人生の意味 シーン公開
- 2015.10.09
2017年公開のドキュメンタリー映画「人生の意味」(O Sentido da Vida)出演
ポルトガル人のミゲル・ゴンサルヴェスさんが監督する映画「人生の意味」にて日本語で「暗いはしけ」を歌っています。
私の歌が流れるシーンがこの度完成し公開されています。
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「Expresso 記事」(「Barco Negro」の歌詞の上にある動画)
とても美しく、この映画の一員になれたことを誇りに思います。
私を導いてくださった皆様に、心から感謝いたします。
この映画は、FAP(家族性アミロイドポリニューロパシー)という難病にかかったブラジル人青年ジョバンニが主人公。
この病気は50%という高い確率で遺伝し、致死率は100%、治療法は見つかっていません。
発症はポルトガルといわれていて、大航海時代にポルトガル人の旅とともに広がりました。
日本にも患者がいます。
撮影隊は実際にポルトガルを出発し、陸路と航路で大航海時代と同じルートを通りながら撮影をしていきました。
「人類の発展」をジョバンニを通して見つめ、「人生の意味」を問う映画です。
今年4月に日本での撮影が行われました。ジョバンニは病気を抱えながら旅を続け、現在も病気と闘っています。
「暗いはしけ」を日本語で歌ってほしいと監督から依頼があり、日本語歌詞を書きました。
これまでポルトガル語でしか歌っていませんでしたが、いずれ日本語で歌いたいと思っていた私には素晴らしい機会となりました。
撮影の2日前くらいに歌詞が出来上がり、荒削りのままでしたが、愛する気持ちをただ歌いました。
あの日の、あの瞬間の私のFADOです。
私自身、この半年前に結婚し、とある病気での手術を控えていた時期でした。
私にとっての「人生の意味」を考え、歌にのせました。
撮影後に手術も無事終え、この日本語での「暗いはしけ」が私の人生にとって非常に重要な歌になったことは言うまでもありません。
ミゲル監督は「第3の暗いはしけ」となったと記事で言っています。
第一は原曲であるブラジルの「黒き母」
第二はアマリア・ロドリゲスの「暗いはしけ」
そして第三に日本の「暗いはしけ」が表現されたと。
映画の公開は2017年、アメリカ、スペイン、アイスランド、ポルトガルでの上映が決定しています。
この病気はあまり知られておらず、非常にデリケートな問題でもあります。
ですが、偏見をなくす糸口になればと、私は日本での公開を心から願っています。
応援をよろしくお願いします。
「人生の意味」ミゲル監督のインタビューが2本あります
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