
よみうりカルチャー講座のための楽譜づくり。
アマリア特有の歌いまわしを残しつつ、
オーソドックスなメロディーラインを楽譜にしていく。
このバランスが難しい。
音源をそのまま採譜したら、アドリブ部分が細かすぎて大変なことになるんです。
楽譜を読める人、苦手な人、まったく読めない人が一緒に受ける講座なので、
できるだけ易しく、でもファド特有の技も入れつつ作らないといけない。
毎回大変だけど楽しい。
でも楽譜だけではファドのエッセンスや歌いまわしのパターンは入りきらないので、
レッスンでは揺らしのパターンをいくつも実演する。
楽譜が読めなくても、渡したことを耳で覚えて見事自分のものにする生徒さんに感動すること幾度。
楽譜を越えて自分の歌を歌ってくれたときの嬉しさったらないのである。
いずれ、誰にでも気軽に歌ってもらえる楽譜集を作れたら・・・思っています。
そういったアイテムがないと、なかなか日本ではファドを広めるのは難しい。
シャンソンやジャズの皆さんの取り組みを参考に、
私も頑張りたい。
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暑いですねぇ。
そう、毎年「暑いですね~」以外の挨拶で夏を過ごせないかと思うのですが、
やっぱり「お暑つうございます」と朝の挨拶をしてしまった連休レッスン。
日本人は天気の話題で会話を始めることが多いのに対し、
海外ではテレビの話をするところもあるそうです。
びっくりしたけど好きだったのは台湾人のお友達の言葉でした。
「ご飯食べた?」
台湾では食べることはとても大事だから、
ちゃんと食べられました?と親愛を込めて言うんだよ、
と教えてくれました。
その友人の優しい人柄も重なってですが、ほっこりしてとっても好きだったんです。
今度彼女に会う時には私から「ご飯食べた?」と挨拶したい。
(台湾の方がみんな「ご飯食べた?」で会話を始めるわけではないので、あしからず)
連休明けも引き続き猛暑です、皆様どうぞお気を付け下さいね。
Até logo!
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あと2週間を切りました!
7/26(木)はポルトガル料理店「マヌエル・カーザ・デ・ファド」レギュラーライブです。
共演のポルトガルギター奏者山本真也さんが先日ポルトガル修業から帰国されました。
このライブのためにポルトガルで練習を重ねたそうです。
また、山本さんはポルトガルギターソロ曲も得意とするギタリストです。
当日もソロを弾いてもらいますのでご期待ください。
ご予約は「マヌエル四ッ谷」(03-5276-2432)までお願いします。
ポルトガル直送のファドの香りとお待ちしております。
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大阪から東京に戻りまして、
昨日7月10日から「よみうりカルチャー荻窪」7月期講座がスタートしました。

今期からまた受講者も増えて、熱く暑く(?)始まりました。ありがとうございます。
曲はアマリアの名曲「Solidão 孤独」に入り、
ファド特有の揺れのコツにもチャレンジしてもらいました。
「小節の頭に置く単語のアクセントを早めに入れ込むこと」、
そうするとファドの匂いがよりしてくるんです。
皆さん1月から7曲目となると、そのあたりの飲み込みも早くて素晴らしい。
次回は更にファドっぽさを出せるよう歌いこみです。
皆様、お疲れ様でした。
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大阪でとってもお世話になっているギャラリー&カフェ「ティナレンテ」さんの
10周年お祝いライブイベントが7月8日(日)にあり歌わせていただきました。

お店のファンの皆様で満席御礼。
お店への愛をこめて、そしてファドを初めて聴く方にも楽しんでいただけるプログラムでお届けしました。

左から上川保(1st Pg)、ヤノフトシ(2nd Pg)、水谷和大(G)。
伝統のファド、モダンファド、ポルトガルのポップス等々こだわって組みました。
ヤノさんもファディスタとして2曲披露。
冒頭に「10周年だよ、全員・・・」と呼びかけると、
お客様皆様「集合!」と拳を突き上げてくださいました、昭和万歳。
皆大爆笑、予想以上のキレでした~。

それから、私からの10周年プレゼントとして、ポルトガルギター弾き語りをしました。
ポルトガルギター3本でキラキラ光る音のシャワー、現地のようになりました。
この日のために上川さんに習って練習したんです。
私の主旋律に上川さんがハーモニーをつけ、ヤノさんが合いの手を入れる構成、
それを水谷さんのギターがしっかり支えてくれました。

