風がさわやかな9月となりました。
湿気がなくてさわやかな青い空はポルトガルの感覚を呼び戻します。
そんな今月はレッスンからスタート。
おかげさまで歌いたいファド愛好者の方々が増えてきました。
今月も東京と大阪で20本以上のレッスンがあります。
私のレッスンでは歌う前にまずポルトガル語の読み方、アクセントの位置を確認します。
そして詞の解釈をして、朗読する作業をします。
日本語と言語性格が違うので、話すことがとても大切。
言語と密着した歌だからこそ、大切にします。
ほとんど座学状態の1回目でしたけど、これがすごく大事なんです。
詞に共感する部分、惹かれる部分が見つかって、良いファドになる予感がします。
惜しみなく、ファドの歌い方を伝えていきます。
ポルトガルの師匠や歌手たち、ギタリストが私に伝えてくれたように。
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自分の気持ちに少しでも接点があると、物語は自分の世界にのようになります。
だから、ファド教室で歌ってもらう歌詞は、
その生徒さんに似合うものを、
共感できる部分があるところを探して選びます。
もちろん、家族を亡くしてしまった内容などは想像の域になりますが。
「もし自分の大切な人がいなくなってしまったら・・・」
普通の生活をしている人ほど、実は感じられると私は思います。
オーバーアクションで大げさに歌わなくていい。
大切なあの人にどんな声を、どんな想いをあなただったらかけるのか、
嘘無く一か所、一声歌えたらそこが入口。
この気持ちにたどり着ければ、ただ歌うだけに終わらず、
日々の中で大切な人を想うことを肯定していくようになります。
とてもとても大切なこと、ファドがくれること。
歌うことは照らすこと、時に己を浄化し、助けてくれるのです。
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張り切ってファド教室でした。
皆様、よい夏休みを~~
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3日間の大阪ファド教室レッスンでした。
皆さんそれぞれの課題を持って次の曲へ入りました。
特に「話すように歌う」ためポルトガル語の運びを重点的に確認。
気まぐれ講師助手さんも時々やってきて見守っていました。
大阪の湿度の高い暑さは毛皮には大変、少々夏バテ気味のよう。
背中のファスナーを下して脱いでいいよと伝えましたが、頑張っていました。
皆様、新曲ラッシュお疲れ様でした。
次回の大阪レッスンは9月上旬です。
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6月10日(土)はまたひとつ夢が叶った日でした。
セルジオさん&水谷さん伴奏による東京ファド教室発表会。
現地Fado Vadio形式で、歌いたい人が集うファドの場です。
リハーサルなし、ぶっつけ本番です。
事前に何回繰り返すなど言わず、歌でギタリストとコミュニケーションを
交わしながら気持ちと気持ちで奏でます。
会場はマデイラワインバー「レアンドロ」鈴木マスターに見守られて。
ブレイクのタイミングは信頼の中で成り立ちます。
何拍のばすのかは決めません。その時の感覚、お客さんの状態などなど、
歌い手とギタリストの気持ちが合うタイミングで決まります。
これぞファドの醍醐味!皆さんそれぞれの間合いが生まれました。
レアンドロ特製「ビファーナ(ポルトガル名物豚サンド)」が発表会ランチ。
現地式ですので、マデイラワインとカフェ付で。
皆さん良いファドをありがとうございました、お疲れ様でした!
津森久美子ファド教室では歌いたい人をお待ちしております。
詳しくは「こちら」へ
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Posted in 2017年6月ライブツアー「道」セルジオ・コスタ氏来日, 日記, 津森久美子ファド教室 | Comments Closed
6月3日(土)ツアー2日目は念願だったポルトガル人演奏者を招いての教室発表会。
ポルトガル人奏者とファドを歌う機会を生徒さんたちに楽しんでもらいたいと願ってきました。
夢がまた一つ叶いました。心強いギタリストたち。
ギター:水谷和大
ポルトガルギター:セルジオ・コスタ、上川保、ヤノフトシ
会場は毎年発表会を行う中崎町「ティナレンテ」、今回はそれぞれに少しお客様も呼んで広い2階で開催。
順番はいつも通りじゃんけんです。
ひとり一曲ずつ時間の限りまわしていきます。リハーサルなし、その瞬間のファドを奏でます。
視線の先にギタリストたちが並び、コミュニケーションをとりながら歌います。
歌詞の説明もご自身でされて、素晴らしいファドの世界を作ってくれた生徒さん。
セルジオさんと会話するように歌う、セルジオさんはギターラで返します。
どんどん心鳴らし合って、引出しあうファド。
ああ、なんて愛しい音楽!セルジオはとっても嬉しかったみたいで、
「嬉しい、こんなにファドでコミュニケーションが出来て。
聴いている皆さんはどんな風に思う?みんなは歌ってみてどう?」
と逆インタビューをするくらい。
初参加の生徒さんも。でも凛と、そしてチャーミング。
自分らしく歌うって実はとっても難しい。
でも、私の真似ではなく、その向こう側へ。
それぞれの心で歌える皆さん、素晴らしかった!
オーナーもとびきりあったかくて幸せを呼ぶ一曲を歌ってくれました。
「日本にこんなオーナーのいる会場があるなんてねぇ」と感慨深く微笑んだセルジオ。
皆様、お疲れ様でした!
