ファド講座
- 2022.02.10
8日は、グループレッスン講座「ありのままファドを歌う」
よみうりカルチャーの横浜校(午前)と荻窪校(午後)でした。
感染対策で両校とも、ダンスレッスン用の広い教室を使用し、
受講者さんの間隔もしっかりとって講座を続けています。
朝、横浜校に着いて廊下を歩くと和室の教室から
三味線と笛に合わせた歌が聞こえてきます。
これがもう、なんて心を豊かにしてくれることか・・・!!
和室前で少々立ち止まって深呼吸して、
心を潤わせてから自分の講座教室へ向かっています。
三味線教室の皆さま、ありがとうございます!!!
さて、1月期最初の課題曲は
「Vielas de Alfama(アルファマの路地)」。
ファドの三大聖地のひとつ「アルファーマ」に心奪われる歌です。
~月明かりに照らされた街アルファーマ
ここにファドと共に住むことが出来たなら~
と歌います。
マイナー調で暗くなりがちなので、
「あの石畳がいいのよねぇ・・・」
「また行きたいわぁ」
「ファドを聴きに行ってみたいなぁ」
そんな憧れのため息をつくように歌ってみましょう、
とご提案したところ、歌に艶が出て、
とても素敵になっていきました。
次回からの課題曲は「Senhora da Nazaré(ナザレのマリア)」です。
漁師町ナザレで人生の波と、漁での海の波を重ね、
街のシンボルである教会「ナザレのマリア」に祈る美しい歌です。
参考音源は、私が一番好きな男性ファド歌手ジョゼ・マヌエル・バレットさん。
リスボン修業時代にたくさんのことを教えてくれました。
さりげない振る舞いから分かる伴奏者への敬意、
引き算の歌い方、
ファドの粋な部分を、間近で魅せて、時に解説してくださいました。
譜面を作りながらバレットさんの音源を聴いていますが、
聴けば聴くほど胸にこみあげるものがあります。
私も皆さんと改めて学び取りたいと思います。
Até logo!