最後の歌は歌詞を「ティナレンテ」バージョンに作詞をしてプレゼント。
オーナーが「泣くまい思っていたのにこれを聴いて泣いてしまった」
と見せた笑顔に私も泣きそうに。
安心安全な素材で作るオーナーのお料理と、
一級建築士のマスターが蘇らせた古民家の心地よい空間ティナレンテ。
でも、最大の魅力はオーナーご夫妻のお人柄です。
10周年本当におめでとうございます。
素晴らしい日に歌う機会をいただき光栄でした。
これからもどうぞどうぞよろしくお願いいたします。
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先週末の大阪滞在、レッスンでは実家の幹太くんも講師助手としてご活躍。

朝レッスン後、忘れ物をチェックして一休み。

午後はリハーサルの音楽監督のお仕事、いそがしいっ。
ヤノさんが歌う時、穴が開くほど見つめていらっしゃった監督。
ご指導ありがとうございました、おかげさまで順調に進みました!
何か作業や勉強をするときに、
可愛らしいもの(丸いものとか、キャラクターグッズとか)が近くにあると、
はかどる実験結果データを見たことがあります。
今回も監督の可愛さで和みつつ、有意義な練習ができました。
幹太のすごい才能、ありがとね。
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先週末は大阪、7月6日(金)お世話になっている天満「マール」さんで
14周年前夜祭ライブでした。

ポルトガルワインと鉄板料理をメインにしたお料理が人気のお店です。

終演後はオーナーもウクレレを片手にセッション大会、お客様の美声も響きました。

息ぴったりのトリオ
ポルトガルギター上川保(左)&ギター水谷和大(中央)
14周年おめでとうございました!
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ポルトガルに行かなくても、
東京でパステル・デ・ナタ(エッグタルト)食べ比べが出来る素晴らしい現在。
先週1週間、幸せのナタ祭りでしたのでご紹介します。

1枚目 今大人気の神保町「ドース イスピーガ」さん
ポルトガルで修業した店主みゆきさんは大好きなポルトガル仲間さん。
たっぷりの愛を込めて焼いています。
日本におけるポルトガル菓子のカリスマが焼くお菓子はいつも午前中で売り切れるほど。
事前のご予約がおすすめ。

2枚目 ポルトガル旅行気分なら四ッ谷「マヌエル・カーザ・デ・ファド」さん
大きなアズレージョタイルが素晴らしい店内でお料理をいただいて、
そのあとにコーヒーとさっくりナタを食べると、もう気分はポルトガル旅行です。
この日はパォン・デ・ロー(ポルトガルのカステラ)とスペシャルコンビで。

3枚目 言わずと知れた大人気店 代々木上原「ナタ・デ・クリスチアノ」さん
今回はチェリーが乗ったパステル・デ・ジンジャをTAKU OUTしました。
今なお研究を続けるこだわりのパイ生地、サクッとした食感がたまらない。
お家でもこのサクッが楽しめるように、袋の後ろには温め方を書いてくださっているのが嬉しいです。
この3店舗以外にも召し上がれるお店があります。
またレポートいたします、皆様もどうぞ食べ比べてくださいね。
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皆様もご存じの通り、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が
世界文化遺産に登録されることが6月30日に決定されました!

(今年1月に訪れた天草「﨑津教会」)
これまでポルトガルとの歴史関連から何度もファドを歌わせていただいた長崎と天草。

訪れるときは関係者の皆様から、登録へ向けた思いや、
お話をたくさんうかがいながら、ポルトガルと関連する場所をめぐらせていただきました。
その中で潜伏キリシタンの歴史や想いにも触れることができました。
それ故にこの登録決定は特別な思いで待っていました。

(1月に天草で行われた南蛮文化講演会ではファドの演奏もさせていただきました)
皆様、潜伏キリシタンの歴史に触れる旅を、長崎と天草でお楽しみください。
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Live Schedule 更新しております。
夏から初秋にかけて、より心を裸にして、愛して歌いたい。
自分の心にある闇、コンプレックス、嫉妬、憧れ・・・、
タブーな部分こそ歌に、ファドになる。
一歩を踏み出すために、
タブーだと自分が思っているところに光をあてて、
許して、自分を愛することができれば、
隣の人にも光をあてられる。
誰かを攻撃してしまう、あまりにひどい事件のニュースが多い昨今、
私は声を大にして言いたい。
自分自身を愛して大切にできれば、
世界はもっと平和になる。
自分自身を抱きしめて、許して、
その手で誰かの背中をさすってあげて欲しい。
少しの優しさでいい。目を合わせて微笑むだけでもいい。
甘っちょろい考えと言われようと何だろうと、
私は歌でさすります、微笑みます。
一人一人が、優しい幸せに溢れますようにと。
それが私のFADO。
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