6月4日(日)ツアー3日目は大阪・池田市「テアトロ・ルセロ」
こちらも満席御礼のお客様となりました、ありがとうございました。
ここでは、タイトル曲である「道」がお客様の気持ちを受けて、
さらに育てられてゆく感覚を味わいました。
会場がご厚意でマデイラワインとチョコレートの販売も低価格で行ってくださいました。
フラメンコスタジオを併設するホール管理人の皆様はフラメンコダンサーやギタリストでもあるのですが、
「海外からアーティストを呼んで公演を行う大変さはよくわかる、津森さんを応援したい」と
マデイラワインの販売を申し出てくださいました。
もう、涙がでてしまうほど嬉しかったです。ありがとうございました。
おかげさまで、よりファドに酔っていただける環境になりました。
(フラメンコ教室「スタジオ・ミゲロン」がホールの2階にあります、
スペイン人ギタリストのミゲロンさんとフラメンコダンサーの兼子八重子さんが主催)
さて公演についてですが、以下、お客様からの感想でご紹介します。
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ポルトガルギターの名手セルジオ・コスタさんを迎えて、
津森さんが、心情あふれるファドの世界に誘う。。
前回より、格段に声も表現力もパワーアップされていました!
ファドの詩、声、しぐさ、そしてポルトガルギターが醸し出す場。
客席は、沈黙状態になるほど、ステージにのめり込んでいる。
ポルトガル・マディラワインの深い甘さも相乗効果。。
日本人歌手として一人、ポルトガルで苦悩して歩んできた〔道〕。
彼女の人生の重みを、今回はライブで感じ取る事が出来ました。
セルジオさんとの偶然の出会いが重なり、
「是非!日本に来て皆さんに聴いて貰いたい!」
という溢れる熱意で、津森さんを信じての初来日。
彼のポルトガルギターの、フレージングの精妙さ。凄い。
ポロポロこぼれるような音の震え、嘆き、優しさ。
力まずにサラリと超絶技巧を奏でられ、言葉が無いほど素晴らしい!
しかも、この日はポルトガルギターが二人という幸運な日でした。
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終演後、偉大なるファド歌手 故アマーリア・ロドリゲスの感謝のポーズ。
これもセルジオさんアイデア☆彡
ご来場の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました!
我が故郷、大阪公演はこれにて終了。
大阪で共演した上川さんやヤノさん、生徒さんたちの気持ちも連れて、
翌日から3人の旅が始まります。
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6月3日(土)お昼の発表会でのファド愛を受け、夜は同会場でライブ!
ツアー中でも最多出演者数の公演、ポルトガルギターはなんと3人。
そして、お客様もTina Lenteでは過去最高のご来場者数、本当にありがとうございました。
セルジオさんの来日公演ということで、早々に満席になった今回。
なんとか椅子を増やしてたくさんの方に入っていただき、セルジオさんの音に酔ってもらいました。
上川さんとセルジオさんのハーモニー、セルジオさんはすごく楽しそうでした。
インストルメンタル曲直前、ツアーの相方水谷さんにセルジオさんはバンバン話しかけます。
もちろん、ポルトガル語。水谷さんは話せませんがどうにか通じる!
「カズオ、イントロ ニカイ。」このフレーズはツアー中毎回飛び出して笑いをとりました。
インストルメンタルファド。
ヤノさん(右)もソロをとり、皆がそこにどんどん加わって美しい音の波が出来上がります。
その瞬間の音を、心を弾けさせて。
時々垣間見えるギターバトルのようなシーンも、これぞファド!
