ツアー「道」レポート2日目夜 Tina Lenteポルトガルギター3人ライブ
- 2017.06.26
6月3日(土)お昼の発表会でのファド愛を受け、夜は同会場でライブ!
ツアー中でも最多出演者数の公演、ポルトガルギターはなんと3人。
そして、お客様もTina Lenteでは過去最高のご来場者数、本当にありがとうございました。
セルジオさんの来日公演ということで、早々に満席になった今回。
なんとか椅子を増やしてたくさんの方に入っていただき、セルジオさんの音に酔ってもらいました。
上川さんとセルジオさんのハーモニー、セルジオさんはすごく楽しそうでした。
インストルメンタル曲直前、ツアーの相方水谷さんにセルジオさんはバンバン話しかけます。
もちろん、ポルトガル語。水谷さんは話せませんがどうにか通じる!
「カズオ、イントロ ニカイ。」このフレーズはツアー中毎回飛び出して笑いをとりました。
インストルメンタルファド。
ヤノさん(右)もソロをとり、皆がそこにどんどん加わって美しい音の波が出来上がります。
その瞬間の音を、心を弾けさせて。
時々垣間見えるギターバトルのようなシーンも、これぞファド!
お客様もこんな笑顔に溢れていました。
衣装替え
伝統の手合いをアドリブと共に展開するファド・カスティーソのジャンルからも数曲。
ファドの神髄ともいえるジャンルも味わってもらいました。
タイトル曲「道」 ~私の人生は空っぽをやめた~ と歌います。
終盤、サプライズで大阪教室の生徒さんを客席から呼んで歌ってもらいました。
生徒さんも知らされていなくてびっくりしていましたが、いい歌を聞かせてくれました。
これはセルジオさんの希望でした、「みんなも呼びたい、美しいファドになる」と開演前に出たアイデア。
やって良かったです。
ファドは演奏する側だけのものではありません。
お互いが気持ちを渡し合って、歌い手はそれを受けてまた返す、聴き手もそれをさらに返す、
ギターがそれを支えて共に進むのです。
アンコールは「イワシ帽」をかぶってお祭りの曲。
ティナレンテさんでのライブはいつもあたたか、
ファド文化が育つ場所で「発表会&ライブ」、本当に良い一日となりました。
まるでツアー終盤のような感覚の2日目、ファドの愛に包まれました。
ありがとうございました。ツアー3日目テアトロ・ルセロに続く。
Até logo!