「Fado Oriente」と題された単独コンサート、ポルトガル時間の1月19日(日)午後21時についに開演いたしました。
ファドが私の人生に光を差してくれたこと、これからもファドとこの道を歩んでゆくことをポルトガル語でMCで話しました。
ポルトガルへの感謝、そして、会場に来てくださった日本人の皆さんへ は日本語で感謝をステージ上から伝えることができました。
照明さんが、その際に客席を明るくしてくださって、場をよりつなげて下さったのも嬉しい計らいでした。
大きなホールにたくさんのポルトガル人のお客様、またフランスや他の国から旅行で来ていた方も来てくださっていて、にぎわいました。
ありがとうございます、日本でのコンサートでは歌詞を日本語で語りますが、本場では語ることはないので曲も多く、1時間で全17曲を歌いました。
反省点は多々ありますが、悔いはありません。終演後の疲れも、体はつらいけれど心は晴々とさせてくれました。
自分らしく、自分のファドを本場の地で表現することに徹することができた事が自信になりました。
11年目のスタートに、こんな素晴らしいチャンスをプレゼントしてもらえたこと、本当に光栄に思います。
ありがとう、ポルトガル、ありがとうファド。
Ó fado, vou andar contigo.Estou no caminho do fado.
Obrigada!
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皆さんからのご声援、激励のメッセージをたくさんいただき、おかげさまでポルトガルでのソロコンサートは無事成功いたしました。
本当に応援をありがとうございました。
日本人として、津森久美子として、ファドとどう向き合って生きてきたのか、これから生きていくのか、自分の中では「誓いのコンサート」となりました。
ゆるがない気持ちでそのことをお話し、歌えたことが何よりの自分の財産になりました。
この機会を得られたことが本当に嬉しく、思い返して自然と涙がでてきてしまったりもしております。
それでは、コンサート当日のことを、順を追ってレポートいたしますね(#^.^#)
コンサート当日1月19日の朝、先日取材を受けた大手新聞「ジョルナル・デ・ノティーシアシュ」が発売されました。
文化面に大きく写真付きで書いていただきました、見つけた時はそれはそれは嬉しかったです。
ファドに出会い、どういう気持ちを持ってきたのかが書かれています。この気持ちを持って会場へ向かいました。
衣装の着物の帯は「ツバキ」を選びました。ポルトガル語でツバキは「ジャポネイラ」といい、日本がルーツの花と言われています。
偶然にも、カーザ・ダ・ムジカ前の公園の樹はほとんどツバキで、見ごろを迎えていました。
これも何かのめぐり合わせ、晴々した気持ちで楽屋口へ。
アーティスト入口
楽屋入口
扉に名前がありました、嬉しいですね。
ちょっとブレましたが、立派な鏡前がある大きな楽屋でした。
リハーサルもできる広さで、舞台出身の私には主演大女優クラスのこの大きな楽屋が恐れ多くて、すみっこにばかりいてしまいました。
ホール入り、機材の準備がちょうど終わったところでした。
素晴らしいスタッフさんが笑顔で迎えて下さり、とても配慮しながらサウンドチェックなどを進めてくださいました。
サウンドチェック
照明チェック。
元舞台人で照明も少しかじっていた私には、この開演前の時間は最高にワクワクするんです。
プロフェッショナルのスタッフさんとのやりとりは勉強になります。
着替えも完了。ポルトガルのアヴェイロ在住のファド歌手、菅知子さんにヘアセットのお手伝いをしていただきました。
菅さんとはこれまでポルトガルや日本で一緒にジョイントライブもさせていただき、今回も大変お世話になりました。
心強いサポートを受けて、いよいよ開演です。
Até logo!!
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