2016年10月ポルトガル滞在記⑦すべて私のファド
- 2016.11.01
リスボンでの時間、演奏することももちろんだけど、
様々な思いを心に、体に刻むことが私にとっては本当に大切。
外国人の私が歌うことを心から歓迎し応援してくれるポルトガル人がたくさん居る。
日本の皆さんも一人ひとり思い浮かべ抱きしめる。
縁結びの聖アントーニオの教会で一人過ごす、涙があふれて止まらなくなった。
師匠と同じ名のリスボンの守護聖人の前でただただ感謝した。
時々受ける中傷を恐れる自分が情けなく、泣いた。
非難する人よりも、私に愛をくれる人がこんなにたくさんいるのに、何を恐れていたのかと。
滞在1週間が経ったころ、いろんな想いを洗い出せたことが私にはとても良かった。
あと1週間、この石畳と、風と空と、
大切なポルトガルの友人たちの声と優しさを私に刻んで帰ろうと誓って。
愛すること、悲しむこと、悩むこと、喜ぶこと、すべて私のファド。
Até logo!