私の一部になっている
- 2018.03.02
昨日は友人のポルトガル人画家ジョアン・カルヴァーリョさんの個展「半/複」へ行ってきました。
銅版画で描かれた動物や魚たち、なんだか話しかけられているような気がしてしまう佇まいに釘付けになりました。
そのあとはジョアンさんとお茶をしながらおしゃべり。
国は違えど、惚れ込んだ遠い国に何度も行って匂いや文化を吸い込む私たち。
もはや「観光客」ではなく、短期間であっても暮らすように愛しの国にいたい。
「私はポルトガル人、それは大切なアイデンティティー。
でも、もはや日本は私の一部になっている。
クミコはわかるでしょ?」
ものすごくわかる。
ポルトガルはもう私の一部である。
でも私は日本人であることに誇りを持っている。
そんな距離感の中で歌いたい、また彼は絵を描きたいのである。
こんな話ができて、とってもいい午後だった。
日本版画絵の技法を取り入れたジョアンさんの個展は
池袋のB-Galleryで3月4日(14:00-18:00)まで開催しています。
どうぞお出かけください。
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