歌うように弾く
- 2018.02.14
この夏ポルトガルギター弾き語りを目指して特訓中!
上川保師匠と頑張ります。
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今日は「よみうりカルチャー荻窪校」のグループレッスン。
皆様のやる気が今日も熱かった!!
まず前回からの課題曲「蜜の愛 苦い愛 Amor de Mel, Amor de Fel」をおさらいして、
今日から「難船 Naufrágio」に入りました。
この曲は日本でも人気の名曲、日本語とポルトガル語の歌詞に想いを乗せます。
ピアノで旋律を確認した後に、本場のようにギター伴奏に合わせます。
このレッスンでは皆で一斉に歌うので、歌のエネルギーがすごいのですが、
圧倒されながらギター伴奏をするのが快感です。
リクエストも多いアマリア・ロドリゲスの名曲を中心に、
これからもファドを楽しんでもらえるよう組み立てていきます。
今日もお疲れ様でした!
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昨日2月11日(日)は東京ファド教室第4回発表会でした。
本場ポルトガルのファド・ヴァディオ形式、
リハーサルなしでギタリストと息を合わすぶっつけ本番です。
息を合わすための型やルールはレッスンでしっかりやってきたので、
ギタリストの胸を借りて、皆さん歌いたい世界を思い切り表現してくれました。
持ち歌4曲を選び、1曲ずつ歌いまわしていきます。
計32曲を全力で弾いてくれた上川さん(ポルトガルギター)と水谷さん(ギター)。
生徒さんにも大人気のお2人が一緒になって楽しんで歌を支えて、
さらに歌い手の気持ちを引き出してくれました。
発表会が出来るのはこのお二人がいるから。
内側から溢れる想いを、
ありのまま、自分の人生に乗せて歌う。
歌手8名、誰一人として同じではない。
嘘がない歌、
心が鳴るとき、
声が鳴ります。
そんな歌は愛しくてたまりません。弦にも心が乗ります。
この人、素敵だなぁ! そう歌を聴きながら思えるから私はファドに惚れ込みました。
この日も惚れました、皆さん一人一人に。
素敵な心をありがとうございました!
会場はこのファド・ヴァディオにぴったりなお店、お馴染みの大塚「レアンドロ」。
途中休憩のランチはポルトガル名物「豚サンド(ビファーナ)」、とろとろチョコケーキ、
そしてこちらの専門であるマデイラワインも!
鈴木マスターご夫妻、最高の場をありがとうございました。
皆さんいいファドを本当にありがとう!!! 自慢のファミリー、私の誇りです。
Parabéns a todos!!Tenho orgulho.
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2月10日はポルトガル料理店「マヌエル・カーザ・デ・ファド」のレギュラーライブでした。
おかげさまで満席御礼、かなりの数のお客様をお断りしなければいけなかったとうかがいました。
本当にありがとうございました。
満席の熱気の中お料理とワインとファドでポルトガルをご堪能いただきました。
大阪よりギターの水谷和大さん、ポルトガルギターの上川保さんを迎えて。
【セットリスト】
フォルクローレのファドアレンジ曲やモダンファドもたくさん入れてプログラムを組みました。
今回、関東で初披露の大阪弁の曲を持ってきました。
「お聴きくださいワイン殿」はワイン伯爵との会話の歌なのですが、
ワイン伯爵のセリフを大阪弁にして昨年末から歌い始めました。
アクセントがポルトガル語とちょっと似ているので、違和感がないんですよ。
大阪と熊本では爆笑をいただきました。
東京で大阪弁歌詞が受け入れられるか心配だったんですが、この日も大ウケでした♡
このワイン伯爵は、私が歌いだした頃からとってもお世話になった浪速のミスターポルトガルワイン氏がモデルになっています。
ワイン愛を溢れさせながら、昨年末に片道切符だけ持って旅へ出てしまいました。
知らせを聞いた日、ミスターポルトガルワイン氏こそワイン伯爵だと気づき、
大泣きしながらこの詩が出来上がりました。
私の大切な一曲です、これからも歌います。
次回のマヌエル四ツ谷ライブ日程は決まり次第告知いたします。
皆様、ありがとうございました。
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素敵なイラストのフライヤーが届きました。
3月4日(日)はダォンワイン試飲会で歌わせていただきます。
「ダォンワインとポルトガルの料理と音楽」13:00-16:30
このイベントは、昨年火事で大きな被害を受けたダォン地方を応援するべく企画されました。
主催者の皆さんが何か支援をしたいと願いダォンワイン生産者と話をしたところ、
「知って飲んでもらえることが何よりの支援です」
と聞き、このイベントが行われることになったんです。
仕掛け人の一人であり、
イベントでワインセミナーもしてくださる別府岳則さんは尊敬するポルトガル仲間さん。
いつか何かご一緒したいとずっと願ってきました。
今回お声掛けいただき、10年越しの願いも叶います。
ポルトガル愛にあふれたスペシャリストの皆様と、ダォンワインや料理、音楽の魅力をお伝えします。
旅行気分でいらっしゃって下さいね!
