今日の明け方、あまりに綺麗な空に感激して写真を撮った。
私のまわり、半径2mの世界は感動にあふれている。そう思った。
FADOもそうだ。いつもこんな想いを歌っている。
「空を飛ぶツバメ」 「私の家の前を通るあの娘の笑顔」 「庭のバラが踊る」
今立っている場所から見える、そんな光景、それに思いが溢れて歌になっている。
「パリに旅行して、おしゃれなカフェで・・・・」
極端な例だけど、こういうのが少ない。
自国の、自分の街の、自分の生活の場で起こることが何より大切だという印象を受ける。
FADOのそんなところが好き。
来月で私は36歳を迎える、流行も苦手で、ファッションやトレンドに縁遠いタイプ。
いろいろコンプレックスを感じることもあったけど、
振り返ると、自ら遠ざけていた気もする。
子供のころから腹の中では「流行なんてどうでもいいや」と思っていた。
それよりも、今日家族が笑っているか、お日様が照っているか、いつもの道の花はまだ咲いているか
そっちの方が重要だった。
FADOはそんな私には味方に感じた。
詩を読んで訳する作業をすればするほど、そう思えてならなかった。
今日も身の回りの美しいこと、人恋しさ、悲しいこと、それを見つけて宝箱にしまう。
半径2mの想いは私の歌、FADOなのだ。
皆さんのまわりにも、いっぱいあるはず。
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我が家もちょっぴりクリスマスに。サンタクロースさん、待っています(^^)/
今年のクリスマスは、ポルトガルの干しダラ料理を取り入れたいなと計画中。
さて、こちらにポルトガルの代表的な干しダラ料理「バカリャウ・ア・ブラシュ」が紹介されています。
「週刊文春」(12月17日号)『ニッポンの聖夜にもおすすめしたい 大使夫人のクリスマスディナー』
お料理が大変上手でいらっしゃるポルトガル大使夫人、イルダ・シャヴィエル・エステヴェス夫人のレシピです。
先日、私も夫人のお料理をいただく機会がありまして、味わって参りました。
とても幸せになる優しい味です、日本人にも食べやすいですよ。ポテトのサクサク感がMuito Bom!
日本では干しダラが手に入りませんので、甘塩ダラでの調理法が紹介されています。
大使夫人の優しい笑顔を思い浮かべながら、私もチャレンジしてみます。
皆さんも作ってみてくださいね(^^♪
来年からのライブスケジュールも更新しています、ご覧くださいませ!
Até logo!
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ギターケースは「FADOマーク」!
ポルトガルの師匠からもらった、ユネスコ無形文化遺産登録のロゴシールです。
これで移動して日々「FADO」宣伝!!
さて、昨夜のレッスンは、ある生徒さんのレパートリー総ざらい。
年内のラストレッスンでしたので、今までの曲を全部引っ張り出してチャレンジ。
ソロライブできる曲数でした。
来年からは新しいステップへ!お疲れ様でした。
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我が家のスープ祭りについに登場、ポルトガルの「Caldo Verde」(カウド・ヴェルデ)。
レシピは、丹田いづみさん著書「家庭で作れるポルトガル料理」 から。
メルカードポルトガルから買ったポルトガルのオリーブオイルでまろやかに仕上げます。
北海道のいとこが送ってくれたジャガイモで作りました。
ほっこりあったまって幸せ、ポルトガルの優しい味です。
もちろん、お塩もポルトガル産☆
そして先日、丹田さんの一日限定「出張レストラン」が東京であり、すぐに予約して味わってきました。
丁寧なお仕事で、素材が生かされて幸せいっぱいでした。
丹田さんとは関西のコンサートやイベントでご一緒させていただくことがありましたが、
ゆっくりお料理をいただくのは今回が初めて。
至福の時間でした、ごちそうさまでした。
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サンタさんに出会えるかも!?
イルミネーションもきれいなリスボンにこんな路面電車が登場、乗りたいなぁ!
ポルトガル語でメリークリスマスは
「Feliz Natal! (フェリーシュ ナターウ)」といいます(^_^)/
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9月からスタートした『東京ファド教室』、昨日からまた新たな生徒さんが加わりました。
まずポルトガル語の読み方からスタート。
ファドに惹かれた理由は皆さんそれぞれ。
各々のストーリーがとても愛しい・・・。
「何がきっかけだったのか」、必ずレッスンを始める前に聞いて、生徒さんと話をします。
ファドに対して何を想い、自分との間に何が生まれて、私を訪ねてくれたのか。
何故なら、この想いがFADOだからです。ささやかな事だっていいんです。
私はそれを最大限生かせるようお手伝いします。
「心がある、だからFADO。」
ポルトガルの師匠アントニオ・パレイラ(写真右)が私にくれた言葉です、私はこれに救われて歩いてきました。
教室の方針でもあります。
2008年、長期の現地修行でリスボンに住み、店で歌っていた私はポルトガル語の発音に、国籍の壁に悩まされました。
出演させてもらっていたお店でも、ポルトガル語圏のお客様に笑われたり、舌打ちをされたり、いろいろありました。
そんな時パレイラと話しました。
私「発音が悪いから笑われる」
パ「うん、それで?」
私「見た目も日本人だし・・・」
パ「うん。でも『心』がある。だからFADOだ。」
にっこり笑って師匠は言いました、それから色んなことが吹き飛びました。
私の大切なものは、ちゃんとここにあったんだと信じられました。
私の心を歌えばいい、それがFADOなんだ。
人生にも光が射した気がしました。
ステージや、演奏の場で歌うことは私にはもちろん大事なお仕事です。
そして、それと同じくらい大切なのがこの教室の場です。
FADOを歌うことで、その人の「心」がこんなにも豊かである喜びを共に見つけます。
ポルトガル語が出来ないなんて、全く気になりません。そんなのは練習であっと言う間にクリアできます。
自分の心と一致した声で歌う、ポルトガル語よりもっと難しい作業です。
大阪と東京教室に通って下さる皆さんは、自分の「心」を持って詩を紡いでいます。
皆さん、個性はバラバラ。誰も背伸びをせず、等身大のFADOを歌おうと向き合っています。
この教室の場を持てたことも私のFADO、師匠に照らしてもらった道はまだ続きます。
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昨日はポルトガル人画家のジョアン・カルヴァーリョさんの個展「驚異の部屋」を観に池袋のB-Galleryへ。
Estive na Exposição pelo pintor João Carvalho em Tóquio.Parabéns João!
