やはり特別、劇場という空間!
リーディング公演「不可能の限りにおいて」、
会場であるシアタートラムでの場当たりが始まり、
昨日今日と担当箇所の立ち会いへ行ってまいりました。
とうに私の手は離れて、出演者皆様のものになっている音と声。
通し稽古を重ねる中で、
なぜ劇作家ティアゴ・ロドリゲスがファドをこの作品に入れたのか
その意味が見えるところまでたどり着いています。
この頼もしさと少しの寂しさを感じつつ、
この作品をお客様に共有してもらいたい気持ちが更に高まります。
稽古場から本番の劇場に入る「小屋入り」は大詰めの大変な作業ですが、
穏やかに、的確に、
そしてまだ先を、
より良いものを求めるこの座組の環境が本当に心地よい。
演出の生田みゆきさんと演出助手の井上裕朗さんの見事な手腕!
音響・照明・舞台監督さんたち、
そして衣装・メイクさんたちが腕をふるい、
制作の皆様がそれを支える。
すべては観ていただくために…!
完売の回も出ております。
明日8日の初日(18時開演)は少しお席があるとのこと、
どうぞお見逃しなきよう。
劇場でお待ちしております!
公演詳細はこちら「世田谷パブリックシアター」
Até logo!
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ファド指導スタッフで参加している演劇「不可能の限りにおいて」、
「ぴあ」のインタビュー記事がでました。
演出家 生田みゆきさんと、出演者 岡本圭人さんのお話をどうぞご覧ください。
(私もほんの少し出させていだいてております。)
■ぴあインタビュー記事
演出家・生田みゆき×俳優・岡本圭人が語る、『不可能の限りにおいて』という挑戦
たくさんの方々に共有してもらいたいと願ってやまない作品です。
紛争地で人道支援に関わる人たちが見た現実、本音、怒り、落胆、
ポルトガル出身の劇作家ティアゴ・ロドリゲスの戯曲が世界を驚かせました。
今、この世界に起きていること。
今、伝えるべきこと。
今回のリーディング公演という手法に
いったい何なのだろう?と疑問が浮かぶかもしれません。
伝える俳優さんたちの人柄を通して言葉が立ち上がり、
この不可能を想像・共有していく演出となっています。
リーディングだからこそできることかもしれません。
本当に想像できるのか?
想像できるはずないのではないか?
そんな思いから世界は広がる、何かが変わっていく。
稽古場でこの現実への思いが共有され、
声と動きがどんどん構築されて立ち上がっていくのを目の当たりにしています。
あとは、皆様と共有するのみ。
どうぞ劇場にいらっしゃってください。
8/8金-8/11月祝
リーディング公演「不可能の限りにおいて」
東京・三軒茶屋シアタートラムにて
稽古場入り口に続くこの言葉に鼓舞されて行ってまいります。
Até logo!
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今月より「よみうりカルチャー」7-9月期が始まっております(全6回)。
課題曲は「Noite Cerrada(闇夜)」。
愛する人と別れ、今はたったひとり、過去の霧に彷徨い、
身動きが取れない様を歌います。
どの音源を聴いても歌い方が全員違って、
語りや感情によって生まれるメロディーが醍醐味の曲です。
今回はポルトガル語で話すように歌うことを目標に、
歌ったり語ったりを交互に繰り返しながら、
その境目を埋めていく作業をたくさんしています。
楽譜は作りましたが、できるだけそこから離れて詩に向き合い、
韻や、感情が乗る言葉に出会いながら歌っていってもらっています。
非常に難しい表現の域なのですが、
これこそがファドの神髄、
皆さん果敢に挑戦されています。
魂が入る瞬間生まれる、これぞファドの声。
共に探求していきます。
Até logo!
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7/20(日)は天満のワインビストロ「marc マール」さんでの演奏でした。
この日も満席のお客様、本当にありがとうございました。
異国情緒と少しフランスのような大人の可愛らしさがある店内のマールさん。
お客様と至近距離&まるで一昔前の本場リスボンのようにほぼスタンディングで演奏。
初めて長時間のスタンディングでしたが、コケたりしなくて良かった!
ヨガの鍛錬が役立ちました笑
これにて今月続いた上川さんとの一連のシリーズが終了。
歌うこと、音を奏でることの気持ちに今一度向き合いたくて、
大先輩の上川さんにお願いしました。
言葉を紡ぐこと、私の等身大で心を歌うことに、改めて愛しさを感じることができるツアーでした。
2人しかいないけど、2人だからできることがたくさんあって一歩また踏み出せた気がします。
ずっとやりたかった日本語の歌も上川さんが素敵なハモリを入れてくれて皆さんと歌えました。
ファドの定番合唱曲も大成功、すごい熱気と歌声でファド酒場になって何よりでした。
大阪の皆様、ありがとうございました!
