先週末の九州ツアー、ファドで繋ぐ臼杵と平戸の旅、
歴史に思い馳せ歌って参りました。
おかげさまで想像以上の素晴しい時間となりました。
ご来場の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。
初日2月17日(金)は大分県臼杵市「豊後感動本舗」さんでポルトガルワインとの演奏。
ポルトガルギター:山本真也、ギター:水谷和大
ポルトガル文化で臼杵を盛り上げたいオーナーさんの情熱で
今回も企画をしていただきました。
昨年末に引き続き足をお運びくださったリピーターさんも多く、
とても嬉しかったです。
なんとお料理にも参加させていただきました。
ポルトガル名物タラのコロッケ。
スプーン使って成形するのですが、この成形がとても大事。
コツをお伝えしました。
お店の1階テラスはポルトガル・アゲダ市の虹傘祭りが再現されています。
演奏前に臼杵の町をお散歩。こちらは久家の大蔵。
老舗酒屋「久家本店」がかつて貯蔵庫として使っていたところで、
現在はギャラリーとして開放されていて、演劇や展示なども行われます。
外壁にはポルトガル人作家による圧巻のアズレージョタイルがあります。
ポルトガルと臼杵の歴史・キリシタン文化が描かれています。
大友宗麟時代に作られたといわれるノビシャド(修練院)を再現した施設
「サーラ・デ・うすき」。こちらもアズレージョがあります。
歴史街道での話し相手は猫ちゃん。
翌日は長崎県平戸市へ出発します。
Até logo!
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「いずれファドの楽譜集を出したいと考えている。」
を、「出すために動く。」
に今年は変える。
今日はオンライン個人レッスンとライブ歌練習、
そしてずっとやっていた楽譜作成がひとつ仕上がった。
レッスンのための楽譜作りはとても時間がかかる。
歌いたい人の前に立ちはだかるのは言語の壁。
なので、楽譜のフリガナ、単語集付き訳詞もつける。
ネイティヴの監修も受けて訳を作る。
そのまま歌える日本語歌詞を作ることも大切なのだけど、
ファドの香りはやはりポルトガル語が出してくれるものだから、
発音フリガナを打ったり、できるだけ突破口を用意している。
今年は、歌うための楽譜集を出すために動く。
これまで作りためたものを精査して、
皆様にもっともっとファドを楽しんでもらえるよう力を尽くしたい。
ちゃんと動くために、ここで宣言。
Até logo!
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無事終了☆本日、NHKカルチャー神戸オンライン講座
「お家でポルトガル紀行~人生の歌『ファド』を歌おう~」
全2回が終わりました。
ファドのかけ声についてやお料理にアズレージョタイル等々色々とご案内して
課題曲Coimbraを仕上げました。
のびのびと歌ってくださるご様子が画面から届きとても嬉しい時間でした。
韻の歌い方、ポルトガル語らしくなる発音等、
いろんなポイントをお渡ししました。
今回ご紹介した音源は歌姫Amáliaと、言葉運びが素晴らしいMaria José da Guia。
私も改めて学び直す事ができました。
「サウダーデを学んだ者だけが卒業できる」
という詩で終わる大学都市コインブラを描いた名曲、
旅に出るような気持ちで皆さんと歌えました。
NHKカルチャー神戸主催オンライン講座は今後も企画されますので、
皆様のご参加をお待ちしております。
次回は5月か6月あたりを予定しています。
またご案内しますね。
ご参加の皆様、ありがとうございました!
Até logo!
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オンラインファド講座でした。
「お家でポルトガル紀行~人生の歌『ファド』の名曲を歌おう」
今回の課題曲は名曲「コインブラ Coimbra」。
コインブラ大学学生のマントのお話やイネスの悲恋のことも、
ファドの説明と合わせてスライドでお話。
来週の2回目で仕上げです。
本日ご参加の皆様、ありがとうございました。
コロナ禍になってから機会をいただき、
NHKカルチャー神戸教室さんのオンライン講座を細く長く続けています。
きっとこれから元の対面形式にもどって行くのだとは思いますが、
遠方の方とも歌えるオンライン講座のよさは活かしていきたいなと思います。
箱で機材の高さ調整はご愛敬(笑)
Até logo!
