昨夜はポルトガル大使館主催のナショナルデーレセプションでした。
今年もお招きいただき、夫婦でうかがいました。
(6月12日から開催のポルトガル人アーティスト、クリスティーナ・ロドリゲス作品展「Echoes of the Sea」のオープニングレセプションでもありました。代官山ヒルサイドフォーラムにて6月17日まで開催。)
夫にとってもポルトガルは心寄せるたいせつな国、
大使ご夫妻をはじめ、
皆様に二人揃ってご挨拶できたことをとても幸せに思います。
ポルトガルの皆様、また、ポルトガルに関係する皆様、
これからもよろしくお願い致します。
Parabéns Dia de Portugal
Posted in 日記 | Comments Closed
本日は神田外語大学でのレクチャーコンサートに出演させていただきました。
観客は100名を越える学生さん!
当時としては珍しい、女性が男性への想いを歌うカンティーガス・デ・アミーゴ(13世紀)、
聖母マリア讃歌のカンティーガス・デ・サンタ・マリア(13世紀)、
そしてポルトガルのファド(19世紀-現在)、
叙情の系譜を探るべく、黒澤先生の講義と私たちの演奏で取り上げました。
津森久美子(歌・ギター)、藤沢エリカ(歌)、上田美佐子(中世フィドル)
学生さんたちは私たちがびっくりするくらいしっかり聴いていてくれて、
講演会のリアクションペーパーにはここでは書ききれないくらい
何が気になったか、興味を持ったか、書いてくれました。
人気だったのはエリカさんが使っていたレインポール。
ビーゴの波の音を感じてもらうために用意したのが大好評。
また、中世フィドルの弦が羊の腸で出来ていることも興味深かったよう。
他にも、ガリシア語と現代ポルトガル語の発音の違い、
12世紀ころからある詩が現代にまで歌い継がれてきたこと、
ファドの詩が韻を踏んでいること、
などが挙げられました。
私がとても嬉しかったのは、
「自ら命を絶つことをタブーとするカトリックの考えの中で、
辛くても生きてゆくためにファドが心を支えてくれる」
と、お話ししたのを受けて、
ファドはただ悲しいだけでなく強さや生きる力がある、そう思うと違って聞こえてくる、
歌詞が完全に理解できなくても伝わってくる、
そんな風に書いてくれた人がたくさんいた事でした。
古楽やファドといったマイナージャンルを専門とする私たちには、
こうやって感じて「もっと知りたいと思った」という声がとても力になります。
また、この講演会に合わせて大学の図書館にこんなコーナーを作って下さいました。
大学にあるファドのCDがアマリアくらいしかなかったので、
日本で手に入るおすすめCDを昨年ご紹介したところ、
こんなポップ付きで展示してくださいました。
神田外語大学の吉野先生(左)とは昨年からこの講演会へ向けて打ち合わせを重ねてきました。
以前ガリシア語のアドバイスを下さった東京外語大学の黒澤先生(右)とも念願叶ってご一緒できました。
そして、この演奏ができたのは昨夏エリカさんが企画してくれたコンサートがあったからこそ。
同志に、素晴らしい機会を下さった先生方に感謝です!
大合唱してくれた学生の皆様、
また駆けつけて下さった一般参加の皆様も
ありがとうございました。
これからの学びに、今日の演奏が何かヒントやきっかけとなれば幸せです。
【プログラム】
◆カンティーカス・デ・アミーゴより(マルティン・コダス作)
Ⅰ. Ondas do Mar de Vigo ビーゴの波の海よ
Ⅳ. Ai Deus, se dab’ora meu amigo ああ、神様、私の恋人はわかっているのでしょうか?
Ⅱ. Mand’ei comigo 私のもとへ手紙が来ました
◆カンティーガス・デ・サンタ・マリアより(アルフォンソ10世編纂)
Ⅹ. Rosa das Rosas バラの中のバラ
◆ファドより
Amor de Mel, Amor de Fel 蜜の愛 苦い愛
Barco Negro 暗いはしけ
Canção do Mar 海の歌
Lisboa Menina e Moça 麗しのリスボン
Até logo!
Posted in 日記 | Comments Closed
ポルトガルナショナルデーの昨日6月10日(日)、
大船のポルトガル料理店「メルカド」でイワシ祭りのファドライブでした。
雨ニモマケズ満員御礼、お足元の悪い中を皆様張り切ってお越し下さいました。
この日のファドを一緒に作り上げて下さって、ありがとうございました。
ギタリスト露木達也さんとは二回目のデュオ演奏。
なんて素敵な道を作ってくれるんだろう、そんなギターの音に導かれて声を出しました。
そこにお客様の息づかいや表情が加わって、
繊細に時に大胆に世界が色を変えていく感覚でした。
二度と同じ演奏は出来ない。それが何よりの喜び、これぞファドでした。
お客様のお顔が幸せ色に染まった圓福シェフ特製イワシの塩焼きプレートに加え、
ポルトガルのイワシ型チョコレートもお土産に。
終演後、美しいイワシが現れました。
次回も楽しみです。
お客様、メルカドの皆様、ありがとうございました!
