出会いの空飛ぶ九州の旅②天草編第1章
- 2015.06.24
昨夜の人吉でのあたたかな夜の余韻に浸りつつ、いざ出発。
朝は昨日お世話になった方々にご挨拶。
まずは会場「ひとよし森のホール」でオーナーさんと。
ホールの守り神パルちゃんも。お世話になりました、ありがとう☆
バーニーズマウンテンドッグの女の子、犬好きにはたまらなーい。また会いにくるよ。
そして、人吉公演にご尽力くださった「ウンスンカルタ保存会」でもある立山商店さんへ。
立山商店のお茶の葉で淹れた美味しいお茶と、お菓子をいただき、次回構想に花が咲き、
しまいに歌もギターも鳴り出す午前中。
話は尽きず、泣く泣くタイムアウト。またの再会を誓って、一路天草へ!
わずか16歳で天草・島原の乱の総大将となった天草四郎。
こんな構造物も十字架に見えて仕方ないのは天草だからこそでしょうか。
ホテルに入る前に、天草名物「あか巻」で有名な老舗「イソップ製菓」さんへご挨拶。
社長の菅原さんは、25年前のアマリア・ロドリゲス天草公演でご尽力されたお1人。
今回の私の公演をきっかけに、当時の仲間が集まり、タイムスリップしたようだったと熱くお話を聞かせてくださいました。
この「あか巻」は漁師さんが船上で食べる腹持ちの良い食事として開発された、甘いお餅で巻かれたタルト。
ここにもポルトガルを感じます。また屋号の「イソップ製菓」のイソップは天草だからこそのお名前。
かつて「天正少年遣欧使節団」が持ち帰ったグーテンベルク式の金属活字印刷機を使って、
天草で活字印刷物が大量に印刷されました。当時としては発行部数世界一だったとか。
それらは「天草本」と呼ばれ、日本語・ポルトガル語・ラテン語の対訳辞書などがあり、「平家物語」や
「イソップ物語(伊曾保物語)」などの文学書もありました。
世界最先端技術がこの離島天草にあったのです。
こういった歴史背景と共に、天草に伝わる「南蛮文化」と「南蛮菓子」を世界へ発信したいという思いで、この名前をつけられたそうです。
キリシタンの歴史、天草の南蛮文化、アマリア公演から25年の想いにも触れて、気持ちは整いました。
いよいよ会場「ヴァン・ロゼ」へ、こちらで同じく25年前のアマリア公演で立ち上がった方々が待ってくださっています。
天草編第2章へ続く
Até logo!!