ファドの祭典
- 2019.02.12
夢の景色が広がりました。
2月9日(土)東京ファド教室の第5回発表会、
発表会と言っていますが、これは生徒さんのコンサート。
個性豊かなファディスタたちが集結、
東京のファドの聖地、マヌエル四ツ谷さんで初開催が叶いました。
素晴らしいギタリストチームが全23曲を支えてくれました。
左から渡辺隆哉(2nd Pg : ゲスト)、上川保(1st Pg)、水谷和大(G)
生徒さんの応援に駆け付けたお客様と、
この会を聴きたいと集まって下さった方々もお越しくださり満席御礼。
良きギタリストとファディスタ、そして聴き手、
ファドに欠かせない3つの柱が揃いました。
ポルトガル伝統のアズレージョタイルの前で、
誰の真似でもない「自分らしい」ファドが続きました。
皆さんいいお顔で歌われます。
私の教室発表会はリハーサルなしでギタリストと合わす本場ファド・ヴァディオ式。
それでもしっかり音と気持ちのやりとりができます、練習の賜物です。
私も参加、2人でハモリました。
声の出し方も、人それぞれ、個性が光ります。
声楽をやっていた人、話すように歌いたい人、
それぞれの持っているものや希望をそのまま生かすのが私の方針です。
無理はさせません、あるものを生かし、
それを生徒さんが自身が伸ばしていきます。
ギター伴奏も数人やってくださいました。
香川県でファドを演奏するお2人も駆けつけてくださいました。
歌が光ると、ポルトガルギターも応えます、
このアドリブのやりとりがとてもいい!
マヌエルさん特製の美味しいお料理とあたたかいおもてなしでリラックス。
主宰の私がその場にいなくても、
皆さんどんどん交流してインターバル中も大盛り上がり、
これもとても嬉しかった。
4名の初参加者が居ましたが、レッスン以上の表現力で皆さん拍手喝采。
あなたの声が、心が、弦の音が愛しいと受け取りあえる世界。
ファドでつながる笑顔、幸せ。
リスボンで私が経験したファドの場を実現したい、
ずっと夢見ていた光景が広がりました。
1人の生徒さんが後日「ファドの祭典が開催された」と言ってくださいました。
そう!その通り、
私が考えていた以上の「ファドの祭典」になりました。
最後はお祭りの曲「Cheira a Lisboa」、お店の皆様も呼んで全員で。
お疲れ様でした、皆さん私の誇りです、素敵でした!
終了後にサプライズでお花をいただいてしまいました、
泣くのを必死にこらえて〆の挨拶をしましたよ~。
個人レッスン教室なのですが、
皆で連絡を取り合って相談してくれていたんだそうで、涙。
皆さん、心ある歌をありがとうございました。
今後、ファドを楽しめる機会を、
プラットフォームをもっと増やしていきます。
ファドを奏でたい皆さんのご参加をお待ちしております!
Parabéns!Que orgulho!!
Até logo!