
19日のライブでお客様からいただいたお花、とっても綺麗に咲いています。
ポルトガル製の水差しに入れました、ぴったり☆
お家にお花があると、気持ちも優しくなれます。ありがとうございます。
さて、最近家にいると小鳥の声をたくさん耳にするようになりました。
前はカラスばっかりだったので、これは嬉しい。
朝の散歩に出るとその理由がわかりました。

街路樹も公園の木も実をつけてたたずんでいました。
こういう変化がとっても好き、こんな気持ちも私のFADO。
Até logo!
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昨夜のマヌエル・カーザ・デ・ファドでのライブ、たくさんの方に足をお運びいただきました。
ありがとうございました。
共演は意外にも「初」となった3人。

TAKUさんこと高柳卓也さん(歌とギター)とMASAさんこと飯泉昌宏さん(ポルトガルギター)に
私KUMICOが加わりました。
お二人の熱い魂に乗って歌えた事がとても楽しく、リスボンで現地ギタリストとセッションした時のようないい緊張感でした。

リスボンでファドに生きる人々と交流を重ねるTAKUさん(中央)にも歌っていただき、
TAKUさんの「友愛のファド」に私の「愛のファド」を並べました。
MASAさんのポルトガルギターは現地の香りに溢れて、この共演が叶ったことに感謝です。

また四ツ谷のCasa de fadoでお会いしましょう。
ポルトガル国旗が目印です。
ありがとうございました。
Até logo!
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11月4日(水)ジュリオ・レゼンデ来日コンサートチケットが残りわずかとなりました。
ジュリオは東ティモールから日本へ、大航海時代へ思い馳せる旅を経てやってきます。
以下、彼のコメントを紹介します。
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Japão, Timor! Novembro será um mês bonito e antes do Ccb, será a primeira vez que irei até ao Japão e a Timor. É uma grande honra para mim. Uma honra navegar para onde os nossos antigos chegaram há muito – muito antes de mim – com suas vozes carregadas de saudade. Pergunto: Quanta dessa saudade fez fado?
日本、ティモール!11月は素敵な月になりそうです。
リスボンのCcb公演を前に、初めて日本とティモールまで行くのですから。
これは本当に光栄なことです。
この喜びに導かれて行くのです、私よりも遠い遠い昔に先祖がたどり着いた地へ、
サウダーデに満ちた声と共にたどり着いた地へ。
私は問いかける、どれだけのそのサウダーデがファドになったかと。
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コンサート当日、この想いがピアノにのって皆さんに伝わることでしょう。
私の声も、この想いに乗って皆様にとどきますように!
11月4日(水)「アマリア」18:30開場 19:00開演
前売りチケット4000円(全席自由席) 当日4500円
新大久保 スタジオ・ヴィルトゥオージ
主催:オフィス フロール
共催:ポルトガル大使館 日本ポルトガル協会
Até logo!
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「秋桜」、字のごとし。大好きなお花。

100万本のコスモスの海。山が公園になっている「くりはま花の国」で。

本日のべっぴんさん。
Beijinhos, até logo!
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来週19日の東京・四ツ谷「マヌエル・カーザ・デ・ファド」ライブの
特別メニューがお店から届きましたのでご紹介します。

【10月19日 (月) “津森久美子&高柳卓也コラボFado Live” コースメニューのご案内】
*生ハムとオリーブ
*前菜盛り合わせ
タコのサラダ 砂肝のコンフィ
バカリャウのコロッケ 旬魚のエスカベッシュ
*PEIXE~魚介料理~
鱈のスチームと揚げ茄子の煮込み
*CARNES~お肉料理~
豚肩ロースのグリル アサリとキノコのソース
*SOBREMESAS~デザート~
ポルトガルプリン&コーヒー又は紅茶
※食材の入荷状況により変更になる場合がございます。あらかじめご了承くださいませ。
☆☆ºº☆ºº☆☆ºº☆
これはワインが進んでしまいますねぇ・・・!
お料理のあとはFADOに寄り添うポルトガルの夜。

お待ちしております。
Até logo!
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2017年公開のドキュメンタリー映画「人生の意味」(O Sentido da Vida)出演