Até logo!
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大阪中崎町ティナレンテ、17周年おめでとうございます!
去る7/19(土)にお祝いライブをさせていただきました。
満席のお客様、ご来場をありがとうございました!
ティナレンテさんはレトロな街並みで人気の大阪 中崎町にある
古民家カフェ&ギャラリー。
ポルトガル音楽アーティストたちが長年ライブを行ってきた場所で
我々にとってなくてはならない場所です。
手作りのもの、手仕事、生演奏に心寄せる人たちが惹き寄せられます。
私もポルトガルギターの上川さんもここが大好き。
17歳というと子供から大人へ変わっていくそんな歩みだねぇ、
ということで人生の道や、
子供の頃に見上げた大人の姿、
大人になってから振り返る子供の頃との違いなんかを見つめて選曲しました。
オーナーがここ数年本格的に取り組んできた薬膳のディナーや、
周年サプライズプレゼントで皆様に振る舞ってくださった杏仁豆腐も
滋味深い美味しさで素晴らしかった!
(オーナーご夫妻と)
新しいことにチャレンジしながら歩むティナレンテさんを私も追いかけます。
17周年おめでとうございました、
これからもよろしくお願いします!
Até logo!
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ポルトガル出身の作家であり、演出家、俳優のティアゴ・ロドリゲス作の
世界的話題作「不可能の限りにおいて」が
8月8日ー11日まで、東京・三軒茶屋のシアタートラムにて
生田みゆき演出のリーディング公演で上演されます。
光栄にも私は「ファド指導」として、
劇中での演奏の組み立て、演奏・歌唱指導に携わらせていただいております。
(出演はいたしません)
7月5日よりチケットも発売開始されました、
どうぞ劇場へ足をお運びください。
公演詳細はこちら→「不可能の限りにおいて」公式サイト
音楽稽古も少しずつ開始されています。
ティアゴ・ロドリゲスが国際赤十字社と
国境なき医師団の約30人の職員へのインタビューをもとに、
戦争・災害の現場における葛藤や矛盾を描き出した画期的な戯曲です。
演劇だからこその力を信じて稽古に取り組んでいます。
今こそ伝えるべき現実、思いと言葉、
劇場でどうぞ受け取ってください。
お待ちしております!
Até logo!
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7月5日(土)は沼津のポルトガル料理店「ナザレ」へ。
2周年記念のファドライブ、
ポルトガルギターの上川さんと演奏してまいりました。
昼の部、夜の部ともに満席のお客様となり、
にぎやかに和やかに集い歌う会となりました。
この日のスペシャルメインディッシュ
「太刀魚のフライローストとバナナ添え パッションフルーツソース」
こちらはマデイラ島のお料理なんです!
驚きの組み合わせですよね、私もいただきました。
びっくりするくらいバナナと太刀魚が合うんです!
パッションフルーツソースがとてもトロピカル、
ほどよい酸味ですべてをまとめてくれます。
イベントで大忙しだったのでキッチンには生江シェフの先輩 川口シェフがサポートに。
生江シェフがポルトガル料理を始めるきっかけとなった先輩だそうで、
見事なコンビネーションでした。
こちらは私も大好物のポルトガル鴨ご飯、
オレンジと一緒に食べるのがとても美味しい!
「ナザレは炊き込みご飯がうまい、ですから」
と生江シェフの決め台詞も飛び出す逸品です。
周年のお祝いということもあり
曲は歩みや人生の道といったものをテーマに集めました。
最後は名物となりました生江シェフのベースも加わっての演奏。
お客様にも歌っていただきファド酒場の完成です。
「楽しかった!」とたくさんお声をいただき何よりでした。
銀座マデイラエントラーダ店長のソムリエ佐藤岳さんが今回も駆けつけてくださり、
お客様にポルトガルのお話しをしたりポルトガルワインをセレクト。
懐深い佐藤さんならではのサービスが素敵なんです。
お客様のお好みを踏まえつつ、
新たな味への出会いを提供する、
決して押しつけがましくなく。
お料理、ワイン、ファド、お客様にたくさん出会いをお渡しできる会だったと感じています。
楽しすぎたので集合写真を撮るのをすっかり忘れていました。
それもまた良しですね。
2周年おめでとうございます。
これからもポルトガル料理の魅力を伝え続けてください。
皆様もどうぞ沼津ナザレへお出かけくださいませ!
