昨日は神奈川県主催「かながわ県民スポーツ祭」にて演奏させていただきました。
会場である神奈川県立スポーツセンターのある藤沢市が
パラリンピック ポルトガル選手団のホストタウンでしたので、
イベント内で地元小学生とオンラインで交流する素敵なコーナーがあり、
その冒頭での演奏でした。
1. Maria Lisboa マリア・リシュボア(日本語&ポ語歌詞)
2. ポルトガル国歌 A Portuguesa
3. Barco Negro 暗いはしけ(日本語&ポ語歌詞)
4. Senhora da Nazaré ナザレのマリア
津森久美子(歌・ギター) 山本真也(ポルトガルギター)
ポルトガルのパラリンピアンの皆様にも我々の演奏を届けていただきとても光栄でした。
初めてのファドを不思議そうにしつつも、しっかり聴いてくれていた小学生の皆さん、
スタッフ・関係者の皆様、ポルトガル大使館の皆様、ありがとうございました。
実は、オリンピック・パラリンピック関係で藤沢市の演奏に
一昨年・昨年いくつもお声がけいただいていたのですが、
コロナ禍ですべてキャンセルになっていました。
なので今回藤沢市に歌いに来ることが叶い、
また二国間を繋ぐ橋の一つになれたこともとても嬉しかった一日でした。
そして、自転車トラックに出場されたテルモ・ピナォン選手の言葉が印象的でした。
年齢と闘いながらも次を目指して奮闘している様子を
「今は大学で学んだことを自分に試して鍛え、まるで走っているマウスのよう」と
ユニークな表現をしつつも、すさまじい努力を継続して、
自身を高めている情熱が伝わってきました。
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文化庁 令和3年度補正予算事業「ARTS for the future!2」の審査に通りました
資料作成や準備が本当に大変でしたが、これでやりたかった世界を実現できます。
補助事業公演は9月と11月に開催。
皆様どうぞいらっしゃってくださいませ。
まず9月の補助事業公演はこちら
ポルトガル音楽コンサート「葡萄牙時間旅行」名古屋9/3土 & 東京9/17土
ポルトガル写真をご覧いただきながら、
ポルトガルバクパイプとフォルテピアノに乗せて歌います。
ポルトガルに心奪われた出演者陣が、
北部民謡、ファド、クラシック
フォルクローレにポップス、
そして溢れんばかりのポルトガル愛で
ポルトガル時間旅行へいざないます。
バグパイプ&写真の暢子ちゃんはただいまポルトガル滞在中
帰国直後の公演となりますので、現地の香りと共に楽しんでくださいませ。
ご予約をお待ちしております🎵
(11月公演は8月中に発表予定です)
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「知らなかった曲も歌えるようになって嬉しい」受講者様のお言葉に幸せいっぱい。
NHKカルチャー神戸教室オンライン講座
ファド名曲シリーズ④「蜜の愛 苦い愛」を歌おう
全2回の初日でした。
歌詞にまつわるポルトガルの文化背景やポルトガル語のコツもお話しながら、
フレーズごとに音とりをして歌っていきました。
この曲は妻子ある方との愛を歌っています。
カトリックにおいて蜂蜜の甘さは「キリストの無限の慈悲の象徴」です。
罪深き愛ながら、そこにあった愛が単なる甘さではないことがイメージできます。
また、ファドの歌詞や文学によく出てくる、
「悲しみの涙が海になる」という
ポルトガルならでは考えも紐解きながら進めていきました。
今回は日本語歌詞が7割だったので、
日本語でもポルトガル語っぽさを出すコツもおさえて。
次回は仕上げです。
ご参加ありがとうございました!
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サンプル盤が届きました!