心よりお待ちしております。
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11日の東京ファド教室発表会を前に、今週は仕上げのレッスンが連日続いています。
生徒さん皆さんがそれぞれ課題を明確にして、練習して教室に来てくれています。
そのままステージにひっぱりあげたいと思うほど
とってもいい味のファドを歌ってしまう皆様。
もう、嫉妬しちゃうほど。
でも、これは自慢の嫉妬なんです。
それで、私の渡すアドバイスもどんどん欲が出てしまうんです。
皆さんがこんな路地を通って、
リスボンのファド・ヴァディオに参加しそうな絵が私には見えてしまうから。
皆さん本当に素敵なファディスタ!!
ああ、発表会が楽しみだ。
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おかげさまで2月10日(土)の四ツ谷マヌエルのライブは満席になりました。
「お断りしないといけないほどです」とお店から連絡がありました。
本当にありがとうございます!
お席が用意できなかった皆様ごめんなさい。
ポルトガルやファドの人気がじわじわと上がってきていることを実感しています。
マヌエル四ツ谷での次回ライブが決まり次第、ホームページなどでお知らせいたしますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
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天草の旅、後編は大航海時代当時を感じられる訪問でした。
訪れたのは天草市立「天草コレジョ館」。
コレジョとは大神学校、宣教師を養成する場所です。
もちろんカレッジとして大学の役割もあり、ここでは最先端の技術・学問・思想も学べたのです。
当時、長崎から天草の河浦に移されたコレジョで29種類のキリシタン本が出版されました。
最新のグーテンベルク印刷機で印刷された「天草本」はヨーロッパを越えるほどの出版部数を誇ったのです。
その中には「伊曾保物語(イソップ物語)」や「平家物語」もあります。
それから欠かせなかった西洋楽器、音楽も。
この日は天草で古楽器演奏をされる皆様が集まって下さり、
当時演奏されたであろう音楽を生演奏してくださいました。
↑上川さんもチャレンジ
あの信長が好きだった言われている曲も聴かせていただきました。
「花咲く日々に生きるかぎり」という曲で、信長のイメージとは少し異なるような
明るく軽やかな作品でした、信長は気に入って何度も聴いていたそうですよ。
信長の体験を、自分の五感で楽しめることに、興奮してしまいました。
そしてこちらは西洋から伝わったパイプオルガンを天草にあるもので作ったもの(貴重な複製)。
こちら「竹」作られています!
笛がたくさん並んだようなきれいな音でした。
鍵盤を弾く人と、後ろから空気を送る人の2人で弾きます。
私たちもやってみましたけど後ろの空気を送る役はとっても難しい!!
でも当時の人が聞いた音をこの耳で聞けて鳥肌が立ちました。
皆様にも是非聴いてもらいたい!!
