限りやってもらいました。
その時出てくる言葉が、さらに歌の心になります。
自分の心の間合いで歌ってもらいます、誰にも真似できない自分の間合い。
ギターを奏でるにも大事なこと。
ギタリストたちはぴったりと音で寄り添ってくれます。
歌手と掛け合うように、聴き手とも交わす音。
今年も参加、会場ティナレンテオーナー!
歌詞に出てくるローズマリーと一緒に、みんなを幸せにする歌でした。
美味しいポルトガルワインと、ティナレンテ特製お料理をいただきながら、
1年に1回の発表会という名のファドの集い。楽しい夜でした。
皆様、お疲れ様でした!!
第7回目は来年開催予定です。
ファドを歌ってみたい方、ご参加をお待ちしております。
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前回の続きです。
ティナレンテでのライブ後、希望者のお客様が残り一緒に歌うお楽しみ会をやりました。
ファドを歌う人、弾く人がもっと増えたらいいなと願って開催しました。
歌チーム
ギターチーム
ポルトガルギターチーム
最後は全員で合奏
出来上がっていくエネルギーが素晴らしかったです。
ブラジル音楽やシャンソンなどより、まだまだ広まっていないファド。
気軽に楽しんでもらえるよう演奏者側から垣根を取り払って取り組んで行きたい思っています。
皆さんのご意見や感想から、どうしていけばいいか考えてまたこんな機会を設けたいです。
どうぞご参加ください。
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10月28日(土)はおなじみ大阪・中崎町「ティナレンテ」ライブでした。
台風接近で心配しましたが雨はひどくなく、たくさんのお客様にお越しいただきました。
ありがとうございました。
身体に優しい手作りのお料理が人気のティナレンテさん。
今回はお昼公演でランチ付プランをご用意、食材にこだわった本日のお料理。
この日は広島エフエムさんの番組取材があり、収録用マイクが立ちました。
最初はお客様も少し緊張気味でしたけど、
どんどんリラックスして心を渡し合う時間になっていきました。
ファドが私に何をもらたし、聴き手の皆さんに何を渡すことができるのか。
いつも心に思っていることを歌とお話しにしました。
「もしこの閉ざされた心を開いてお見せすることができるなら
どれだけ私が傷つき、いつも幸せそうなふりをしているか
わかってもらえるだろう。
でもファドを歌うときだけは自分が幸せだと信じることができる。」
今回はこの詩の歌がテーマ。
日々の中でうまくいかないとき、何か支えになってくれるものが誰でも必要。
すぐに一歩が踏み出せないから、立ち止まって「悲しい」と泣き、
「辛いよ」と誰かと抱き合う、そして「こんなに愛しい」とほほ笑む、
そうすれば一歩は踏み出せる。ファドを歌うとはそういうことだと思うのです。
私を支えてくれるファド、この道を照らしてくれるファド。
皆様、一緒に心を歌ってくださってありがとうございました。
ティナレンテ演奏も収録したラジオ番組は12月に放送予定です。
ライブ後のお楽しみ会レポートは次回に続きます。
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わっほーん、久しぶりの更新です。
幹太のいる大阪に24日から入りました。
レッスンと演奏、教室発表会、リハーサル、ラジオ収録と、幹太大運動会、盛りだくさんの大阪1週間です。
カメラは苦手だそうです。
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挟んでひっくり返しちゃったりして・・・なんて(笑)
本日のファドレッスン、
朝から20代若手生徒さんたちとじっくり曲に向き合いました。
彼らは11月にある場所で演奏機会があるとのことで、
良さを引出しながら作り上げています。
「ファドを歌ってみたいと思って。」
目をキラキラさせてそう言って企画の話をしてくれました。
ポルトガル愛に溢れる彼女の情熱がいい歌にしています。
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朝晩ちょっと寒くなったこの頃、肌感覚はこの写真のよう。
昨秋モウラリーアの夜、ファドのゆりかごの街。
10月末から11月中旬まで続くライブへ向けて準備中ですが、
リスボンで歌っている時の気分になるのはこの夜風だからかな。
【秋ライブと残席状況】
10月28日(土)大阪・中崎町「ティナレンテ」残席わずか
11月3日(金祝)神奈川・藤が丘「カフェ・ギャラリー リンデン」ほぼ満席
11月9日(木)東京・四ツ谷「マヌエル・カーザ・デ・ファド」余裕あり
くわしくはスケジュールページをご覧ください。
ご自身の心の奥と向き合う、そんなファドの時間をお過ごしください。
お待ちしております。
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歌う時に思わず背伸びして自分を良く見せようと歌ってしまうこと。
これはとても危険なこと、特に自分らしさが求められるファドにおいては。
私が師匠パレイラから学んだのは
「そのままで素敵だ」
ということ。
彼は私に技術のみをいっぱい教えようとはしませんでした。
何よりしてくれたことは、信じてくれたこと。
「お前は素敵だ、心がある」と常に言ってほほ笑んで弾いてくれました。
ポルトガル文化のいいところは、一人ひとり違っていいこと、
誰かと比べてあせってもどうしようもない、と。
様々な人種がいる国家であることも一因である気がします。
自分の虚栄心を取り除くこと、
裸の心で誰かの前に立つことはとても恐ろしい、特に大人になってからは。
どんどん「無理」「緊張」という武装をしてしまう。
でもそれではいい声は出ない。
いい声というより、自分らしい声。
時にその武装が技術も邪魔してしまう。
生徒さんにもこの話をよくしますが、誰より自分に言い聞かせていること。
歌う直前、必ず師匠の声を胸で聞くようにしています。
「お前は素敵だ、心がある」
誰かが言ってくれた一言、何よりも強い力となります。
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ここのところ毎日のようにレッスン、
皆様ありがとうございます。
職場並みに通う近所の文化センタースタッフさんには
「ファドさん」と呼ばれています。
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