これぞファドの空間「カフェ―ペソア」
- 2013.04.28
昨晩の大阪・西長堀の隠れ家「カフェ―ペソア」でのファドライブ、満席御礼で終了いたしました、ありがとうございました。
こちらのお店は長年歌わせていただいている大切な場所、そして、ファドが最高に似合う空間です。
土壁で木のテーブルやイスが並び、ポルトガルの幸せのシンボル「ガロ」がお出迎え。
ならぶ雑貨すべてが手作り感があってあたたかい空間なのです。
かわいいガーベラをお客様からいただきましたので、一緒に歌いました。
曲は「花売りのジュリア」、私が日本でもポルトガルでも一番回数を重ねて歌っているファドです。
実在したファド歌手、ジュリア・オリベイラを讃えた歌です。
昔、まだまだファド歌手が社会的地位がなかった時代、昼間は花を売って、夜はギターラとファドを歌っていた彼女。
『花は売っても、心を安売りすることはなかった。ジュリアあなたの声が今でもリスボアの夜に、ファドの夜に響いている』
そんな歌詞、歌えば歌うほど憧れが増していきます。
カフェ―ペソアの小さな空間は音の響きも抜群、そしてマスターのあたたかい笑顔が何よりお客様を癒してくれます。人が集い、心を共有し分かち合う、ファドが人を繋ぐ事をここペソアで実感できます。
ポルトガル語で「ペソア」は「人」という意味なのです。
ありがとうございました!次回11月を予定しております。