ジョアンさんと久しぶりの再会を喜びました。
(一番左がジョアンさん、とっても優しい方です。)
共通の友達も来日して、たまたまポルトガル人の皆様と私だけに。ポルトガル語を浴びる至福の一時に。
さて、この個展、ただ絵が並ぶわけではありません。
それぞれに比喩やことわざなどが秘められていて興味深いですよ。
この鶏の絵のフレーズに私は釘づけでした。
なぜ動物たちが並ぶのか、ジョアンさんに尋ねてみてくださいね。
個展は12日まで、最終日にはファド歌手・高柳卓也さんのファド演奏もあります☆
ジョアンさんのプロフィールや会場地図などは「こちら」。
どうぞお訪ねくださいませ。
Parabéns João, até sempre!
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こんにちは、12月が始まりましたね。先日の連休は親族一同でワイワイ東伊豆の下田へ行ってきました。
初めての「スーパービュー踊り子号」、窓が大きくてウキウキ。最近「鉄分」が高めです。
さて、スープが美味しい季節になりました。我が家では「スープ祭り」開幕~~~和洋中どんとこい☆
↑こちらは「アサリのポルトガルワイン蒸し」、コリアンダーとニンニク、ポルトガルのお塩が味の決め手です。
大阪のポルトガル料理店「リシュボア」でいただいたものがとっても美味しかったのでトライしました。
スープを少し残してリゾットに、シンプルですが絶品。
ポルトガルのお塩はミネラルたっぷり。豊かな旨みと甘みがあって、素材のよさを引き出します。
私がおすすめするポルトガル土産No.1は「お塩」です。
昨日はロールキャベツと蕪のポトフ、優しい味に仕上がりました(#^.^#)
ポルトガルは実はスープ大国、今月はポルトガルのスープも作る予定です。
私の好きなことは、歌うこと、料理をすること、柴犬の幹太とたわむれること。
「柴犬」が最近足りません、・・・足りません!大阪に帰るまであと一か月の我慢。
Tenho saudades tuas Kanta!!
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11月18日発売のポルトガルの雑誌「Visão」にジュリオ・レゼンデのコラムが載りましたので、日本語訳と共に紹介します。
今回の日本公演を終えて、胸の内を書いてくれました。
私について触れていたのですが、とても素敵な表現で、サプライズなプレゼントをいただいた気持ちです。
そして、やはり彼は表現者、この文章に脱帽です。ジュリオ、ありがとう。
また、難しい文章を美しい日本語にしてくださった木下眞穗さん、清水ユミさんに心から感謝いたします。
本文中のリンク先ではジュリオの小作品も聴くことができます。どうぞお聴き下さい。
●コラム「耳で読む」ジュリオ・レゼンデ(ピアニスト・作曲家)
visao.sapo.pt/julioresende1185 ” Visão ” 紙 2015年11月18日
「ありがとうございます」
悩み多き夜、あした本当に日は昇るのだろうかと思うことがあれば、日本の友人に訊ねてみるといい。
友人はすぐに答えてくれるだろう。
どこよりも先に日が昇り、誰に対しても敬意が感じられるこの地では「あした、太陽はあるだろうか」という問いへの答えはすぐに見つかるのだ。
ここでは、太陽は一日をかけて巡っていく世界のほかの場所でのようには、まだ分断されていない。
それゆえ、太陽は自分のものだと言う者もいない。
この国には津森久美子というファディスタがいる。
自分の内に日の目覚めを感じるようなある日、彼女は自身に問うた。
よその土地のよその音楽、幼い頃から耳に馴染みがあるわけでもなく、それなのに、異国の男に恋い焦がれるような情熱をかきたてる音楽を、どうやったらポルトガル語で歌えるようになるのだろう。
そんな問いに、久美子は愛と深い敬意で答え、今では日本でプロのファディスタとして活躍している。
旅人にとって、旅の幸せとは、家に帰ることだ。
きなくさい事件の前も後も変わらず、愛こそが太陽の軌道で一番重要なのだという思いとともに。
(日本語訳:木下眞穗 清水ユミ)
コンサート期間中にジュリオに
「『ありがとう』の後ろの『ございます』って何?」「名前の後ろの『さん』って何?」
と質問を受けて答えておりました。なるほどなるほど。
Continuo a cantar no Japão.Com amor, amizade e fado.
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Posted in 2015年ジュリオ・レゼンデ来日ジョイントコンサート, 日記 | Comments Closed
最高の行楽日和、私はファドレッスンからスタートです!
ギター背負っての1歩もなんだか軽やか。
皆様、楽しい連休になりますように(*^^*)
Bom fim-de-semana prolongado!
↑「いい週末の連休を~!」の意味です、言ってみてくださいね。
ボン フィン デ セマーナ プロロンガード!
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