私のFADOの道②「半径2m」
- 2015.12.18
今日の明け方、あまりに綺麗な空に感激して写真を撮った。
私のまわり、半径2mの世界は感動にあふれている。そう思った。
FADOもそうだ。いつもこんな想いを歌っている。
「空を飛ぶツバメ」 「私の家の前を通るあの娘の笑顔」 「庭のバラが踊る」
今立っている場所から見える、そんな光景、それに思いが溢れて歌になっている。
「パリに旅行して、おしゃれなカフェで・・・・」
極端な例だけど、こういうのが少ない。
自国の、自分の街の、自分の生活の場で起こることが何より大切だという印象を受ける。
FADOのそんなところが好き。
来月で私は36歳を迎える、流行も苦手で、ファッションやトレンドに縁遠いタイプ。
いろいろコンプレックスを感じることもあったけど、
振り返ると、自ら遠ざけていた気もする。
子供のころから腹の中では「流行なんてどうでもいいや」と思っていた。
それよりも、今日家族が笑っているか、お日様が照っているか、いつもの道の花はまだ咲いているか
そっちの方が重要だった。
FADOはそんな私には味方に感じた。
詩を読んで訳する作業をすればするほど、そう思えてならなかった。
今日も身の回りの美しいこと、人恋しさ、悲しいこと、それを見つけて宝箱にしまう。
半径2mの想いは私の歌、FADOなのだ。
皆さんのまわりにも、いっぱいあるはず。
Até logo!