解説を担当しましたアルバム「抱擁」、いよいよ7月31日に発売です。
届いたアルバムを開き、
ブックレットと解説・訳詞の紙を手に取る瞬間は格別でした、じーん。
紙はやはりいいですね。
データで音源はいただいて解説・訳詞を書きましたが、
出来上がった解説書とディスクを手に聴いていくあの感覚は
実物があってこそだなと思います。
イネスの素晴しい歌声と挑戦、
解説・訳詞と合わせて楽しんでいただけたら幸いです。
発売元ライスレコート通販、各CDショップ通販、
またはCDショップ実店舗でのお取り寄せも可能です。
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日曜日は2年半ぶりの教室発表会でした。
津森久美子ファド教室第7回発表会「ファドの祭典」@マヌエル四ッ谷
皆様と大切に歌い重ねてきて本当に良かった。
一人一人がキラリと光るファドばかり。
自慢のファディスタの皆様、
ハートフルな応援の皆様、我が最強伴奏隊、
ありがとうございました!
過去最多出演者数のプログラムをどう組むか、
うんうん頭を悩ます嬉しい悲鳴でした。
「歌いたい!」の想いに溢れる曲ばかりで
長丁場も気にならなかったのは
生徒さんたちの凄さです。
そんな皆さんの緊張をほぐしてくれたのは
マヌエル四ッ谷さんの美味しい食事。
分刻みで作っておいたタイムスケジュールも押すことなくバッチリ進行。
なんと心強かったことか…!!
本場のような料理付きファド・ヴァディオ、
圧巻のアズレージョタイルのステージ、
お店の皆様、本当にありがとうございました。
出演者一同、心からの拍手を!!!わたしゃ、幸せ者です。
* 出演者・見学者共に全員検査で陰性を確認した上で、演奏時にマスクをはずしております
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7月23日(土)、満席のお客様と共に
1年半ぶりのマヌエル四ッ谷さんでのライブに帰ってきました!
この日はファドの女王アマリアの誕生日、これも何かの巡り合わせかな。
アマリアのレコードジャケットが棚に。
Voz : Kumico Tsumori 津森久美子
Guitarra : Tamotsu Uekawa 上川保 Viola de Fado : Kazuo Mizutani 水谷和大
1. O Marujo Português ポルトガルの水夫
2. O Fado de ser fadista ファディスタである運命
3. Guitarrada ” Uma Casa portuguesa “インストルメンタル ポルトガルの家
4. Barco Negro 暗いはしけ
5. Foi Deus 神様
1. Rua do Capelão カペラォン通り
2. No teu poema 君の詩に
3. Hortelã Mourisca ムーアのミント
4. Alecrim ローズマリー
5. Túnica Negra トゥニカ・ネグラ
Anc. Um contra o Outro 一対一
次回ライブは10月17日(月)です。
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ポルトガル人ファド歌手イネス・デ・ヴァスコンセロス「AMPLEXO 抱擁」
2022年7月31日発売 (ライスレコード)
とても素晴しいアルバムを解説させていただく機会をいただきました。
抜群のピッチコントロールと表現力で伝統曲からモダン曲まで歌いこなす、
女性ファド歌手イネス・デ・ヴァスコンセロスのデビューアルバムです。
ひとつひとつの歌詞を「自分の言葉」として運ぶ歌い口に私は魅了されました。
ポルトガルを代表する作家や演奏者が集いオリジナル作品14曲がおさめられた今作は
「コンセプト段階から心をさらけだして制作した」とイネスが語る意欲作。
昨年ポルトガルで発売後にイネスは
「間違いなく障壁とタブーを打ち破る真のアーティストの一人」と絶賛されました。
応援歌のような曲もありながら、
これまでファドには扱われなかった「同性愛」「アルツハイマー病」などのテーマも並び、
ポルトガルでも反響を呼びました。
これは、あらゆる人への、ファドへの抱擁です。
担当した解説には全曲訳詞もつけましたので、どうぞ心抱かれてお楽しみください。