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20周年イヤー、最初の旅は大分県臼杵市と長崎県平戸市。
歴史的にポルトガルと縁深い2つの地へ参ります。
ツアー初日2月17日(金)は臼杵「豊後感動本舗」さんにてコンサート。
年末に単独演奏をさせていただきました、今度はギタリストたちとの演奏。
ポルトガルワインを味わいながらのファドの夜です。
その翌日2月18日(土)は長崎・平戸。
こちらも長年うかがいたいと願っていた地です。
場所はなんと平戸オランダ商館。
昨秋にお声がけいただき、
大きな喜びと共に準備をしてきました。
信仰、食文化、ポルトガル人によって伝わった様々なものが残る二つの地。
長い歴史に想いを馳せ歌います。
臼杵と平戸の皆様、お目にかかれるその時を楽しみにしています。
どうぞ宜しくお願いいたします。
Até logo!
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皆様あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。
おかげさまで今年は20周年目!
記念イヤーは一歩踏み出して、
いずれ歌いたいとあたためていた曲をたくさん歌うこと、
共演したかったあの方この方と色々歌うことを夢見て動きます。
大阪方面の演奏がコロナ禍でなかなかできない状況だったのも
今年は回復させます。
ファドで皆様の心が潤い、癒やされることを願って今年も歌います。
1月2日に誕生日の私はバースデーライブが叶わないので(笑)、
その分いつのライブでもどうぞどうぞいらっしゃって下さいませ!
皆様にたっくさんお目にかかれますように♡
Até logo!
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今年は自分のやりたいことに正直に生きた年でした。
3月 藤原暢子写真展期間中コンサート(弾き語り)
6月 かわさき市民アカデミー主催講座(レクチャーコンサート)
7月 CD解説執筆(訳詞付)イネス・ヴァスコンセロス「抱擁」(ライスレコード)
マヌエル四ッ谷(コロナ禍再開ライブ)
第7回教室発表会(2年ぶり!)
9月 文化庁AFF2採択事業コンサート「葡萄牙時間旅行」名古屋&東京公演
10月 大阪テアトロルセロ主催「文化の小旅行シリーズ ーファドー」
ジョイントコンサート「ファド模様」熱海公演(主催:音楽家集団CTA)
マヌエル四ッ谷ライブ
奥多摩「山のふるさと村音楽祭」(主催:山のふるさと村音楽祭実行委員会)
11月 ポルトガルギター奏者セルジオ・コスタ来日ツアー
①「第8回教室発表会」
②「ブラジル200周年記念 ブラジル・ポルトガル友好コンサート」
(主催:ブラジル大使館 ポルトガル大使館)
③文化庁AFF2採択事業コンサート「遙かなるサウダーデ」東京&大阪
12月 大分・臼杵「虹傘祭り’22」クリスマスコンサート
等など
文化庁の補助金を申請して企画したセルジオ・コスタ来日ツアーを始め、
初めてのCD解説執筆にレクチャーコンサート式講座、
新しいチャレンジを沢山させてもらいました。
お世話になっている方々からの演奏企画もいただき、
たくさんの場所に歌いに行かせていただきました。
初めての補助金申請、大がかりなポルトガル語翻訳等、
本当に大変だったけど、その先の景色はやっぱり素敵でした。
皆様にたくさん助けてもらいました、ありがとうございました。
新年は自分の心にもっと繊細にフォーカスして取り組んでいけたらと願っています。
皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
Boas entradas!
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12月23日(金)は大分県臼杵市で単独コンサートでした。
ファドと臼杵郷土料理に地酒を楽しむひととき。
大友宗麟がまもったポルトガルと縁深い臼杵を、
ポルトガル文化で盛り上げようと立ち上がったのは豊後感動本舗の永松店長。
今回ポルトガルの虹傘祭りを再現し、ファドコンサートも実現してくださいました。
(「お聞き下さいワイン殿」のお相手のお顔は国宝臼杵石仏!)
ずっと行きたかった臼杵市、着いてから私の興奮たるや…
久家の大蔵にある素晴らしいアズレージョタイル、
高校演劇で上演して知った臼杵出身の考古学者 直良信夫先生、
そして愛用しているフンドーキンのお味噌の地!!
まさかの雪で飛行機も遅れ、高速道路も塞がれ、
どうなることやらとハラハラな入りでしたが無事に開催。
ファド歌手19周年を長年憧れていた場所で迎えられて幸せでございました。
皆様、ありがとうございました!
Até logo!