Até logo!
Posted in 日記 | Comments Closed
ついに一日占拠レッスン!
文化センター施設職員さんもびっくり。
「ファドさん、いつでも歓迎ですよ~」
こんな風に言ってもらえる場所があるので、
のびのび教室をさせてもらえます。
生徒さんもおかげさまで少しずつ増えてきました。
「ファドを歌いたい!」
この想いに応えたい、だから、お待ちしております。
「津森久美子ファド教室」、詳しくはこちらをご覧ください。
あなたのファドを叶えます
Até logo!
Posted in 日記, 津森久美子ファド教室, 私のFADOの道 | Comments Closed
来週11日(月)となった神田外語大学の講演会コンサート、
今日は2回目のリハーサルでした。
ガリシア語とポルトガル語はつながっている言葉、
そのふたつの言葉と音楽から叙情の系譜を探ります。
古楽歌手:藤沢エリカさん 中世フィドル:上田美佐子さん
昨夏お2人と共演したコンサート「海に語る愛」での楽曲をベースに、
新曲も追加して、中世ガリシアのカンティーガとポルトガルのファドを奏でます。
昔の人がどう演奏したのか手がかりがほとんどないガリシアのカンティーガ。
現在のような楽譜はない時代なので、リズムも早さもわかりません。
でも、いつだって愛しい人への想いはかわらないはず。
エリカさんの編曲に上田さんのフィドルが命を吹き込んで、
私も歌で想いを乗せます。
息もぴったりの3人でお待ちしております。
学生さん向けの講演会ですが、一般の方も申し込み不要・無料でご参加いただけます。
ポルトガル語のエキスパートであり、古ポルトガル語、ロマンス語の研究者の
黒澤直俊先生の講演と楽しむレクチャーコンサート。
お待ちしております!
Até logo!
Posted in 日記 | Comments Closed
6月2日(土)大阪「カーザ・ダ・アンドリーニャ」でのイワシ祭りは
おかげさまで満席御礼、美味しくにぎやかに終了しました。
ありがとうございました。
この変な帽子は何かって?
生江オーナーシェフの緑のアフロは「マンジェリコ」といって、バジルの一種です。
リスボンの守護聖人、聖アントーニオのお祭りの際に、愛の言葉をつけた鉢植えを贈りあう習慣があるんです。
シェフ、似合いすぎ。ホールの高井ちゃんはイワシ帽でございます。
旬のイワシの塩焼きを楽しみ、お祭りの曲を歌い、
春にパパになった生江オーナーシェフへのお祝いソングも入れて盛りだくさんでお届けしました。
ポルトガルギターのヤノフトシさんは二刀流、ポルトガルギターでの弾き語りも好評でした。
演奏動画などはこちら→「アンドリーニャのインスタグラム」でレポートされています。
今回も早々に満席になり、かなりの数のお客様にお断りをしなければならなかったとのこと。
本当にありがとうございました。
次回のアンドリーニャFADOライブは10月を予定しています。
また決まり次第お知らせいたします。
Até logo!
Posted in 日記 | Comments Closed
こんな荷物をもって大阪に入りました。
こちら、イワシ祭りの飾りです☆
明日の大阪「カーザ・ダ・アンドリーニャ」でのイワシ祭りファド用に
今日はお店を飾り付けて来ました。
私の手作りのリース、ポルトガルからもってきたプレートなどで、
ツバメの家をイワシ仕様に。
ポルトガルではツバメもイワシもどちらも縁起物なんですよ。
明日はおかげさまで満席御礼!
お会いできるのを楽しみにしております。
Ate logo!
Posted in 日記 | Comments Closed
昨日のリハーサルは、6月11日(月)神田外語大学講演会での演奏へ向けて。
今回はレクチャーコンサートで中世ガリシアのカンティーガと、ファドを演奏します。
古楽歌手の藤沢エリカさん、中世フィドルの上田美佐子さんと作戦会議。
3人とも1人2役で歌ったり弾いたり、叩いたり、楽しいです。
講演はポルトガル語のエキスパート黒澤直俊先生(東京外国語大学教授)!
黒澤先生の資料を拝見しましたが、演奏と合わせてとっても楽しめる内容です。
一般の方も申し込み不要・無料でご参加いただけますので、
どうぞいらっしゃってくださいね。
Ate logo!
Posted in 日記 | Comments Closed