リスボア滞在もあと1日となりました。
今回の滞在でもたくさんの出会いがあって、本当に感謝しています。
これまでお世話になった師匠たちはもちろんのこと、今回初めて出会ったギタリストのVitalさんや詩人のJoséさんにも大変お世話になりました。
これは、日本でもリスボンでもご活躍されているファド歌手の高柳卓也さんからいただいたご縁でした。
高柳さんとVitalさんは日本公演もされ、Joséさんの詩も多く高柳さんは歌われています。3人の友情と絆のお話を今回リスボアで直接うかがい、美しいファドを作り上げてきた背景を感じることができたことも、とても嬉しくありがたいことでした。
そのご縁を私もいただいて、今回曲をプレゼントしていただく事になりました。
高柳さんにリスボアから御礼の連絡を入れましたら「いい時間を過ごすことが出来て良かったですね」と言っていただけて、また感謝の気持ちでいっぱいでした。
「日本でファドの魅力がもっと伝わると嬉しい。日本人にも歌ってほしい。」と、VitalさんとJoséさんは作品を託してくださいました。
創りあげる工程がとても愛しく、宝物となりました。
このご縁大切にしていきます、本当にありがとうございます!
Até logo!
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昨夜はアルカンタラにあるバー「Retiro de Baco」でのファドの夜に参加しました。
この場所は昔王族が海岸につないだ船から馬を連れて通ったトンネルで、300年以上前の姿がそのまま残っているバーなのです。
木曜日はファドの日で、地元の人が中心のファドの夜です。

今回のレコーディングでエンジニアを務めてくださったEurico Machadoさんがこの夜のポルトガルギター奏者でした。
心ある演奏を追及する彼の姿勢がとても好きです。
私以外は皆ポルトガル人で、夜中3時頃まで続きました。
10代の若い女の子たちが数人、純粋にファドが好きで歌っていた姿が印象深く、現代のファドの姿も少し垣間見ることができました。
聴いていると、それぞれにお手本にしているファド歌手がやはりMarizaやCarminhoの若手人気歌手だとわかります。
その憧れの想いがとても胸にキュンときました。
この「真似」から彼女たちそれぞれの表現へ変わっていく姿をポルトガルギターのEuricoさんは期待したいと言っていました。
私も、彼女たちの今後が楽しみです。もちろん私も頑張らなくっちゃね!
Até logo!
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