コレジョ館のあとは世界遺産に登録が見込まれている崎津集落へ。
かつてこの集落で踏み絵が行われたその場所に崎津教会が建てらました、非常に意味のあることなのです。
中心部から離れていて、簡単に行ける場所ではないのですが、潜伏キリシタンの場所としてはそれが大切だったのでしょう。
マリア像を持てず、貝に水を入れてマリア様を見ようとしたり、守り伝えた歴史を研究者の方にお話ししてもらいました。
そして、この歴史や文化を、市をあげて皆さんが大切にしようとしている姿も目の当たりにしました。
隠して守ったマリア様が、まさに今天草の人々に微笑んでいるのでは・・・
そう強く感じた旅でした。
皆様も天草へ旅してみませんか?
Obrigada Amakusa.Até logo!
翌日の天草旅はそれはそれは充実したものでした。
「ポルトガル」がこれほどに身近な地は日本にはないのでは?
いろんな所に、また人々との話の中にポルトガルがあるのです。
ポルトガルloverの皆様にも是非訪れて欲しい特別な場所です。
宿泊したアレグリアガーデンズ天草にも隠れポルトガルが。
宴会場の名前はポルトガル語でした。
「マール mar」(海)や「イーリャ ilha」(島)、天草でしかお目にかかれません。
また浴衣は天草更紗の模様。南蛮文化の模様には当時のストーリーがあるんですよ。
いつもと違う南蛮文化の浴衣を着て温泉を満喫しました。
ホテルをチェックアウトしてまず訪れたのは、路面電車のアズレージョが迎えてくれる場所・・・
いただいたポルトガルのお菓子「パォン・デ・ロー」、本場と変わらない美味しさ!
あれ?ここは日本?それともポルトガル???
佐伊津港近くの南蛮菓子屋さん「エスポルト」さんです。
天草の美味しい卵やポルトガルから16世紀に伝わった南蛮柿(天草ではいちじくのこと)などを生かした
こだわりの創作南蛮菓子が美味しい人気店です。
このチョコが濃厚なクルスにもいちじくが入っていて、プチプチとした食感がすごくいいんですよ。
16世紀後半に天草を訪れたメスキータ神父がポルトガルから日本(天草)に
初めていちじくをもたらしたと云われ、天草はいちじく発祥の地と言われています。
代表の明瀬さんはポルトガルへ足を運び、カフェめぐりをしてポルトガルお菓子を研究。
天草を南蛮文化で盛り上げていく活動にも意欲的に関わっていらっしゃいます。
こちらは3年前に九州ツアーで訪れお世話になった時の写真。以来私はこちらの大ファンです。
2015年に刊行された雑誌「TRUNK」の九州特集で、
私は天草loverとして「えすぽると」さんをプッシュするコーナーを担当させていただきました。
天草取材をライフワークとするライター芹澤和美さんからのご縁でした。
今回、明瀬代表とそのページを一緒に開くことが果たせました。
またの再会を約束して、旅は続きます。
Até logo!
2018年1月24日、今年最初の演奏は大好きな天草で130名ものお客様の前で歌わせていただきました。
天草・日本ポルトガル協会主催「南蛮文化とファドの夕べ」
(会場:ホテルアレグリアガーデンズ天草 アレグリアホール)
ギター:水谷和大 ポルトガルギター:上川保
ポルトガルと縁深い天草で、アレシャンドラ・クルヴェロ教授の南蛮文化講座と
ファドとポルトガルワインを楽しむ意義のある催しでした。
ポルトガルやヨーロッパからの視点でお話し下さった南蛮文化の歴史。
教授のお話を聞いて、それに繋がるようプログラムを組みました。
また、教会に祈りを捧げる漁師の歌など、崎津教会もある天草に似合う歌も用意しました。
天草という地は、かつて多くの宣教師たちが印刷機や外国語・翻訳、医学、音楽など
当時の最先端の技術や学問、思想も伝え、それを守ってきた地。
ポルトガルとの深い関係がある特別な地です。
そこで再びファドを歌えたことは本当に幸せなことでした。
翌日は世界遺産登録も見込まれる崎津地区や、各資料館、ポルトガル・南蛮菓子のお店も訪れ、
交流をさせていただき素晴らしい旅となりました。
お声掛け下さいました天草・日本ポルトガル協会の皆様、また、天草市役所の皆様、
関係者の皆様には大変お世話になりました。
ありがとうございました。
翌日の旅のレポートに続きます。
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