Tags: ファド, ポルトガル, 傘祭り, 臼杵
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時間が空きましたが、ファドコンサートツアー「遙かなるサウダーデ」大阪公演も
大成功で11月13日(日)大阪市立旭区民センターで歌い終えることができました。
雨の中でしたがたくさんのお客様にご来場いただきました。
皆様本当にありがとうございました。
「ギタリストの皆さんがとにかく楽しそうに弾いていた」というお声を多数いただきました。
はい、大切にしましたし、こうなることは必然だった気がします。
約20年間共に奏でてきた私たちのファドが大輪の花を咲かせた感覚でした。
ハーモニーを作り込む難曲、そして醍醐味の即興、
果敢なチャレンジは全て楽しかった、Valeu a Pana!
素晴しき友人であり演奏家、そして良き指導者であるセルジオ。
彼と一緒に日本人として、女性として、母として私はファドを歌いたい。
日本とポルトガルの大切な仲間と演奏したい。
その決意で春から準備をし、来日ツアーを行いました。
夏に急遽出演が決まった日本在住で世界で活躍するテノール歌手ロベルトさん。
「O Cacilheiro 連絡船」「Um Homem na Cidade 街に男ひとり」など、
難曲を繊細に、時に圧倒的な声量で大胆にきかせてくれました。
ポルトガル人の血と誇りと共に、様々な国の血も持つロベルトさん、
日本人の私がファドを愛して歌うことを大事に受け止めてくれました。
「日本人なのにファドを歌うの?!」これはポルトガルでよく聞かれたこと。
多くの人が歓迎してくれたけど、批判も嘲りも受けた修業時代、
いつしかこの質問は「ポルトガル人じゃないとファドを歌ってはいけないの?」と
感じるようにもなってしまっていました。
ポルトガルの魂と言っても過言でないファドを歌うには国籍は大きな壁でした。
乗り越えて頑張ろうという大きな力にもなったけれど、
心のどこかに棘のように刺さっていました。
ファドは大好きになるばかり、でもどこか遠い、
まるで大いなる片思い・・・。
でも、このツアーが終わって、ふと気付くと棘は消え去っていました。
迷いなくファドに生きることが出来たからだと思います。
ロベルトもセルジオも私に「日本人なのに」とは言わない。
言うのは「ファドが好きなんだね、素晴しい」。
日本人ギタリストたちのことも大切に扱ってくれました。
コンサート最後、歌い上げ終わりに溢れた涙は
「ここまで来た!」と溢れた感情、
ファドに生きている自信が内側から生まれたものでした。
「ポルトガル人じゃないとファドを歌えないの?」というのは、
私の不安や弱さから生まれた言い訳だった気がします。
今は何も怖くない。
準備から全てを見ていた幼い娘も大阪公演に帯同しました。
大阪公演は最初から最後まで聞いて、
曲が終わる度に一所懸命拍手をし、
覚えた出演者の名前を隣の祖母に伝えていたそうです。
ファドと生きる母をありのまま好きで居てくれています。
「日本人」が付こうが付くまいが、私は「ファド歌い」。
ファドとこの人生を謳歌していきます。
ありがとう。
Até logo!
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ポルトガルからセルジオを招いてのツアー、無事に終了しました。
ご来場の皆様、関係者の皆様、応援して下さった皆様、ありがとうございました。
出演者一同、自身の心、音、全てを愛するファドに乗せて出せました。
セルジオを見送った16日以降、ブログも書けないほど燃え尽きておりました。
でも「後悔なし!」そう言い切れます。
最高のコンビとなったセルジオ(左)&ロベルト(左)。
血で歌う姿と圧倒的歌唱力で魅せてくれたロベルト・ディ・カンディドさん。
日本在住のテノール歌手ロベルトさん、普段はオペラやクラシック作品が多く、
母国ポルトガル音楽を歌える機会は日本では殆どないそう。
「(ファドで)血の巡りがよくなってきた」
と舞台裏で嬉しそうに私に言ってくれた言葉が印象的でした。
セルジオとハーモニーを合わせていったのはポルトガルギター山本真也。
一音一音をきれいに奏でる山本くんの若き才能を、
セルジオはツアー中更に開花させていってくれました。
「感じて奏でる!」ファドの流儀を体現し、我々を鼓舞してくれたセルジオ。
私の気持ちもファドの言葉運びも、
ポルトガルギターとの立ち合い方も全てを磨き直してくれました。
導きつつ、私が自信を失わないよう受け止めてくれるのが凄いところ。
リスボンで修業する以上に濃密だったかもしれません。
私が願った以上の景色が広がりました。
ありがとうございました!Obrigada!
Até logo!
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