千秋楽
- 2016.07.19
テアトロジャージャン 舞台「お棺発 子宮行き 鈍行列車」、7月18日に無事千秋楽を迎えました。
主演の浜田晃さん(前列右)、茂木栄治さん(前列左)
桑原なおちゃん(後列左)、宮崎優里ちゃん(後列右)
お越しくださった皆様、応援してくださった皆様、キャスト&スタッフの皆様ありがとうございました!
キャスト&スタッフ 初日を迎えるまで、全員であがきました。
「よくしたい!」その思いで作り変えて、壊して、練りこんで、
全員でこしらえた作品でした。この現場に入れたことが本当に幸せでした。
ラストシーンに、ポルトガルの傘祭りをイメージした幕の仕掛けが現れる演出。
自分が死んだことに気が付いていない人たちが、この世とあの世の間にある世界で、
お棺に入って話す中で、だんだんと自分が死んだこと、死にかかっていることに気が付きます。
そして、最後は新たな命へ宿る旅へ、命を生む旅へそれぞれお棺から出発します。
冒頭はドタバタコメディなのですが、最後は本当に泣けます。
客席から見えるテラスも野外ステージとして使用、昼と夜と違う表情を見せてくれました。
この傘祭りの仕掛けは稽古後半に決まったのですが、急ピッチで仕上げた美術の佐藤香織さん。
佐藤さん渾身の小道具、ユーロ札には出演者の茂木さんのお顔!
単位もご注目です。
そして、同じく小道具のうちわもポルトガル仕様。
「正解がないからこそ、とにかく良いものを演じたい」と最後まで奮闘していた女優、桑原なおちゃん。
芝居の冒頭、上の階の非常ばしごから彼女が降りてきて、お客様がびっくりする演出に。
彼女のスタンバイはいつもバルコニー、ゲリラ雷雨も迎え撃つ女優魂!
作・演出の桃井章さん、素晴らしい機会を下さって本当にありがとうございました。
私はまるで巫女のように、空に浮かぶ月のように彼らを見守り、歌でシーンを展開する役割でした。
1か月半続いた稽古場に行くのがおわってしまい、今はぽっかり心に穴が空いています。
連日満員のお客様に見ていただきました、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました!
Até logo!