ポルトガル人のミゲル・ゴンサルヴェスさんが監督する映画「人生の意味」にて日本語で「暗いはしけ」を歌っています。
私の歌が流れるシーンがこの度完成し公開されています。
↓
「Expresso 記事」(「Barco Negro」の歌詞の上にある動画)
とても美しく、この映画の一員になれたことを誇りに思います。
私を導いてくださった皆様に、心から感謝いたします。
この映画は、FAP(家族性アミロイドポリニューロパシー)という難病にかかったブラジル人青年ジョバンニが主人公。
この病気は50%という高い確率で遺伝し、致死率は100%、治療法は見つかっていません。
発症はポルトガルといわれていて、大航海時代にポルトガル人の旅とともに広がりました。
日本にも患者がいます。
撮影隊は実際にポルトガルを出発し、陸路と航路で大航海時代と同じルートを通りながら撮影をしていきました。
「人類の発展」をジョバンニを通して見つめ、「人生の意味」を問う映画です。

今年4月に日本での撮影が行われました。ジョバンニは病気を抱えながら旅を続け、現在も病気と闘っています。
「暗いはしけ」を日本語で歌ってほしいと監督から依頼があり、日本語歌詞を書きました。
これまでポルトガル語でしか歌っていませんでしたが、いずれ日本語で歌いたいと思っていた私には素晴らしい機会となりました。
撮影の2日前くらいに歌詞が出来上がり、荒削りのままでしたが、愛する気持ちをただ歌いました。
あの日の、あの瞬間の私のFADOです。
私自身、この半年前に結婚し、とある病気での手術を控えていた時期でした。
私にとっての「人生の意味」を考え、歌にのせました。
撮影後に手術も無事終え、この日本語での「暗いはしけ」が私の人生にとって非常に重要な歌になったことは言うまでもありません。
ミゲル監督は「第3の暗いはしけ」となったと記事で言っています。
第一は原曲であるブラジルの「黒き母」
第二はアマリア・ロドリゲスの「暗いはしけ」
そして第三に日本の「暗いはしけ」が表現されたと。
映画の公開は2017年、アメリカ、スペイン、アイスランド、ポルトガルでの上映が決定しています。
この病気はあまり知られておらず、非常にデリケートな問題でもあります。
ですが、偏見をなくす糸口になればと、私は日本での公開を心から願っています。
応援をよろしくお願いします。
「人生の意味」ミゲル監督のインタビューが2本あります
「TRANSIT」 「ソトコト」
Até logo!
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冷たい風が吹くようになりましたね。「秋」、あの季節がやってきました。

大阪ファド教室の発表会へ向けて、曲リストが完成。
今年で3回目となる年に一回のファド発表会。
なんと今年は、歌い手7名、楽器2名の大所帯!!
プラス伴奏隊3人と私。
とにかく歌いたいだけ歌う方針のため、ギタリストさんへの曲リストは24曲!
さらにキー違いもあるので結果36パターン。おぉー、嬉しい悲鳴p(^-^)q

現地ポルトガルの「ファド・ヴァディオ」形式。中崎町「ティナレンテ」さんはぴったりの会場。
お客様はなく、奏でたいメンバーが集って、想いを歌い、乾杯。

ほろ酔いのところ、また歌う。毎年本当に美しいファドの時間になる大好きな一夜です。

皆さんそれぞれの心に出会えるのが楽しみです。
Até logo!!
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本日は歌姫アマリア・ロドリゲスの命日です。
16年前の今日、1999年10月6日に旅立ったアマリア・ロドリゲス、
ポルトガルは3日間喪に服しました。
Portal de Fado Amália Rodrigues – 16 anos de saudade
↑ こちらのサイトにアマリアを惜しみ見送る人々の様子と、
カルロス・ゴンサルヴェス(ポルトガルギター奏者)など、アマリアに縁のある人々のインタビューが
ポルトガル語ですが動画にまとめられています。
そして今日もアマリアへの想いがファド歌手をはじめ、たくさんの人たちから伝えられています。
彼女の歌は、誰かの人生の一部になっているのですから。
Até logo!
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FADOが生まれるより前の、18世紀のポルトガル音楽の資料に興奮しながら、チェンバロ奏者の小原道雄さんと会合。
ファドの片鱗を感じる楽曲がとても興味深い!小原さんから教えてもらいました。