お客様もこんな笑顔に溢れていました。
衣装替え
伝統の手合いをアドリブと共に展開するファド・カスティーソのジャンルからも数曲。
ファドの神髄ともいえるジャンルも味わってもらいました。
タイトル曲「道」 ~私の人生は空っぽをやめた~ と歌います。
終盤、サプライズで大阪教室の生徒さんを客席から呼んで歌ってもらいました。
生徒さんも知らされていなくてびっくりしていましたが、いい歌を聞かせてくれました。
これはセルジオさんの希望でした、「みんなも呼びたい、美しいファドになる」と開演前に出たアイデア。
やって良かったです。
さて、最後はやっぱりお客様も大合唱。
ファドは演奏する側だけのものではありません。
お互いが気持ちを渡し合って、歌い手はそれを受けてまた返す、聴き手もそれをさらに返す、
ギターがそれを支えて共に進むのです。
アンコールは「イワシ帽」をかぶってお祭りの曲。
ティナレンテさんでのライブはいつもあたたか、
ファド文化が育つ場所で「発表会&ライブ」、本当に良い一日となりました。
まるでツアー終盤のような感覚の2日目、ファドの愛に包まれました。
ありがとうございました。ツアー3日目テアトロ・ルセロに続く。
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6月3日(土)ツアー2日目は念願だったポルトガル人演奏者を招いての教室発表会。
ポルトガル人奏者とファドを歌う機会を生徒さんたちに楽しんでもらいたいと願ってきました。
夢がまた一つ叶いました。心強いギタリストたち。
ギター:水谷和大
ポルトガルギター:セルジオ・コスタ、上川保、ヤノフトシ
会場は毎年発表会を行う中崎町「ティナレンテ」、今回はそれぞれに少しお客様も呼んで広い2階で開催。
順番はいつも通りじゃんけんです。
ひとり一曲ずつ時間の限りまわしていきます。リハーサルなし、その瞬間のファドを奏でます。
視線の先にギタリストたちが並び、コミュニケーションをとりながら歌います。
歌詞の説明もご自身でされて、素晴らしいファドの世界を作ってくれた生徒さん。
セルジオさんと会話するように歌う、セルジオさんはギターラで返します。
どんどん心鳴らし合って、引出しあうファド。
ああ、なんて愛しい音楽!セルジオはとっても嬉しかったみたいで、
「嬉しい、こんなにファドでコミュニケーションが出来て。
聴いている皆さんはどんな風に思う?みんなは歌ってみてどう?」
と逆インタビューをするくらい。
初参加の生徒さんも。でも凛と、そしてチャーミング。
自分らしく歌うって実はとっても難しい。
でも、私の真似ではなく、その向こう側へ。
それぞれの心で歌える皆さん、素晴らしかった!
オーナーもとびきりあったかくて幸せを呼ぶ一曲を歌ってくれました。
「日本にこんなオーナーのいる会場があるなんてねぇ」と感慨深く微笑んだセルジオ。
皆様、お疲れ様でした!
あまりにいいファドの時間で、私ははじまって早々に涙があふれて止まらなくなりました。
歌いながらどんどん輝くみなさんの姿に感動してしまったのです。
レッスンの時に言っていた不安も課題も、
それぞれが私に教えてくれたコンプレックスもすべて吹き飛んでいました。
むしろ、それが武器になったほど。
本当にありがとうございました!
この感動を抱きしめて夜の部「ライブ」へ続きます。
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6月2日(金)ツアー初日公演は大阪のポルトガル料理店「カーザ・ダ・アンドリーニャ」、
私が定期的に演奏させていただいている、あたたかいお店です。
昨年末「初日はアンドリーニャでお願いします!」とオーナーシェフ生江さんにお願いしましたら、
「初日公演なんて光栄です!」と快諾してくださいました。
満席御礼、とても心あるファドの夜でツアーの幕が開きました。
セルジオさんと、水谷さんと、私の掛け合いも初日ではないような演奏に。
やはりセルジオさんは引っ張ってくれたし、
2008年から一緒に演奏経験がある安心感で、期待以上の音と心が鳴りました。
このツアーは間違いなかった!と確信できた瞬間でもありました。
また、静かに心で耳を傾ける日本人のお客様の姿にセルジオさんは
「なんて幸せなことか!」とずっとMCで話してくれました。
そして、タイトル曲「道 Caminho」もこの日、産声をあげました。
しっかりとお客様に私の日本語詞も伝わり、ご好評をいただきました。
ギタリストの「道」の弾き方は、この日以来どんどん変化し、ツアー中により美しく出来上がって行きました。
リスボンはイワシ祭りシーズンということで、アンコールはやっぱりイワシ帽で!
大盛り上がりで最後は終わりました、皆様、本当にありがとうございました。
打ち上げ!
「ここは日本なのに、こんなにポルトガルの味とポルトガルの場所に感動している」
とセルジオさん。
最後は記念のサイン!
昨秋来日した我が師匠であり、ポルトガルギターの巨匠アントーニオ・パレイラの隣を選んでサイン。
セルジオはパレイラのことが大好き、パレイラもセルジオを「素晴らしい人であり、好きな演奏家」と評価しています。
そんなポルトガルギターの名手二人のサインが並びました!