Parabéns!!Até logo!!
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去る6月10日はポルトガルナショナルデー、
毎年ポルトガル大使館からレセプションにお招きただいておりますが、
今年はなんと大阪万博で開催ということで行ってまいりました!
特別イベントとしてポルトガルの至宝ファド歌手カルミーニョが来日してコンサートが開催。
このナショナルデーは偉大なる詩人カモンイスの命日でもあり、
カルミーニョがカモンイスの詩「Com que voz」(どんな声で)を歌ってくれました。
これには涙、他の曲もどれも好きなのだけど本当に良かった。
コンサート後はポルトガルパビリオンで祝賀会。
たくさんの方にお目にかかり、また嬉しい再会に涙涙でした。
万博ポルトガルパビリオンのレストラン「Mar de Portugal」を運営する
ジョゼさん&はづきちゃんご夫妻。
(Marは海の意味。日本語読みだと「まるでポルトガル」!!)
以前私も歌わせていただいた大阪・本町のポルトガル料理店「Lisboa」
を営んでいらっしゃったお二人が万博で本場の味でおもてなし。
(大阪のあとは高知でお店をされていて、現在は期間限定で大阪万博でレストラン運営中)
レセプションパーティーでのお料理も本場の味、たまらなく美味でした。
若い頃から海外でたくさんの人と交流し、
生きる本質や、食のことも真剣に考えてきたお二人だからのホスピタリティも素晴らしい。
スタッフさんたちもこのお二人のもとで本当に朗らかであたたかい!
お二人にしか出来ない大事業に心から拍手、
会えてたくさん力をいただきました。
写真は撮れなかったけど他にも共演者さんや、
ワインやポルトガル語関係の皆様などなどたくさんの方々とパビリオンでご一緒できました。
ジェロニム駐日ポルトガル大使は、自ら「さぁ入って召し上がってくださいね」
とゲストを誘導してくださる飾らないあたたかなお人柄。
短時間の滞在だったけれど、世界に触れられる万博も味わえました。
強行スケジュールでしたけど大阪へ来られて本当によかったです。
Até logo!
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5月の新たなユニットシリーズに続き、
7月は弾き語りデュオシリーズでの旅です。
大阪のギタリスト上川保さんと2人で奏でます。
「こんなにも愛情に満ちた音楽があるのだと知ってもらいたい」
私たちが目指すのは時に可愛らしく、時に慈愛に満ちたFADO。
上川さんのポルトガルギターは語るように、
踊るように、そして泣くように鳴ります。
どうぞ聴きにいらっしゃってください。
まずは7月5日(土)沼津
ポルトガル料理店「ナザレ」さんの2周年記念ライブです。
生江シェフがつくるとっておきのポルトガル料理とおもてなしでお楽しみください。
東京よりマデイラワイン騎士団メンバーで銀座マデイラエントラーダの店長である
佐藤岳さんも駆けつけてくださります。
そのあとは大阪へ参ります。
長年お世話になっている中崎町「ティナレンテ」さん17周年ライブ!
その翌日は天満のワインビストロ「マール」さん。
こちらはすでに満席のご予約をいただいております。
ありがとうございます。
久しぶりの沼津と大阪、皆様にお目にかかれるのを楽しみにしております。
Até logo!
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昨日は「ファドを歌う会 Vol.2」を開催しました。
ファドを歌う場、愛好者の皆さまが集える場を増やしていければと、
ギタリストさんの賛同も得ての本場流FADO VADIOとなりました。
教室の生徒さんを中心に素晴らしいファディスタの皆さまが歌ってくださいました。
心が光る瞬間がたくさんあるいいファドばかり・・・!
応援にかけつけてくださった皆様もありがとうございました。
また今回、ポルトガルの大手テレビ局SICの取材も入り、
日本でファドを愛する皆さんの様子を撮影していただくことが叶いました。
教室を始めて10年以上たちますが、
これまで習いに来てくださった皆さんと積み重ねてきたことが、
この機会につながったと感じています、感謝でいっぱいです。
次回は教室以外の皆さまにも集っていただけるよう広く募りたいと考えております。
ご参加の皆さま、ポルトガルギターの飯泉昌宏さん、ギターの伊代田大樹さん、
ありがとうございました。
Até logo!
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