ファドの午後
- 2013.06.02
リスボン初日から師匠と満席のお店で演奏に参加しています。
6月は「Festa de Lisboa」のお祭りがあるベストシーズンなので、本当にお客様が多く、お店は大広間と中部屋の2箇所を使い、ギタリストはそこを往復します。
私もギターを抱えて全曲伴奏にも参加していますので、知っている曲知らない曲もとことん弾いて見て聴いて覚える最高の修業状態に入らせていただいています。
短いインターバルの間にコードをメモしていたりで、ゆっくり写真も撮れないほど。
さて、昨日の昼は特別な昼でした。
師匠の勤務する「ファド博物館」へTeresa Tapadasという歌手の演奏を聴きに行き、その後「博物館のレストランテラスで弾こう」という師匠提案で、テラスのテーブルを囲んでエンドレスファドメドレーを弾きまくる午後でした。
キーだけ決めて、その後ファド・カスティーソをどんどん展開させていくのですが、師匠の他の生徒さんと私はあまりに高いレベルについて行くのもやっと。でも、これが本当に幸せなことなのです。
こんなこと日本ではできません。
レストランオーナーが気に入って下さって、お料理やワインを差し入れてくれました。誰かに聴かすわけでもありません、ただただ好きで、愛して、弾いているのです。こうやって伝えてくれる師匠に感謝感謝です。
そのあとは私も歌って、リハーサル。
空は快晴、気持ちのいい風、師匠たちの演奏と美味しいお料理と、みんなの笑顔。
「私幸せ」(Estou Feliz.)と一体何回連呼したことか。
写真はユネスコ無形文化遺産登録のロゴシール、師匠にもらいましたヽ(^o^)丿
Até logo!