あまりにいいファドの時間で、私ははじまって早々に涙があふれて止まらなくなりました。
歌いながらどんどん輝くみなさんの姿に感動してしまったのです。
レッスンの時に言っていた不安も課題も、
それぞれが私に教えてくれたコンプレックスもすべて吹き飛んでいました。
むしろ、それが武器になったほど。
本当にありがとうございました!
この感動を抱きしめて夜の部「ライブ」へ続きます。
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この水曜日からレッスンで大阪です。
愛しの柴犬 幹太くんに会うのも大事な私の目的☆
かわいい~~~~~、あぁ、かわいい~~~(犬バカです)
と、撫でていたらこんなことになりました。
風物詩「幹太わたあめ」のできあがり。これね、本当にあったかいんです。
今朝は八重桜じゅうたん道をお散歩、桜の葉のいい香りでとても気持ちがいいです。
柴犬パワーを充填して、レッスン頑張ります!
セルジオさんの伴奏で歌う教室発表会へ向けて、皆さん張り切っていらっしゃいます。
よいファドの時間になりますように。
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今日、今年度最後の日はファド教室レッスンでした。
長く来てくださっている生徒さんが、伝統曲Fado CastiçoのFado Magalaに挑戦中です。
語るように歌うファドの神髄Fado Castiço、曲の型に名前がついていて、200曲近くあります。
ここ1年でレッスンでも多く扱うようになりました。
言葉運びが難しく、日本人が歌うのは大変なジャンルですが、
本場の香り、ファドの良さが詰まった世界です。
カスティーソをレッスンできるようになるなんて、夢が一つずつ叶ってジーンした年度末でした。
我が家の白菜さん、ここ数日の寒さに負けず満開です。
さぁ、明日から新年度、桜と共に花咲く歌となりますように~
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東京ファド教室、2月18日に第2回発表会を行うことが出来ました。
会場は大塚「レアンドロ」、いつもライブでお世話になっています。
極上のマデイラワイン専門店、そしてお料理もカフェも美味しい。
ランチ付発表会、まずポルトガルの豚サンド「ビファーナ」で腹ごしらえ。
マスター特製のこちらのビファーナはポルト風、ジューシー、元気出ました。
パンも手作りなんですよ。
お腹がいっぱいになったらジャンケンで順番決め。
大阪教室も東京教室も毎度ジャンケン、1曲ずつかわるがわる時間の限り歌います。
こちらの店内は、よく響いてファドにぴったり。
発表会は「ファド好きの、ファド好きによる、ファド好きのための会」がコンセプト、
現地と同じ「ファド・ヴァディオ」形式で、歌いたい人が集って楽しむのが津森流です。
「この人となら安心して歌える」と大人気のポルトガルギター上川保さん、
昨年に引き続き伴奏をお願いしました。
教室方針は「個性が光る、活きるファド」。皆様お見事でした!
曲解説もしますので、いろんな曲を知ることも出来ます。
ワタクシはこの日は伴奏隊、歌い手の間に合わせて弾くのはわくわくします。
大合唱あり、複数で歌いまわしていくのもあり、楽しかった!
大勢いる中で、ぶれずに自分の個性を出すのは意外と難しいものです。
しかしながら皆さんご自分の良さがいつも以上に出ていました。
これがとっても素晴らしい、これぞファド。
お疲れ様でした。
Parabéns!
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11月20日(日)は第4回大阪ファド教室発表会でした。
私の教室発表会は、現地リスボンと同じく「ファド・ヴァディオ」形式。
リハーサルなしの一回勝負で歌いまわして行きます。
どう歌いたいのかはファディスタが歌で示してギタリストたちに指示、
その駆け引きも生徒さんたちにお任せします。
この日の、この瞬間のファドを歌います。
歌い手に寄り添ってくれるギタリストたち、生徒さんたちも安心して歌っていました。
ポルトガルギター:上川保 矢野太
ギター:水谷和大
心あるサポートをありがとうございます!!
とても優しい時間。
現地式なのでポルトガルワインとお料理もあります。
乾杯は我らがポルトガルギター上川保さん。
発表会のもう一つのお楽しみ、会場ティナレンテのディナー。
私のライブでもこちらはお世話になっていますが、発表会も毎年こちらです。
オーナー夫妻がファドのための最高の場をいつも用意してくださいます。
ありがとうございます。
リラックスしたところで後半第二部へ。
この歌は彼女に似合う!と思わせてくれます。
歌うことは美しい
技術のうえに「自分らしさ」を出すことが大事で難しいのですが、
皆さんご自身のファドになっていました。
それぞれの課題をかかげて表現。
良さが光ります
ギターの参加も!
そして今年もティナレンテのオーナーが参加!
私たちの心をわしづかみにしてくださいました~~~、いやぁ曲が本当に似合っていました。
とてもいいファドの夜にいてもたってもいられず、私も1曲。
皆さん、お疲れ様でした。これからもファドを愛して歌って行ってください。
ありがとう、我がファミリー!!
写真を撮って下さったティナレンテ大門マスター、そして応援にかけつけてくださったお客様、ありがとうございました!
生徒さん皆さんのファドに心からの拍手を・・・
Obrigada!
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