本年もありがとうございました
- 2017.12.31
2017年もありがとうございました。
27日で仕事納めでした。
東京ファド教室「ファドを歌おう」をスタートしておかげさまで2年2か月、
大阪ファド教室はなんと7年!!生徒の皆さん、ありがとうございます。
ライブ演奏と同じくらい私には大事な場所です。
そして、26日はよみうりカルチャー荻窪校の新規講座、体験レッスンデーでした。
「ありのまま ファドを歌う」、とてもいいタイトルをつけていただきました。
体験レッスンにも関わらず、たくさんの方が力強い歌を歌ってくださり、
びっくり圧倒されました。新年に向かって素晴らしいエネルギーを受け取りました!
ファドを歌える機会、場所を少しずつ増やせしていきたい、
誰でも自由に、心を癒すファドを歌える環境を整えていきたい、
新年はもっと形にしていきます。
◆よみうりカルチャー荻窪校「ありのまま ファドを歌う」
グループレッスン 1/9(火)スタート 毎月第2・4火曜13:30-
3月まで全6回 ポルトガル語と日本語歌唱
◇津森久美子ファド教室 個人レッスン ポルトガル語歌唱
東京(月謝制レッスン/不定期レッスン) 大阪(不定期レッスン)
Até logo!
おかげさまで、今日からファド歌手15年目です。
ありがとうございます。
たくさんの方々に支えられて、ここまで歩いてこられました。
これからも皆さんの人生を、日々を照らす歌を届けます。
ファドがあなたをあたためますように。
津森久美子
Obrigada!!
ポルトガルギター奮闘中です、複弦で鉄弦なので指に跡がくっきり。
師匠はおなじみ上川保さん。
私は東京、上川さんは大阪在住の遠距離レッスンですが、
なんやかんやとお仕事でご一緒できるので、その度に教えてもらっています。
あの曲とこの曲ならコード弾きでいけそうな兆し・・・、
津森久美子ポルトガルギター弾き語り、来年にはお披露目できるかな。
ポルトガルの師アントーニオ・パレイラとポルトガルギターを一緒に鳴らすのも目標です。
Até logo!
歌う時に思わず背伸びして自分を良く見せようと歌ってしまうこと。
これはとても危険なこと、特に自分らしさが求められるファドにおいては。
私が師匠パレイラから学んだのは
「そのままで素敵だ」
ということ。
彼は私に技術のみをいっぱい教えようとはしませんでした。
何よりしてくれたことは、信じてくれたこと。
「お前は素敵だ、心がある」と常に言ってほほ笑んで弾いてくれました。
ポルトガル文化のいいところは、一人ひとり違っていいこと、
誰かと比べてあせってもどうしようもない、と。
様々な人種がいる国家であることも一因である気がします。
自分の虚栄心を取り除くこと、
裸の心で誰かの前に立つことはとても恐ろしい、特に大人になってからは。
どんどん「無理」「緊張」という武装をしてしまう。
でもそれではいい声は出ない。
いい声というより、自分らしい声。
時にその武装が技術も邪魔してしまう。
生徒さんにもこの話をよくしますが、誰より自分に言い聞かせていること。
歌う直前、必ず師匠の声を胸で聞くようにしています。
「お前は素敵だ、心がある」
誰かが言ってくれた一言、何よりも強い力となります。
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コスモスの海
こんなところに来ると歌いたくなります。
歌って、そういうことだと思うのです。
さて、ご縁あって素敵な取材を受けることとなりました。
「私のファドの道」をお話ししていきます。
情報解禁になりましたらお知らせいたしますね。
Até logo!
風がさわやかな9月となりました。
湿気がなくてさわやかな青い空はポルトガルの感覚を呼び戻します。
そんな今月はレッスンからスタート。
おかげさまで歌いたいファド愛好者の方々が増えてきました。
今月も東京と大阪で20本以上のレッスンがあります。
私のレッスンでは歌う前にまずポルトガル語の読み方、アクセントの位置を確認します。
そして詞の解釈をして、朗読する作業をします。
日本語と言語性格が違うので、話すことがとても大切。
言語と密着した歌だからこそ、大切にします。
昨日、名曲にとりかかりはじめた生徒さんがいます。
ほとんど座学状態の1回目でしたけど、これがすごく大事なんです。
詞に共感する部分、惹かれる部分が見つかって、良いファドになる予感がします。
惜しみなく、ファドの歌い方を伝えていきます。
ポルトガルの師匠や歌手たち、ギタリストが私に伝えてくれたように。
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思うようにいかないことは日々に多々あって、それでも前を向かなければと歯を食いしばる。
そんなときに助けがほしい。
この悲しみを、悔しさを浄化する何かがほしい。
ファドが助けになる。
悲しい時に悲しいと歌い、不安な思いを抱きしめる。
私も色々あるけれど、またファドを歌い立ち返る。
そうして、誰かの一歩を後押しできたらと願い歌う。
私の愛の形。
自分の気持ちに少しでも接点があると、物語は自分の世界にのようになります。
だから、ファド教室で歌ってもらう歌詞は、
その生徒さんに似合うものを、
共感できる部分があるところを探して選びます。
もちろん、家族を亡くしてしまった内容などは想像の域になりますが。
「もし自分の大切な人がいなくなってしまったら・・・」
普通の生活をしている人ほど、実は感じられると私は思います。
オーバーアクションで大げさに歌わなくていい。
大切なあの人にどんな声を、どんな想いをあなただったらかけるのか、
嘘無く一か所、一声歌えたらそこが入口。
この気持ちにたどり着ければ、ただ歌うだけに終わらず、
日々の中で大切な人を想うことを肯定していくようになります。
とてもとても大切なこと、ファドがくれること。
歌うことは照らすこと、時に己を浄化し、助けてくれるのです。
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「じいじ~」
「んん~?」
5歳くらいの女の子と、60代位のおじいちゃんが電車の中でしていたやりとり。
この声のなんと優しいこと、愛に満ちたこと。
どんな技術的に素晴らしい発声をしても、叶わない声。
ファドにも必要な、心ある声。
街中でこんな声を聞くのが私は大好き。
心ある声で歌いたい
今後のスケジュール
◆9月8日(金)19:30 大阪・天満「マール」
◆10月28日(土)14:00 大阪・中崎町「ティナレンテ」
*終演後お楽しみ会【集まれ!ファド・ヴァディオ】開催
◆11月9日(木)19:00料理スタート 20:30ライブ
東京・四ツ谷「マヌエル・カーザ・デ・ファド」
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