2016年10月ポルトガル滞在記④ポルトガルギターがつなぐ縁
- 2016.10.31
滞在2日目10月4日、大阪からポルトガルギターの矢野太さんも合流。
待ち合わせ場所はファドの町Alfamaにあるファド博物館。
ここで9月に来日した師アントーニオ・パレイラと再会!満面の笑みで迎えてくれました。
矢野さんはポルトガルギターレッスンを受けに来たのです。
私も通訳と勉強で毎回同席。
ファドの真髄をたくさん手渡してもらう時間、このあとも毎回内容いっぱいのレッスンでした。
夕方、ポルトガルギターのメンテナンスでBairro Altoの楽器店へ。
こちらは師パレイラの友人である楽器匠アカーシオさんのお店。
さきほどのファドレッスン同様、ファド文化を支える大切な場所です。
すると同時にお店に入ってきたのは私が会いたかった人セルジオ・コスタさん!
今、一流店Lusoでレギュラーポルトガルギター奏者を務める方。
もう8年ほどのお付き合いです。売れっ子になっても昔と変わらず謙虚で優しく皆に愛されるセルジオさん。
この偶然は嬉しかった!
セルジオさんは弦を替えに来たところ、毎日のように弾くので弦の張替は頻繁に行うそうです。
ここで矢野さんに弦の張り方を丁寧に楽しく教えてくれました。
舞台裏でも素晴らしい人です。
2008年の留学時代には、車の中から歩く私に声をかけてくれたこともありました。
メンテナンスが終わるとアカーシオさんとセルジオさんの突然の速弾きセッションがスタート。
これが本当にカッコよかった!ポルトガルギターは哀愁もありますが、とびっきりカッコいい楽器でもあるんですよ。
師匠パレイラから、楽器匠アカーシオさん、そしてセルジオさんへとポルトガルギターがつないでくれた縁に旅の始まりから感激の我々でした。
このあとはBairro Altoで歌う夜です。
Até logo!