「ここに地果て 海始まる」ポルトガルの日
- 2014.06.10
本日6月10日は「ポルトガルの日」、現地ポルトガルでは祝日です。
ポルトガルという国は、かつてスペインの属領であったカスティーリャ地方を、アフォンソ・エンリケ王がポルトカリ伯爵に命じて1143年6月10日に独立させた国です。
そこでこの日は祝日「ポルトガルの日 Dia de Portugal」として祝います。
また、この日はポルトガルの偉大な詩人ルイス・カモンイス(1525-1580?)の命日でもあります。
彼の書いた代表作「Os Lusíadas ウズ ルジアダシュ」は大航海時代を伝える一大叙事詩。
ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路発見などを題材にポルトガルの輝かしい活躍を格調高い言葉で歌いあげたものです。
スペインにおされ、いつも西へ、大西洋へ壮大な夢を描いた国ポルトガルには、この独立とカモンイスの叙事詩は大事なものなのです。
ユーラシア大陸の西の果て、ポルトガルのロカ岬にはカモンイスの有名な詩が書かれた石碑があります。
Aqui
Onde a terra se acaba
E o mar começa ……
ここに 地果て 海始まる
私が2008年に岬に行った際、こんな美しい水平線が待っていました。
ファドにも、海や波がたくさん出てきます、人生を重ねて、夢を追いかけるロマン、ポルトガルならではです。
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