タコめし
- 2018.11.22
あの人が大好きだったピリピリさんのタコめしで、偲ぶ一周忌。
私のファド教室生徒第1号あり、ファド仲間であり、
時にブレーンであり、スタッフチームのひとりであったあの人。
1年前に病気と闘いながら最初で最後のファドライブを決意しやり遂げた。
それは言わば生前葬で、命を燃やして歌ったファドは素晴らしかった。
あんな声、二度と聴けないだろう。
ライブ当日を前に、寂しくて仕方なかったけど、
人生をかけたこのライブのレッスンとプロデュースをさせてもらえて本当に光栄だった。
お見事でした。
今でも、何かにつまづいたり、アドバイスが欲しい時、
あの人なら何て言ってくれるだろうか、と、しょっちゅう思い出す。
声は聴けないのだけど、何故だろうか、
顔を思い浮かべただけで「うん、大丈夫」と思わせてくれる。
あの人はこのタコご飯を愛して「タコめし」と呼んだ。
だから、これはタコめし。
それをあの人の大事な人と、大事な場所で食べられたことに感謝。
ずっとずっと忘れない。
この場をもうけて下さったピリピリさん、
ご一緒で来た皆様、ありがとうございました。
Até logo!