コンサート「アマリア」レポート
- 2015.11.07
「アマリア」のステージ写真が届きました、撮影はいつもお願いしている那波智彦さん。
ポルトガル大使ご夫妻も足をお運びくださり、満席御礼の中始まった、私たちのコンサート。
形式も、国籍も越えて、「FADOとは何か」を
ポルトガル人ピアニストと日本人ファディスタが追い求める
ピアノ : ジュリオ・レゼンデ
歌 : 津森久美子
オープニングはピアノソロから
MC中、笑顔がとてもチャーミングです。
ジュリオはピアノで歌います。歌と一緒の時も、共に歌うピアノなのです。
「ピアノで話した直後に、言葉で皆さんに話す切り替えが難しい」と言うジュリオでしたが、
日本の皆さんにピアノと言葉で思いを伝えてくれました。
ジュリオのピアノが私の心を揺さぶり、またひとつ新しい私を引き出してくれました。
アマリアの声と共演した「Medo」(恐れ)、ジュリオの魂の共鳴がアマリアの声をさらに輝かせます。
最終曲はポルトガル語と日本語で歌いました。
アンコールMC
「今ここは、ファドを愛するポルトガルの家。ジュリオを迎えるポルトガルの家」と名曲にちなんでお話すると、
客席から大きな拍手と笑顔が。ジュリオはとっても嬉しそうでした。
” 私の帰りを待ってくれている あの抱擁 ”
” これこそポルトガルの家 ”
お客様も参加のワンシーン
私たちの挑戦を見届け、ファドを共有してくださったお客様、ありがとうございました!
「ファドは自分にとって近い、近い存在が故に見落とすものがある。それを手にとり拡大し、
新たなアプローチをすることは非常に難しくもあり、素晴らしい挑戦だった」とアルバムリリースからを振り返るジュリオ。
「遠い遠い離れた言語を学び、歌おうとすることは勇気のいること。
久美子はそれにチャレンジして、大きなファドの愛で私たちを迎えてくれた、本当にありがとう」
コンサート後、この言葉を受けて涙がとまらなかった。
日本公演は終わりましたが、「これは始まり」私たちはそう誓いました。
ジュリオは日本を出発後パリへ飛びます。新しいアルバムリリースコンサートが続くそうです。
更なる挑戦を続ける姿を私も追いかけて、人の心を歌い続けます。
最後に、コンサート開催に際し、お力を貸してくださった皆様へ心から感謝いたします。
共催のポルトガル大使館の皆様、同じく共催の日本ポルトガル協会事務局の皆様、
音響のブレイク・タイムの皆様、企画相談から進行をつとめてくださったMさん、
通訳補助を引き受けてくれたJくん、ロビーまわりとヘアメイクをばっちり決めてくれたYちゃん、
心強いアートディレクターSさん、細やかな心配りをしてくださった会場のスタジオ・ヴィルトゥオージの皆様、
本当にありがとうございました。
Tenho orgulho em ser fadista.Continuo a cantar.
Obrigada todos.Até logo!