ライスレコード通販サイト他、タワレコ通販サイトなどでも扱われています。
オフィシャルミュージックビデオ「AMPLEXO」(アルバムと同名のシングル曲)
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今週から夏期7~9月講座に入りました。
(講座詳細→横浜教室 荻窪教室)
新課題曲は「カペラォン通り Rua do Capelão」
アマリア登場以前のファドのアイコンであった
マリア・セヴェーラの恋を描いた歌です。
「ファドのゆりかご」と呼ばれるリスボンの下町モウラリーア。
そのカペラォン通りで娼婦をしていたジプシー
マリア・セヴェーラが歌っていたのがファドの原型でした。
(世間話や日頃の不満なども歌にしていたので、現在のファドとは異なる)
この曲はセヴェーラの映画のために作られた曲で、
ヴィミオーゾ伯爵との恋の中、
結核で若くしてこの世を去ったセヴェーラを
歌った美しい一曲です。
~運命にさからわない
ファドに抱かれ生き
あなたに抱かれ死ぬ~
7月23日の四ッ谷マヌエルライブでもご披露予定です。
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我が家のひまわりが咲き始めました。
ひまわりはポルトガル語で「Girassol」(ジラソウ)、「太陽Sol」(ソウ)が入っています。
種から育てのは初めてでしたけど、可愛いお顔が出てとっても嬉しい!
小さな太陽に「行ってきます」をして、
月末ライブ練習と教室発表会へ向けてレッスンへ出ています。
(7月23日(土)四ッ谷ポルトガル料理「マヌエル」のライブは
残席わずかになりました、ありがとうございます。)
おかげさまで色々とお仕事をいただきまして
楽譜作り、原稿執筆、ブッキング、毎週が締め切り。
花たちの水やりと手入れが息抜きです。
締め切りを終えたら色々と発表出来ると思っております。
植え替えたオリーブの樹に先日初めて実がなりました。
樹も人も時間をかけて成熟して、成果が出ると教えられます。
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本日6月22日は「特定NPO法人かわさき市民アカデミー」主催講座
「ポルトガル・ツアー」(全12回)の第9回目を担当させていただきました。
テーマはもちろんファド!
投影用パワーポイント資料と、配布用資料、音源を用意し、
ギターを担いで行ってきました。
教室受講と配信受講で、70名近い皆さまにファドに触れていただきました。
強い雨が心配されましたが、見事に止んでくれました。
講座はお話と演奏で進めるレクチャーコンサート形式。
まずは演奏にはじまり、
「ファドとは?」 「哀愁のポルトガルギター」
「偉大なるファド歌手アマリア・ロドリゲス」
「マエストロ カスロス・ド・カルモ」「ファドは詩」
「名曲 どんな声で」(詩の韻や間、作詞の偉大な詩人カモンイスについて)
「ファドにゆかりある街」「元祖ファディスタ マリア・セヴェーラ」
「ポルトガルのアイデンティティに深く関わる言葉 サウダーデ」
「なぜ歌うのか」「今のファドの姿 若手のとりくみ」等など
関連する曲や文化、音源、ポルトガルの人々のこと、
そして生演奏、いろいろ聴いていただきました。
資料準備が大変ですが、聞いて下さる皆さまにはご好評のスタイル。
コロナ禍になってこのようなレクチャーコンサートを
たくさんさせていただくようになりました。
この2年で積み重ねたものが形になったと実感できた日でもありました。
決してメジャーとは言えないジャンルですし、
「ただ暗い歌」というイメージが強い、
人生の賛歌であり、多様なスタイルが今はたくさんあることも、
出演者側も努力して伝える必要があると思います。
なので、この形式は継続してやっていきたいと思った次第です。
受講者の皆さま、アカデミー関係者の皆さま、
配信の映像切り替えなど現場で支えて下さった皆さま、
どうもありがとうございました!
素晴しい講師の皆さまと並んで愛するポルトガルの講座を担当できて、
心から嬉しかったです。
師匠たちに少し恩返しができたかな。
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