~ここで過ごした特別なひとときに、世界サイズの感謝を!
ファドに生きる者の気持ちを込めて セルジオ・コスタ ~
どうぞアンドリーニャに見に行ってくださいね。
チームアンドリーニャ!生江オーナシェフとモニカシェフと。
幸せを運ぶツバメ(アンドリーニャ)舞うファドの夜でした。
「みんな真っ黒のツバメ衣装だったね」とセルジオさん、
「あっ、俺だけ白い!」と生江シェフ。
初日公演はあたたかく終了しました。
ご来場の皆様、キャンセル待ちでお断りしなければならなかった皆様、
本当にありがとうございました。
ツアー2日目Tina Lenteに続く
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Posted in 2017年6月ライブツアー「道」セルジオ・コスタ氏来日, 日記 | Comments Closed
おかげさまで、セルジオ・コスタさんを迎えてのライブツアー「道 Caminho」は、
大阪・愛知・東京を旅して6月10日(土)に無事閉幕いたしました。
ツアーに足をお運びくださった皆様、関係者の皆様、エールを送って下さった皆様、
本当にありがとうございました。
ツアー中、なかなかブログが更新できず、いきなり閉幕のご報告になってしまいましたが、
これから少しずつ各公演のレポートを書いていきます。
企画・準備・通訳・出演すべてをやっておりましたため、
ツアー直後はもう燃え尽きて抜け殻のようになりましたが、
本当に後悔なくやりきれたことを幸せに感じています。
私のファドの道、これからも歩みます。
本当にありがとうございました。
フェイスブックの「津森久美子オフィシャル公開ページ」にて、先に各公演レポートがあがっています。
よろしければこちらもご覧ください。
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Posted in 2017年6月ライブツアー「道」セルジオ・コスタ氏来日, 日記 | Comments Closed
昨日はセルジオさんと大阪でリハーサル、いや、リハーサルという名のマスタークラス。
人生が音になる、使う技術には理由がある、気持ちと人生が乗るから、この音になる。
彼は本物の音楽家です。私たちはこの情熱に揺さぶられ、心鳴らして歌い弾きました。
惜しみなくファドのエッセンスと心を渡してくれるセルジオさん、
この人に来てもらって本当に良かった!
彼はえり好みせず、何でも触れて感じて楽しむことを知っている人。
観光客が望むところよりは、その国の人々が暮らして触れているものに触れたいと言います。
「ポルトガルでも、リスボンでも歩いているだけで毎日素敵な発見がある」、
日々の暮らしも家族にもファドにも、心を向けて生きている人。
その人の音は、人生が乗った音。
心を揺さぶる音です。
さぁ、今日はいよいよツアー初日!大阪「アンドリーニャ」
おかげさまで満席のご予約をいただいています。
皆様、お楽しみに!
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Posted in 2017年6月ライブツアー「道」セルジオ・コスタ氏来日, 日記 | Comments Closed
セルジオさん、無事に来日されました!
本日31日、関西国際空港に到着です。
「日本に来れてうれしいよ。空港から異文化で本当におもしろい、小さなこともすべてアドヴェンチャーだよ」
人生の楽しみ方をよくご存じです、長旅の疲れを感じさせない笑顔!
さぁ、ツアー「道 Caminho」の開幕です。
明日はリハーサル、日本人ギタリストたちと合流!
もう心が躍って仕方ありません。
お席がまだある公演はこちら!!
◆6月4日(日)大阪「テアトロ・ルセロ」15:00-
池田市井口堂1-10-10 (阪急宝塚線「石橋」駅から徒歩5分)
予約3500円 当日4000円 全席自由席
津森久美子(歌) セルジオ・コスタ(ポルトガルギター)
水谷和大(ギター) 上川保(ポルトガルギター)
◆6月8日(木)東京「スクエア荏原 ひらつかホール」
品川区荏原4-5-28(東急目黒線「武蔵小山」駅から徒歩10分)
前売り3500円 前売りペア7000円 当日4500円 全席自由席
津森久美子(歌) セルジオ・コスタ(ポルトガルギター) 水谷和大(ギター)
●ご予約は「オフィス フロール」まで 080-7024-3565 メールは「こちら」
ときめく心に身をゆだね、よい音楽を、よいファドをお届けします!
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Posted in 2017年6月ライブツアー「道」セルジオ・コスタ氏来日, 日記 | Comments Closed
気が付けば、セルジオさん来日まであと5日ばかり!
