海よ、大好きなあの人は今どこにいるの?
- 2017.07.18
昨日7月17日(海の日)、コンサート「海に語る愛」はおかげさまで無事に終了しました。
若い女性が恋人へ想いを伝えた中世ガリシア語の恋歌「カンティーガス・デ・アミーゴ」と
19世紀に生まれたポルトガルのファド。
珍しい組み合わせのコンサートでしたが、海に歌う愛の歌というテーマで、
たくさんのお客様からご好評をいただきました。
暑い暑い中足をお運びくださり、本当にありがとうございました。
企画者であり、編曲も務めた歌手の藤沢エリカさんの夢が形となったコンサート。
昨年エリカさんから声をかけていただきました。
中世フィドルとポルトガルギターが一緒に奏でるなんて・・・、
上田美佐子さんと上川保さんが生み出す世界観が素晴らしかったですよ。
古楽歌手が歌うファド、ファド歌手が歌う中世ガリシア語のカンティーガス、
全てを包むような立岩潤三さんのオーシャンドラムの波の音、大海原のような太鼓の音。
13世紀でも21世紀でも誰かを愛して会いたいと願う気持ちは同じ。
時も場所も越えて、海がつないだ美しい愛のコンサートでした。
藤沢エリカ(歌) 津森久美子(歌・ギター) 上田美佐子(中世フィドル)
上川保(ポルトガルギター) 立岩潤三(パーカッション)
ミュージシャンシップに溢れた共演者の皆様と奏でられて幸せでした。
また、上演にあたり、「カンティーガス・デ・アミーゴ」の専門的な知識を指導してくださった
東京外国語大学の黒澤直俊先生、応援してくださった関係者の皆様、
本当にありがとうございました。
再演が叶うことを心から願っています。
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