バランス
- 2018.07.19
よみうりカルチャー講座のための楽譜づくり。
アマリア特有の歌いまわしを残しつつ、
オーソドックスなメロディーラインを楽譜にしていく。
このバランスが難しい。
音源をそのまま採譜したら、アドリブ部分が細かすぎて大変なことになるんです。
楽譜を読める人、苦手な人、まったく読めない人が一緒に受ける講座なので、
できるだけ易しく、でもファド特有の技も入れつつ作らないといけない。
毎回大変だけど楽しい。
でも楽譜だけではファドのエッセンスや歌いまわしのパターンは入りきらないので、
レッスンでは揺らしのパターンをいくつも実演する。
楽譜が読めなくても、渡したことを耳で覚えて見事自分のものにする生徒さんに感動すること幾度。
楽譜を越えて自分の歌を歌ってくれたときの嬉しさったらないのである。
いずれ、誰にでも気軽に歌ってもらえる楽譜集を作れたら・・・思っています。
そういったアイテムがないと、なかなか日本ではファドを広めるのは難しい。
シャンソンやジャズの皆さんの取り組みを参考に、
私も頑張りたい。
Até logo!