ポルトガル国立図書館がデータ化してダウンロード出来るようにしてあります。手書きの楽譜でとても美しいの!
そんな曲ばかりあつめたCDがイギリスのレーベルから出ていて、イギリス在住の古楽器奏者・竹内太郎さんも参加されています。
「18世紀ポルトガルのラブソング」と題した美しいアルバム、今も昔も恋なのね。
一曲目がまるでファド・カスティーソ!?と思えるものでびっくり。
小原さんとのチェンバロ企画、いつになるかは未定ですが、あたためております。
ご期待ください。
Até logo!
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11月にピアニストのジュリオ・レゼンデさんとコンサート「アマリア」を開催するにあたり、
ここ何か月間は世界屈指の歌姫、故アマリア・ロドリゲスを追っています。

どんな人だったのか、何を憂い、何を愛し、どう生きて、そして歌ったのか。
私がファドを歌い始めて12年が経とうとしていますが、偉大なるファドの女王はあまりに遠い存在です。
また素晴らし過ぎる歌唱力が故に、2003年から歌うにあたり、私は「アマリアは参考音源にしない」という決め事をしました。
ポルトガル語初心者が参考にするとファドとして成立しない超上級音源だったからです。
それ故、ある一定の時期までアマリアを参考にすることを自分では禁じていました。
決して嫌いと言うわけではありません、逆です。
それでも自然と彼女の歌は耳に入ってきますし、ポルトガルに住んでいれば、ラジオから、お店から、
ポルトガル国民が愛するディーヴァの声が聴こえて、私の中にも住みつくのです。
アマリアの悲しみが、喜びが、戸惑いが、生きることへの想いが。
ポルトガルの師匠はアマリアの伴奏もしていましたから、当時の話を聞いたり、アマリアの家にも足を運び、
また、ファドに生きる人たちから、ポルトガル国民からアマリアをどう思うかについても聞いていました。
そして、遠ざけたにも関わらず、私のレパートリーはアマリアの代表曲にあふれ始めました。
これは現地ポルトガルの歌手たちが愛し歌っていた曲を、私も愛し取り入れた結果でした。
これに気が付いた頃、ポルトガル語も多少話せるようになっていましたし、アマリアを参考にすることを解禁しました。
基本的には1曲に対し、様々な歌手の音源を聴きます。
現地の修業先のお店で何度も聴いて身体に入れることが殆どでしたが、次のステップでアマリアを聴くと、
唸るばかりでした。最終的にはそれを経て自分の歌い方に落とし込みます。
自由なようで伝統と型があるのがファド、先駆者たちの歌は宝です。
10周年の区切りを迎えた後、アマリアにとことん向き合ってみたいと考えだしました。
すると今回のコンサートの機会に恵まれました。

6月の天草ではアマリアが笑う写真が待っていました。
「これは呼んでもらえたんだ」
と、おこがましくもそうとらえることにしました。
人生において「縁」というのはそういうものだと私は思うのです。

私が歌い始めた2003年、アマリアはもう亡くなっていました。
会ったことはありません。
でも、それだからでしょうか。
余計に「アマリア」という存在が人々の心に生き続けていることを発見するばかりでした。

ジュリオのマネージャーから、ある本を教えてもらいました。
アマリアがまるで語っているように書かれた本
「AMÁLIA UMA BIOGRAFIA POR VÍTOR PAVÃO DOS SANTOS」です。
日本語版もあるので、読み進めています。
この本は前に見たことがあったのですが、その時は手にとれませんでした。
ポルトガルの文化もファドの歴史もまだわからないままだったので。
今、手にとって良かったとページを開きながら感じています。
冒頭にアマリアが言っていたことが、かつて自分も思った人生への疑問と重なったことにちょっと身震いしながら、
アマリアに会っているような気持ちで読み進めています。
アマリアを歌う、でも歌うのは私の人生、人の普遍的な感情。
FADOは今を生き、蘇り、また紡がれていくのです。
アマリアはこう言っています。
「誰かの人生の一部に、私の歌がなっている。」
なんて素敵なのでしょう。
Até logo!!
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