ツアー「道」レポート2日目昼 大阪ファド教室発表会
- 2017.06.23
6月3日(土)ツアー2日目は念願だったポルトガル人演奏者を招いての教室発表会。
ポルトガル人奏者とファドを歌う機会を生徒さんたちに楽しんでもらいたいと願ってきました。
夢がまた一つ叶いました。心強いギタリストたち。
ギター:水谷和大
ポルトガルギター:セルジオ・コスタ、上川保、ヤノフトシ
会場は毎年発表会を行う中崎町「ティナレンテ」、今回はそれぞれに少しお客様も呼んで広い2階で開催。
順番はいつも通りじゃんけんです。
ひとり一曲ずつ時間の限りまわしていきます。リハーサルなし、その瞬間のファドを奏でます。
視線の先にギタリストたちが並び、コミュニケーションをとりながら歌います。
歌詞の説明もご自身でされて、素晴らしいファドの世界を作ってくれた生徒さん。
セルジオさんと会話するように歌う、セルジオさんはギターラで返します。
どんどん心鳴らし合って、引出しあうファド。
ああ、なんて愛しい音楽!セルジオはとっても嬉しかったみたいで、
「嬉しい、こんなにファドでコミュニケーションが出来て。
聴いている皆さんはどんな風に思う?みんなは歌ってみてどう?」
と逆インタビューをするくらい。
初参加の生徒さんも。でも凛と、そしてチャーミング。
自分らしく歌うって実はとっても難しい。
でも、私の真似ではなく、その向こう側へ。
それぞれの心で歌える皆さん、素晴らしかった!
オーナーもとびきりあったかくて幸せを呼ぶ一曲を歌ってくれました。
「日本にこんなオーナーのいる会場があるなんてねぇ」と感慨深く微笑んだセルジオ。
皆様、お疲れ様でした!
あまりにいいファドの時間で、私ははじまって早々に涙があふれて止まらなくなりました。
歌いながらどんどん輝くみなさんの姿に感動してしまったのです。
レッスンの時に言っていた不安も課題も、
それぞれが私に教えてくれたコンプレックスもすべて吹き飛んでいました。
むしろ、それが武器になったほど。
本当にありがとうございました!
この感動を抱きしめて夜の部「ライブ」へ続きます。
Até logo!