早く当日を迎えたい思いと、まだまだ幕が開くまでのワクワクを楽しみたい両方の思いでソワソワします。
とても幸せなことだと感じています、たくさんのご予約をありがとうございます。
皆さんに会えるのが、皆さんとその日にしかないファドを作り出せることが楽しみです。
さて、新情報です!
6月4日(日)大阪「テアトロ・ルセロ」公演で、ワイン販売を当日行うことになりました。
会場のご厚意で、お求めやすい価格にてドリンクを提供できます。
ワインと共にファドに酔ってください。
◆大阪公演6月4日(日)「テアトロ・ルセロ」15時開演
池田市井口堂1-10-10 阪急宝塚線「石橋」駅下車徒歩5分
(阪急「梅田」駅から急行でわずか15分!)
津森久美子(歌) セルジオ・コスタ(ポルトガルギター)
水谷和大(ギター) 上川保(ポルトガルギター)
予約3500円 当日4000円
ご予約「オフィス フロール」080-7024-3565 info@office-flor.com
お待ちしております!
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Posted in 2017年6月ライブツアー「道」セルジオ・コスタ氏来日, 日記 | Comments Closed
今回のツアー「道 Caminho」は、いつもライブをさせてもらっている場所がほとんどです。
(ツアー初日は大阪・阿波座ポルトガル料理「アンドリーニャ」
オーナーシェフ生江さんの、お客様の幸せを願う愛情たっぷりのポルトガル料理のお店。)
これまでファドの文化を日本で一緒に育てて下さった場所にセルジオさんを連れて行きたい、
そう思って決めていきました。
(ツアー2日目は大阪・中崎町「ティナレンテ」私の大阪のホームグラウンドの一つ
オーナ夫妻のあたたかい歓迎がいつも良きファドの場につながるお店です)
2015年にポルトガル人ギタリスト、ジュリオ・レゼンデとジョイントコンサート、
2016年には師アントーニオ・パレイラとファド歌手デボラ・ロドリゲスとのコンサート&マスタークラスを開催することが叶いました。
ですが、いずれも東京で1日のみの開催でした。
(ツアー3日目は大阪・池田「テアトロ・ルセロ」
お世話になっているフラメンコスタジオ・ミゲロンが運営、芸への熱い想いに溢れる場所)
いつも聴いて下さっている大阪や愛知の皆様にも、
本場の演奏者と間近で心を交わし合うファドを届けたいと願って、
ツアーの場所を組んでいきました。
(ツアー4日目は愛知・日進「森の響」絵や音楽、コーヒー、ケーキ、
創り出すことの本質を大切にするオーナーのお店、7年間お世話になっています。)
セルジオさんの誠実で、あたたかいお人柄と華麗な演奏を「会って」楽しんでもらいたい、
これがFADOの魅力の一つでもあるからです。
その日の、その場に集まった人の、その時の気持ちが作り出すFADO、
2度と同じFADOはありません。
その日の皆さんの気持ちを受け止め、私たちの気持ちを乗せて音で、声でお返しします。
人は自身の悲しみや、過ちへの後悔を抱きしめ許しながら、学びながら前へ進みます。
時に、立ち返り、よりどころとなる場所が必要なのです。
それがFADOだと思うのです。
私自身、過去の失敗の記憶にある時突然襲われて己を否定してしまうことが多々あります。
FADOは、自身を抱きしめ許し、前へ進む機会にかえてくれます。
きっと素晴らしい交流になると、私が一番楽しみにしています。
(ツアー最終日は東京のホームグラウンド、四ツ谷「マヌエル・カーザ・デ・ファド」
ここでポルトガル人演奏のファドを初めて聴いたのが13年前のこと、
いつかここでポルトガル人演奏家と歌いたいと夢見ていました。
いよいよ叶います。)
唯一初の場所となるのが東京・武蔵小山「スクエア荏原 ひらつかホール」です。
ホールコンサートをやるのは実はポルトガル以外では初めてです。
照明・音響も加えて人生の、夢への、日々の「道 Caminho」を皆さんと歩きます。
暗い道は私が歌って照らします、ご一緒しましょう。
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Posted in 2017年6月ライブツアー「道」セルジオ・コスタ氏来日, 日記 | Comments Closed
やっぱりファドは私の人生を変えてくれた。
私の中の闇の部分に光をあててくれた。
いろいろ思い出して涙が止まらなくなった。
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